2012年3月17日(土)、東京都新宿区の四谷区民ホールで行われたシンポジウム「東北から明日への提言」、特別上映『南三陸町歌津・伊里前三嶋神社秋の大祭』(アース・ビジョン第20回地球環境映像祭)の模様。
(IWJ・原佑介)
2012年3月17日(土)、東京都新宿区の四谷区民ホールで行われたシンポジウム「東北から明日への提言」、特別上映『南三陸町歌津・伊里前三嶋神社秋の大祭』(アース・ビジョン第20回地球環境映像祭)の模様。
■ハイライト
佐々木氏は「くりこま高原自然学校」設立など山野に根付いた環境教育に尽力。一方、畠山氏は漁師のかたわら、海洋の環境保全調査に携わってきた。同町の復興の方策について、佐々木氏の“山側”、畠山氏の“海側”、2つの視点を交えシンポジウムは進められた。
2008年の岩手宮城内陸地震では内陸部が被災地で、畠山氏ら海側の人々が支援にまわったが、昨年の東日本大震災は立場が逆転、佐々木氏ら山側の人々が支援に奮闘した。地元の暮らしに根付いたボランティア活動、雇用創出や災害対策、自然に向き合う姿勢のあり方などについて、両氏の経験を踏まえた提言がなされた。
特別上映では、同町歌津の伊里前三嶋神社で300年にもわたり受け継がれている秋の大祭について、被害の爪痕が残る中で進められた準備や、祭り当日の熱気をとらえた映像が公開された。