【第26-28号】岩上安身のIWJ特報!福島第一原子力発電所の現状を見た今、あらためて聞く~京都大学小出裕章氏インタビュー ~ vol.1 2012.3.31

記事公開日:2012.3.31 テキスト独自
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 昨年末、「事故収束宣言」を出し、対策本部(本部長は野田総理)を解散した野田総理。事故は収束しているという判断は、果たして妥当なものだったのか否か。

 2012年2月20日、私とIWJ取材班は、ネットメディアとしては初めて、ニコニコ生放送取材班とともに、東京電力福島第一原子力発電所構内に取材に入った。

 完全防護体制で、バスに乗り込み、構内をめぐったが、驚くべきことに、海に面する3号機の前では毎時500マイクロシーベルト、その隣の4号機前では、毎時1500マイクロシーベルトを計測した。バスの中にいたにもかかわらず、である。

 こんな高線量の現状では、どのような防護服に身を包もうと、作業員の被曝は避けられず、作業は遅々として進まないに違いない(取材の模様は、IWJのホームページで、その一部始終を公開している。【URL】http://220f1.iwj-beta.com/)。また、カバーのかけられている2号機内部は、22万マイクロシーベルトという、途方もない高線量であることが明らかにされた。これほどの高線量では、人が近づいて作業することは不可能である。急性死してしまうほどの線量である。

 政府・東京電力が発表した工程表によると、福島第一原子力発電所の廃炉には、少なくとも30〜40年の時間を要する。空間線量は、事故から一年は急速に下がるが、その後は下がらない。高線量の作業環境に大きな変化はない。

 また、今後40年の間に、新たな地震が襲い、すでにボロボロの廃墟と化した建屋を崩壊させる懸念もぬぐえない。また、敷地内に設置された4000基ものタンクいっぱいの汚染水はどうするのか。今後も、燃料の冷却は続けなければならず、汚染水は増え続けている。4月にも海洋への汚染水投棄を計画していると東電は言う。そんなことが許されるのか。到底、問題が片付いているとは思えない。

 発災以前から原発の存在に警鐘を鳴らし、その後も精力的に発言を続けている、京都大学原子炉実験所の小出裕章氏に、福島第一原子力発電所への入構取材後に、あらためて話をうかがった。

(続く)

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