国会審議の可視化を通して、日本の政治を、より民主的なものに変えていく「国会パブリックビューイング」。その第一回シンポジウムが、8月3日(金)、参議院議員会館の講堂で行われた。
約270名前後の参加者で満員となったシンポジウムには、労働問題の専門家で、「国会パブリックビューイング」の代表を務める上西充子・法政大教授、評論家でTBSラジオ「荻上チキ・Session-22」パーソナリティの荻上チキ氏、立憲民主党・逢坂誠二衆院議員らが登壇した。
上西教授は冒頭、「働き方改革」における国会審議に言及し、「国会審議が、理屈の通らない世界になっている」と批判。「『おかしいでしょ』と言ったら、『はい、すみませんでした』と、全然ならない。その状況というのを何とか可視化して、より広い人たちに問題意識を持っていただきたい」と、国会パブリックビューイングの意義を語った。