IWJの期末は10月末日。第二期の期末をどうにか迎えることができました。日頃から応援してくださる会員・サポーターの皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。
今週もツイッターでつぶやいた<日記>をベースに加筆するなどして、この週刊IWJ通信の巻頭言とさせて頂きます。IWJ第二期の終わりと、第三期の始まりを、息遣いも含めて、お感じいただければと思います。
【10月30日深夜のつぶやきから】
まだ、事務所で仕事中です。この数日、月間8本目標のメルマガ執筆と同時並行で、膨大なアーカイブのサマリー執筆、その校正・リライト、動画のハイライト作りなどをスタッフに指示。いよいよ、明日は今期末の最終日。昼間の間に経理と最後の詰めを行いました。体だけでなく、頭も三つくらい欲しい。
「会員数がこのまま伸び悩むと、現状の配信規模を維持できなくなる」とお知らせしたことで、会員になって応援する、と言ってくださる方々が増えてきている。本当にありがたいことです。勇気づけられます。会員登録してくださった方々、告知を拡散してくださっている方々に心から感謝致します。
他方、「現状の配信規模とは、どの程度の規模か」という問い合わせもあります。参考までに、昨年11月1日からの、IWJ第二期の配信本数を、月毎に並べると以下の通りに。
昨年11月158本、12月165本。今年に入って一段増えて200本台以上に。今年1月は303本、2月218本、3月294本、4月235本、5月205本、6月278本、7月273本。ここからまた一段と上がり、毎月300本台の後半へ。地方の中継が増えたことが大きい。8月354本、9月372本、10月380本。休みなく毎日、平均して10本以上の配信を行なっている計算になります。まだ大臣会見もパーフェクトに中継できているわけではないし、金曜のデモ中継も全国のほんの一部です。全国では現在、埼玉県をのぞく46都道府県で、金曜日に脱原発デモが開かれています。開かれ続ける限り、それを看過することはできないし、可能な限り、可視化しなければならないと思っています。
とはいえ、月間の中継配信本数400本台はもう目前。これだけの配信をするとなると、機材や回線の用意も、交通費や通信費などの必要最低限の経費も、そして何より最大の費目である人件費が膨れ上がります。ボランティアのお力添えは大変ありがたく、感謝しても感謝しきれないのですが、お仕事を抱えている無償ボランティアの方々のご協力は、どうしても週末中心になります。平日は、コアスタッフ、外部スタッフ、アルバイトなど,有償のスタッフが業務のほとんどを担わなくてはなりません。それが現実です。
誤解されがちですが、我々は、ただ単に中継配信してきただけではありません。走りながら、人を育て、仲間を増やしてきました。中継だけでなく、講座をたびたび開き、インターンを迎え入れるなどして、取材や記事執筆を行う記者の育成、動画編集やWeb担当技術などの人材育成も続けてきました。私をのぞいては、IWJに来るまでメディアで働いた経験のない人間がほとんどですが、現場を踏む数が多いというのはすごいことで、人も育ち始めています。私が育てているのではない、仕事が人を育てるのです。
配信本数が増えてもこなせる体制ができつつありますし、会費やカンパを寄せて下さった皆さんのおかげで、少しづつ機材も揃えることができました。やる気はあるが、機材がないという、地方の中継市民のために、無償で機材の貸与も行っています(信頼関係が築けないと貸与はできないですが)。直接的には何の見返りやリターンもないけれど、本気で、公共的なインフラとしての中継市民ネットワークをコツコツと作り続けてきました。まだその道の途上。要するに、IWJは、これから、なのです。これからが本番なのです。
「最低でも会員5千人程度にならないと、現状の配信規模は維持できない」と申し上げていたのは、おおよそ夏頃の配信の水準を指していました。今はその水準をすでに超えています。このままの勢いだともっと超えてしまうでしょう。ビジョン通りに突き進みたいという思いと、このままでは立ち行かなくなるという危機感と、ふたつながら胸にあり、です。
ただただ配信本数を増やせばいいというものではない、というご指摘がきっとあることと思います。それは全くその通りでしょう。我々として手がけていることは、どれも報ずるべき内容と必要性のあることだと思っていますが、何しろ本数が増えてしまって、すべては物理的に視聴しきれない、というのも事実です。
だからこそ、実況や報告ツィートを行い、それをトゥギャり、動画のハイライトを切り出し、ほぼすべての配信にリードをつけ、タグをつけ、サマリーを書いて記事としてアップするようにしています。会員・サポーターの皆さんには、日々の番組表を載せた日刊IWJガイドを毎日送り、一週間に一回、この週刊IWJ通信をお送りするようにし始めました。そうした活動を続けながら、週一回の定期番組を作ろうと準備を進めています。
念頭にあるのは、IWJが独自に取材した動画のハイライトの総集編を振り返りながら、その週に起こった出来事をお伝えする、会員向けの定期番組です。第三期の課題として、絶対に実現したい、と思っています。忙しくて、生中継を見られない、という会員の方々のためにも、総集編は必要だと思うからです。
わかりにくいとお叱りを受けているサイトのリニューアルも、デジタルステージのご助力も得て、今、改修の真っ最中。もう少しでその成果をお見せできるので、もうしばしお待ちいただきたい。
今夜も(10月31日午前3時過ぎ)また、こんな時間までまだ、事務所で仕事中。メルマガ執筆と同時並行で、膨大なアーカイブのサマリー執筆、その校正・リライト、動画のハイライト作りなどをスタッフに指示。いよいよ、明日は今期末の最終日。昼間の間に経理と最後の詰めを行った。体だけでなく、頭も三つくらい欲しい。
