東京電力は28日、福島第1原発港湾内で2月17日に採取したアイナメから、1キロあたり51万ベクレルの放射性セシウムが採取されたと発表した。事故後の東電による魚介類調査では最高の値。この日、高橋毅所長の記者会見の後、福島県楢葉町のJヴィレッジ内で行われた緊急ブリーフィングで発表された。
この数値は、国が定める一般食品の基準値の5100倍に相当する。これまでの最大値は2012年12月に捕獲されたムラソイから検出された25万4000ベクレルで、今回はそれを大きく上回った。東電は28日、福島県漁連にこの結果を報告した。