参院埼玉補選が2019年10月10日(木)告示、27日に投開票となる。
10日、午前10時頃より、埼玉県さいたま市のJR浦和駅西口にて、無所属の上田清司候補の出陣式・街頭演説が行われ、多くの与野党大物議員らが応援演説に駆けつけた。
自民党 平沢勝栄衆議院議員は「二階(俊博)幹事長に『ぜひ行ってこい!』と言われてきた。できる限りの応援をしたい」と語った。
「あいちトリエンナーレ2019」で『表現の不自由展』再開に反対を表明して座り込みをした河村たかし名古屋市長が登場すると、聴衆から歓声があがる場面も。
「友情支援」を代表して、近藤嘉連合埼玉会長は「組合員17万3千人の総力を結集して応援したい」と力強く語った。
そのほか、立憲民主党・無所属フォーラムの岡田克也衆議院議員、中村喜四郎衆議院議員、野田佳彦元総理・衆議院議員、国民民主党の原口一博衆議院議員、嘉田由紀子参議院議員、大野元裕埼玉県知事、清水勇人埼玉市長ら、多くの政治家が駆け付け、与野党が入り乱れた様相を呈していた。
上田清司候補は、4期16年勤めた埼玉県知事としての経験を活かし、「埼玉県と国政のかけはしとならせていただきたい」と決意表明をした。国政については、「消費税増税によって社会保障制度の充実を図るための仕掛けを作らなければならない」とし、「気候変動」、「子どもの貧困」には触れたものの、前向きな姿勢とされる「改憲」についての言及は避けた。
また、8日に出馬会見をしたN国党 立花孝志候補の街頭演説も同日11時頃より行われた。