2018年9月28日(金)に、第309回・再稼働反対!首相官邸前抗議が行われた。
日本共産党・吉良よし子参議院議員は「ALPS(放射性物質の除去装置)の処理済み水を海洋放出するなんて許せるわけがない。原子力規制庁はトリチウム以外の核種の濃度が告示濃度以上であるをことを認めた上で、処理の前後を比べると確実に濃度が下がっている、ALPSは正常に機能しているし、性能に問題はないと平気で言う。国民の命と健康を守る気があるのか!?」と厳しく批判した。
規制庁の対応に対する怒りを表明した吉良議員は「もっと怒ってる、一番怒ってるのは福島の皆さんです」と訴え、先週訪れたという福島県いわき市の漁協・観光業の人々がおかれている現状を語った。
「漁協の方々は、モニタリングしながら安全な魚を捕ろうと頑張り、この7年間で7割の人々が漁業に復帰、2割の漁獲量が戻ってきた。そこに処理済水を垂れ流せばすべてがゼロになる。『許せない』とおっしゃっていた。福島の皆さんは孤立感も抱えている。私は、官邸・国会前で『海を汚すな!故郷を返せ!』ってみんなで叫んでると直接伝えてきた。福島の皆さんと思いは同じ。原発のない社会、 安心安全な故郷を取り戻しましょう!」と力強く訴えた。