【国会ハイライト】自民党が選挙に勝つために必要だった?「桜を見る会」ご招待枠の使われ方!田村智子議員による追及・第3弾! 2019.11.21

記事公開日:2019.12.6 テキスト
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(文・奥松由利子)

「一時話題になっても(国民は)そのうち忘れてくれる、今回も逃げ切れる。時間が経てば桜は散ると、そう思っていたんじゃないでしょうか?」

 2019年11月21日の参議院内閣委員会で、日本共産党の田村智子議員は、「桜を見る会」問題を巡る政府の対応について上記のように述べ、「安倍政権の7年間は、ごまかす、偽る、隠すの繰り返しだ」と批判した。

 田村議員は、これで幕引きにしたら本当に政治は腐りきる、と危機感をあらわにすると、「官僚の皆さん、もう(安倍政権を)守らなくていいですよ。ここまで私物化やって、こんな明々白々の嘘ついて、開き直って、反省もしない。恥ずかしすぎる」と断じた。

▲田村智子参議院議員(日本共産党YouTubeより)

 安倍晋三総理は、この問題が表面化した当初、「私は招待者の取りまとめに関与していない」と答えていたが、山口県の安倍事務所が後援会員に送った「桜を見る会」への参加募集案内など、さまざまな証拠が示されると、「推薦者について、意見を言うこともあった」と人選への関与を認めた。その一方で、「最終的な取りまとめには一切関与していない」とも強弁している。

 この日、田村議員は、2016年に「桜を見る会」の招待者を削減するプランがあった、という東京新聞の記事を紹介した。

 2015年11月、パリで同時多発テロが発生したことから、日本政府も公式行事の警備内容を見直し、「桜を見る会」にも金属探知機配備や警備人員を増強する方針が打ち出された。そのために招待客を減らして、警備をしやすくする案が浮上したのだが、それは実行されなかったという。2016年7月に参議院選挙があり、自民党の支援者が「桜を見る会」に多数参加できるように配慮した結果だと、同記事は報じている。

 また、参議院選挙で改選を迎えた所属議員に対し、自民党が「桜を見る会」に後援会関係者を4組まで招待できる旨を記載した案内状を送り、議員ごとに「招待枠」を作っていたことも判明した。

 自民党が、選挙を見据えて、支援者の歓心を買う手段として「桜を見る会」を使っていた構図が浮かび上がる。

 「安倍政権が、安倍政権として生き残り続けるためには、選挙に勝ち続けなければならない。自民党の議員を当選させなければならない。そういう目的に『桜を見る会』を利用していたんじゃないのか。これは、公職選挙法違反の疑いがある」と指摘した田村議員。

 最後に、「この問題は、絶対に総理に出てきていただいて、一問一答で、しっかりとご答弁いただく。膿を全部出し切る」と語気を強めた。

 岩上安身は11月8日の参院予算委員会での田村議員の質問を受け、12日に田村議員にインタビューを行った。ぜひご覧いただきたい。

 IWJでは、「桜を見る会」問題を記事としてまとめている。こちらもあわせてご一読いただいたい。

記事目次

  • 「昨日、官房長官の答弁で衝撃が走った。総理からの推薦、約1000人。招待者の半数以上が、総理をはじめ自民党からの招待だった」
  • 招待者について「意見を言うこともある」 と認めた安倍総理! それなら8日の答弁は? 「これ虚偽でしょ」と田村議員、憤る!
  • 「国民はそのうち忘れる、逃げ切れる」との思惑が透ける不誠実な答弁。 「これで幕引きしたら、本当に政治は腐りきってしまう!」
  • 2015年、パリ同時多発テロ。2016年「桜を見る会」も警備強化で招待者削減を図るが、なぜか実施は見送り! 夏に参院選があったから!?
  • 自民党議員を選挙で勝たせるため「桜を見る会」が利用されてきた! 世耕自民党参議院幹事長は「改選議員には(推薦)枠を多く割り当てた」と発言!
  • 昭恵夫人と名刺交換したら、毎年「桜を見る会」招待状が届く! 「安倍事務所が広く参加者を募る中、夫人が意見を」と菅官房長官も認める
  • 安倍事務所は参加者の「功績」をどうやって確認するのか。「申込書に役職や肩書きを書くところ、ないですよ?」
  • 内閣府が招待状を送る前に、安倍事務所から「ご参加ありがとうございます」の文書が届く! 「これ、おかしくないですか?」
  • 安倍事務所に申し込めば、そのままご招待。「桜を見る会」参加前提のオプション観光ツアーもご紹介。「人選なんか、やってない!」
  • これは安倍総理の公職選挙法違反の疑惑! 「政治の私物化は明らかだ。総理に来ていただき、一問一答でご答弁いただく。膿を全部出し切る!」

「昨日、官房長官の答弁で衝撃が走った。総理からの推薦、約1000人。招待者の半数以上が、総理をはじめ自民党からの招待だった」

水落敏栄内閣委員長「田村智子さん」

田村智子参議院議員「『桜を見る会』追及チームの田村智子です。官房長官、『桜を見る会』が来年中止となり、招待のあり方が見直しを求められるという事態になっています。

 これはですね、8日の予算委員会で私が指摘した通り、自民党の閣僚や議員の皆さんは、後援会支援者の招待枠を自民党の中で割り振っていた。安倍晋三事務所が招待者を取りまとめ、総理自身が多数の後援会員、支援者を招いていた。このことが、隠しようがなくなったからなのではありませんか? お答えください」

水落委員長「菅内閣官房長官」

菅義偉内閣官房長官「えー、『桜を見る会』というのは、昭和27年以来、内閣総理大臣が各省庁からの意見等を踏まえ、各界においてさまざまな功績・功労のあった方々などを幅広く招待をし、日頃のご労苦を慰労するとともに、親しく懇談する内閣の公的行事として開催をしているものです。

 総理ご自身が答弁をされましたように、総理は事務所から相談を受ければ、推薦者については、意見は言うことはありますが、最終的には内閣が取りまとめ、という話の中で、総理ご自身が、まさにこの、明確……、人選が、基準の問題や、また、その、人選の過程の透明化、人員、さらに予算、こうしたものを原点に立ち返って見直しをさせていただいて、来年の『桜を見る会』は中止をさせていただいて、もう一度、反省の上に、さまざまな皆さんのご意見を聞きながら、確かなものにしていきたいという思いです」

▲菅義偉内閣官房長官(日本共産党YouTubeより)

水落委員長「田村智子さん」

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「【国会ハイライト】自民党が選挙に勝つために必要だった?「桜を見る会」ご招待枠の使われ方!田村智子議員による追及・第3弾!」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    田村智子議員「安倍政権が、安倍政権として生き残り続けるためには、選挙に勝ち続けなければならない。自民党の議員を当選させなければならない。そういう目的に『桜を見る会』を利用していたんじゃないのか。これは、公職選挙法違反の疑いがある」 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463210
    @iwakamiyasumi
    https://twitter.com/55kurosuke/status/1203229064506441735

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