メルマガを書き続けています。傍らには若手記者の原佑介君。約一ヶ月前のオスプレイ配備強行の模様を中継した彼に、当時の記憶を辿ってもらっています。彼は、普天間飛行場ゲート前で、まる2日間、ゲートを封鎖した抗議行動と警察の排除の様子を不眠不休で中継し続けました。
警察が次々、座り込みの市民を排除してゆく様子を、ずっと中継し続けたのですが、その間、ほとんど、飲まず、食わず、眠らず、トイレに行かず、行くこともできず。そんな状態で、凄絶な現場を、車の屋根の上を飛び移りながら、最後まで中継し続けました。27歳の若さとアメフトで鍛えた体力あっての離れ業です。
結局のところ、報道は、知力と体力の勝負です。そして最後はハートの問題。度胸という意味でも、入魂、という意味でも、愛があるか、という意味でも。
11月9日のロックの会では、IWJの若手にも話をするチャンスをいただきます(IWJの会員限定で配信します)。大飯原発ゲート前に続き、普天間基地ゲート前でも、驚異の粘りをみせた原佑介記者、小沢一郎と国民の生活が第一のドイツ視察団に密着した平山茂樹記者、瓦礫広域処理問題を、もっとも初期の段階から追い続けた佐々木隼也記者ら。佐々木記者は、本日、大飯原発破砕帯調査に同行取材しているので、そちらのレポートも、要注目です。
【10月31日のつぶやきから】
朝焼けの中、自転車をこいで坂を上り、ただいま帰宅。徹夜で書いたメルマガ、午後に出します。「国防」とは「国土」.を守ることなのか、「国民」を守ることなのか。オスプレイが配備された沖縄の現場からのレポートを通じて問いかけます。ご購読を→http://bit.ly/p5A3bt
本日、10月31日はIWJの第二期の期末。確定値ではありませんが、19時現在の会員登録数を、お知らせします。【IWJ会員数報告:10月31日19時現在】全有効会員数3,813名(内サポート会員895名、一般会員2,918名)http://iwj.co.jp/join/ 最低限の目標数字である5000人まであと1187人!IWJは市民に直接支えられるメディアです。何とか、頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。
MXテレビへ向かい、ニッポンダンディーに出演。毎週、様々な話題を取り上げる、結構、情報量の多い番組です。同時に、オスプレイ問題の、現場レポート編に続き、検証編も並行して書いてきたので、それをブラッシュアップしたものを、今から発刊します。今月、九本目!内容濃いです! 有料メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」第58号「強行配備された「空飛ぶ恥」オスプレイ~普天間ゲート完全封鎖してまで沖縄県民が阻止したかった理由(前編)」を発行しました。ご購読はこちらから→http://bit.ly/pSMY5B
【11月1日のつぶやきから】
11月、IWJ第三期のスタートです。昨日が第二期の期末最終日。最後までぎりぎりの追い込みでした。サイトに反映するまでしばし時間がかかりますが、会員向けアーカイブはこれで格段の充実となります。金曜日には飛行機で青森へ。今週末は、みちのくツァー。土曜日に青森、日曜日には秋田で連続してトークカフェ。その間に、百人百話のために、福島から避難された方々への取材をします。IWJスタッフ一人残らず総動員で、昨日までサマリーを書いたり、動画の整理編集をししており、スタッフ全員、かなり疲れの溜まっているところ。だが、もう新たな動きに向けて、IWJは走り出しています。今日から、大飯原発破砕帯調査の同行取材のため、スタッフが現地へ。
大飯原発直下の破砕帯調査の現地同行取材、今回は記者クラブ以外のメディアにも許可が出ました。そこで、IWJからは佐々木隼也記者をリーダーに、安川慎也技術チーフ兼ドライバー、新人の大西雅昭見習い兼サブドライバーが、取材チームを編成。IWJ号で東京を17時に出発。大飯へ走り続けています。
佐々木班長のもと、取材チームの車は、現在名古屋付近を通過。大飯現地への到着予定は深夜1時ごろの予定。明日は朝7時30分に集合し、最後のぶら下がりは夜19時。12時間の長丁場取材となる。現地から全力中継。ご覧になっている皆さん、ぜひ、会員となって、未来ある若手も応援してください(11月2日の早朝から行われた中継取材の模様はこちらから→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/38259
ちなみに、大飯現地に複数の国会議員も足を運んでいますが、明日の調査の同行を規制委員会から拒まれているらしい、との情報が。「圧力を感じるから」というのが規制委員会側の拒否の理由らしいが、そんな馬鹿げた言い分がまだ通用すると思っているのが信じられない。国会議員は国民の代表である。
ともあれ、IWJ第三期のスタートは切られました。僕らはノンストップで「この日本で起きている本当のこと」をお伝えし続けます。皆さん、今期もIWJへのご支援を、よろしくお願いします。また、新しいTシャツとステッカーの販売も今日から始めました。このあと、連投でご案内します。
地上の星々!【販売開始】新Tシャツ完成!「大飯原発再稼働撤回/首相官邸前抗議」の空撮写真を使用したものと、「紫陽花革命」をモチーフにした新デザインです。リクエストの多かったTシャツのレディースデザインも販売開始!→http://bit.ly/JUmbfJ 【新発売】IWJのステッカーが完成しました!全6種類で1シート500円、5シートでお得な2,000円のセットもご用意
しました。ご購入はこちらから。→http://bit.ly/JUmbfJ
また、会員数が不足するところ、カンパしてくださる皆さんのおかげで支えられてきました。カンパなしではとっくにアウトだったと思います。本当に感謝してます!。【お願い】
IWJは皆さまからの寄付・ご支援、ご協力を、よろしくお願い申し上げますm(__)m。→ここから