2013年4月12日(金)14時から原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。会見の冒頭、規制庁からの報告の中で、13日に田中委員長が汚染水漏洩問題に揺れる福島第一原発を視察することが発表された。
(IWJテキストスタッフ・阿部光平)
2013年4月12日(金)14時から原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。会見の冒頭、規制庁からの報告の中で、13日に田中委員長が汚染水漏洩問題に揺れる福島第一原発を視察することが発表された。
■会見者 原子力規制庁次長 森本英香氏
福島第一原発で頻発している汚染水漏洩問題に関して原子力規制庁の森本英香次長は、規制庁の体制強化についての次のような方針を明らかにした。
1点目は監視体制の強化。現在8名が在籍する福島第一原子力規制事務所に4月10日付けで新たに1人を増員することを発表。2点目にエネルギー庁との連携を強化し、可能な限り早期の廃炉を実現するための検討の場への相互参加する予定であると説明した。具体的には東京電力福島第一原子力発電所廃炉対策推進会議への原子力規制委員長の参加および、汚染水処理・対策委員会に原子力規制庁職員の参加を表明。同じく、原子力規制員会で実施している特定原子力施設監視評価検討会に資源エネルギー庁の参加を求めていくという。3点目として、事業者の廃炉に向けた取り組みの円滑、迅速な実施に向けて、両者の協力・連携するために、規制庁からエネルギー庁に向けて安全に関する技術的な助言を行うとした。
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