2012年3月23日(金)、東京都豊島区の豊島公会堂で行われた「小沢一郎議員を支援する会」シンポジウムの模様。
特集 陸山会事件
2012年3月23日(金)、東京都豊島区の豊島公会堂で行われた「小沢一郎議員を支援する会」シンポジウムの模様。
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小沢一郎民主党元代表が関わったとされる一連の陸山会事件に対し、東京地裁が判決を下す。判決を前にし、小沢元代表の元秘書である石川知裕議員を始め、評論家、社会運動家、市民団体が駆けつけ、それぞれ演説を行った。
まずは評論家の植草一秀氏から、小沢一郎裁判の経緯と概要についての説明がなされた。「政治的な敵対者を社会的に抹殺するために、裁判・刑事事案を使う。その際にマスコミを総動員しイメージ操作を図る。その典型的な事例が小沢裁判だ」と説き、「日本の民主主義がメディアの権力によって危機に瀕している」と警鐘を鳴らした。
現職の国会議員である石川氏と森ゆうこ氏に続き、元議員の平野貞夫氏が演台に立った。「反国民的勢力がなんとかして小沢の政治活動を止めようという動きがある。『国民の生活第一』という政治を阻止しようとする政治勢力・官僚勢力がある」と声を荒げた。
最後に登場したのは社会運動家の三上治氏。「日本の権力の歴史というのは、戦前から大きな問題をはらんできた。日本では、隠れたところで検察を含む官僚権力が大きな力を持ち、戦後はアメリカが官僚権力を利用してうまくやってきた。民主主義・自由・国民の価値とは何なのか?」と問いかけた。そして、「日本の権力のあり方を変えていくことが、3年間閉じこめられた小沢一郎氏の無念さを広めていくことになる」とし、大衆運動民衆運動の重要性を訴えた。