2012年3月7日(水)、経済産業省別館にて行われた、「東京電力福島第一原子力発電所事故の技術的知見に関する『中間取りまとめ』に関する事業者からのヒアリング」の模様。
(IWJ・遠田)
2012年3月7日(水)、経済産業省別館にて行われた、「東京電力福島第一原子力発電所事故の技術的知見に関する『中間取りまとめ』に関する事業者からのヒアリング」の模様。
■イントロ
原子力安全・保安院から、電気事業連合会へ安全性向上に係わる取り組みについてヒアリングが行われた。電事連は、2012年内に新組織を設立し、安全性向上を継続的に行うとした。他に蓄電池の容量増強と充電手段、外部電源の強化、フィルタ付きベント設備の設置などを検討、実施していくと報告。「二度と福島事故を起こさないという強い決意のもと、種々の対策を実施し、発電所の安全性を確保する」と述べた。
また、高速増殖炉もんじゅを管理する日本原子力機構も安全性向上の報告を行った。最後に質疑応答では、フィルタ付ベント設備の設置方法や水素爆発防止、電源装置の分散について質問が集中した。