福島第一原発、汚染水処理の目処立たず 高橋毅所長が初会見 2013.2.28

記事公開日:2013.2.28取材地: テキスト動画
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 28日、東京電力福島第一原発の復旧作業の拠点となっている福島県楢葉町のJヴィレッジで、福島第一原発の高橋毅所長による記者会見が行われた。事故後、高橋所長が公式の会見に出席するのは今回が初めて。会見には福島復興本社の石崎代表も同席した。

■ハイライト

※会員ページには、動画のフルバージョンの他、質疑応答の書き起こしも掲載

 体調不良を理由に退任した吉田昌郎氏の後任として、2011年12月より福島第一原発の所長に就任した東京電力の高橋毅氏。これまで、原発構内での短時間の囲み取材には応じていたものの、一定の時間が確保された公式の記者会見に臨むのは今回が初めてとなる。果たして、高橋所長の口からは何が語られるのか。福島県内外から多くのマスコミが集まる中、注目の会見が始まった。以下、ポイントを整理しつつ、書き起こしを掲載する。

冒頭発言~「所長として最大限の努力を」

高橋所長「一昨年、いわゆるSTEP2が終了いたしまして、まもなく1年3カ月が経とうとしています。当初のスケジュールに対しては、作業が進んでいるものもありますが、遅れているものもあります。当初は、現場の様々な状況が必ずしも充分には把握できておりませんでした。しかし現在は、実際の現場の状況をしっかりと調査して確認し、そして詳細な作業計画を立ててそのうえで作業にあたる、そういったことで作業を進めています。

 また、事故の発生直後から、大変厳しい環境の中で現場の作業に取り組んでいただいている協力企業の皆様、この場をお借りして、実際に本当に現場で一生懸命に働いている方に対して、感謝を申し上げます。今後も、作業に関わる方々が、現場で安全に継続して働いていただける、そういった現場にするように、所長として最大限の努力をして参る、そういった所存でございます」(00:04:00~00:05:24)

汚染水の処理 「確実な値を持ったご回答は出来ません」

 福島第一原発では現在、多核種除去設備(ALPS)の建設が進められている。これは、建屋に溜まった放射能汚染水から、放射性ストロンチウムなど62種類の放射性物質を除去するためのものだ。東電によれば、トリチウムを除く放射性物質は、この装置によりいずれも検出限界未満の数値に抑えられるという。

 しかし、この装置が稼働しても、処理した後の大量の水は敷地内のタンクに保管する他なく、その後の見通しは立っていない。この日の会見でも高橋所長は「具体的な数字は把握していない」と述べ、放射能汚染水処理の詳細な日程を明かさなかった。

以下、汚染水問題に関する質疑の書き起こし

(…会員ページにつづく)

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