2012年3月25日(日)、埼玉県寄居町の財産区会館で行われた、安田節子氏講演会「放射能と食べもの汚染」の模様。
(IWJ・工藤)
2012年3月25日(日)、埼玉県寄居町の財産区会館で行われた、安田節子氏講演会「放射能と食べもの汚染」の模様。
■ハイライト
放射線の人体への影響、食品の安全基準についての講演。被曝の危険性は「しきい値なし」であるが、次善の策として産地、測定値、測定した時の基準値を意識することが重要と語った。乳児食品に関する国内及び海外のメーカーの騒動に触れ、現状では「いかに人を被曝させないか」ではなく「いかに商品を流通させるか」という基準で食品が作られていることに注意を払うべきと指摘した。
また食生活における注意点として、取り込みを防ぐ、排泄を促す、免疫力を付ける食べ物を摂取する、といったことを挙げ、具体的な食物と取り入れ方を説明。
講演後半では、がれき処理や原発再稼働の問題などにも言及した。
1990年~2000年 日本消費者連盟で、反原発運動、食の安全と食糧農業問題を担当。
1996年~2000年 市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」事務局長。表示や規制を求める全国運動を展開。
2000年11月 「食政策センター ビジョン21」設立
2000年12月 情報誌「いのちの講座」創刊号を発刊
2002年~2004年9月 環境政党「みどりの会議」副代表委員。
現在 「食政策センター ビジョン21」主宰人、NPO法人「日本有機農業研究会」理事、埼玉大学非常勤講師