2013年2月10日(日)、東京・世田谷区三軒茶屋の三茶しゃれなあどで「保坂展人と元気印の会 新春のトークと交流の会」が開かれた。タイトル通り、若者、特にイジメに焦点を当てて評論家荻上チキ氏とのダイアローグが展開された。型破りの区長が誕生したのが311後の4月の区長選。保坂氏自身記名式投票で当選したのはこれが初。「地域のコミュニティ再生を中心に据えた対策を行なっていく」という言葉通り、チャイルドラインの創設、エネルギー問題への取り組み等について意見を交わした。
2013年2月10日(日)、東京・世田谷区三軒茶屋の三茶しゃれなあどで「保坂展人と元気印の会 新春のトークと交流の会」が開かれた。タイトル通り、若者、特にイジメに焦点を当てて評論家荻上チキ氏とのダイアローグが展開された。型破りの区長が誕生したのが311後の4月の区長選。保坂氏自身記名式投票で当選したのはこれが初。「地域のコミュニティ再生を中心に据えた対策を行なっていく」という言葉通り、チャイルドラインの創設、エネルギー問題への取り組み等について意見を交わした。
■ハイライト
荻上チキ氏はまず自己紹介のひとつとして、昨年末に出版した著書『僕らはいつまで「ダメ出し社会」と続けるのか?』を紹介した。「政府やマスコミのあれがダメ、これがダメ、と言い続けるのではなく、マスメディアが大事な情報を伝えないのであれば、ネットを通じて自分たちが情報発信を始めればいい。政府が動かなければ自分たちでやればいい、と思った。しかし思ったより進んでくれない、という認識がある。経済の低成長期というのが20年近く続いてしまったので国でできる規模がどんどん縮小している。社会科学の発達で引きこもりや若者の就労の問題が明らかになり、ますます国はそれを動かせないでいる。ならば『ポジ出し』と言って、自分自身ができるポジティブなどんどん提案をしていく動きを加速する必要がある」
そして、保坂区長に「国ができることと、地方ができること、もしくはできないことの違いは何か?」を尋ねた。
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