2013年5月10日(金)14時より原子力規制庁定例ブリーフィングが行われた。
東電・福島第一原子力発電所の地下水バイパスの海洋放出について、規制委員会はリスクの管理を行い、東電の動きは報告受け、状況を把握している。海洋放出について規制委員としての正式な答えはもっていないが、汚染が無ければリスクはないだろうという考えを示した。
2013年5月10日(金)14時より原子力規制庁定例ブリーフィングが行われた。
東電・福島第一原子力発電所の地下水バイパスの海洋放出について、規制委員会はリスクの管理を行い、東電の動きは報告受け、状況を把握している。海洋放出について規制委員としての正式な答えはもっていないが、汚染が無ければリスクはないだろうという考えを示した。
■全編動画
【冒頭報告】
1.委員会について
05/15水,10:30 第6回規制委員会
2.検討チームの会合、会見
05/13月,16:00 核燃料施設等の新規制基準に関する検討チーム 第3回
05/14火,16:00 核燃料施設等の新規制基準に関する検討チーム 第4回
05/14火,14:00 規制庁定例ブリーフィング
05/15水,14:00 田中委員長定例記者会見
05/15水,14:00 敦賀の敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 第5回評価会合
05/16木,14:00 大飯の3・4号機の現状に関する評価会合 第5回
05/17金,09:30 東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合 第6回評価会合
05/17金,09:30 特定原子力施設監視評価検討会 第10回
3.要人面会について
5/10,15:45,新潟県柏崎市 相田市長が来庁、森本次長が対応
5/13,14:30,福井県敦賀市 河瀬市長が来庁、森本次長が対応
4.原子力資料閲覧室について、
5/13月,からオープンする予定。規制庁の13階、平日10:00~17:00まで開室。ビルへの入館手続きが必要だが、誰でも入室・利用できる。原子力安全委員会が運営した原子力公開資料センターの約18000点の資料を公開する予定。
【質疑応答】
--資料閲覧室の入館手続きとは何か?
「ファーストビルへの入館手続き、入室記録を取る」
--核燃料施設等の新規制基準に関する検討チーム第3回の結果で第4回の開催を決めるとはどういうことか?
「議論の進捗より、事務方の対応状況を決めるということで、終わりということではない」
--新規制規準のパブコメは何件あるか?
「締め切りは本日の24時なのでまだ締め切っていないが、現状で1000件以上きている」
--先の骨子案のパブコメは4000件だが、減ったことをどう受け止めているのか?
「件数より中身、内容が大事」
--明日、福島第二発電所で警察庁がテロ対策の訓練を行うと聞いたが、規制委/規制庁の関わりは何か?
「承知しており、規制委員会として関心をもっており、核物質防護室の者が視察する予定」
--テロに対して今後どのように関わるのか、他省庁とのかかわり合いは?
「規制基準のシビアアクシデント規制はテロ対策も含む。関係省庁と連携はとっている」
--次回の東通原発敷地内破砕帯の会合の位置付けは?
「事業者からの意見を聞くのがメイン」
--敦賀のピアレビュー会合のようなことは、東通では行うのか
「まだ未定」
--事業者は追加のボーリング調査を実施中だが、次回会合までの期間が短いと、事業者側が説明がに間に合わないのではないか?
「破砕帯調査は旧保安院の時から要請しており、事業者側でもスケジュール感は把握しているだろうと考えている」
--福島第一の地下水バイパスの海洋放出に対して規制庁の立場は何か
「規制委員会はリスクの管理を行い、東電の動きは報告受け、状況を把握している。海洋放出について規制委員としての正式な答えはもっていないが、汚染が無ければリスクはないだろうと考えている」
--資料閲覧室の報道取材は可能か
「事前連絡あればいつでも可能」
--福島第二のテロ対策訓練について、規制庁として、参加機関の間の取りまとめなど行うのか?
「それはない」
--地下水バイパスについて、今後の計測頻度の設定はどのように考えているのか
「安全上の観点で監視、規制するが、特別なことを行うのかは、今は承知していない」
--パブコメのこれからのスケジュールは
「委員会で改めて議論するが、7/18が期限なので、それまでに法制定する。いずれにせよ中身が大事で件数が問題ではない」
--閲覧室の資料とはどのようなものか
「旧原子力安全委員会から規制庁が受け継いだ全資料で、著作権の関係で不可なものは一部除外する」
--今日の柏崎市長との面会内容について
「新規制規準の説明要請は、自治体の議会レベルではある」
--資料閲覧室について、旧保安院の資料はどうなっているのか
「資料の共有は今後の課題」
--7月以降、活断層の調査、新規制基準の申請、再稼働申請など並行することになるのか
「申請するか否かは事業者次第。実際の審査方法はこれから詰めていく」
--地下水バイパスについて
「安全上どうかは常に監視している」
--パブコメに関して専門家が意見書を出しているが、回答はするのか
「パブコメに対する回答という形で行う。個別にはしない」
--経産大臣会見で、米国事業者間の研究会INPOと同様な機関を日本でも立ち上げたいという発言があったが
「大臣の発言は承知しているが、それについて規制庁がコメントすることはない」
--会合が延長になることが多いが、記者として始めに延長できる見込みをおしえてほしい
「それは難しい」
--検査についての検討状況は
「進めたいが、詳細は検討中」
--パブコメは数より中身ということだが、専門家からの意見について回答しないのか
「規制基準の内容にかかわる事については真摯に対応すべきだと思っている」
以下、規制委員会 新着情報より
2013年5月10日
2013年5月9日
2013年5月8日