5.10「加計問題」柳瀬元首相秘書官参考人招致、繰り返される不自然な答弁~安倍総理が「プロセスに一点の曇りもない」と強弁する一方、田母神氏は「お友達優遇」前提に「擁護にならない擁護」を展開!? 背後には「独裁擁護」論か!? 2018.5.12

記事公開日:2018.5.12 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJ編集部)

 「嘘というのは、時に本人だけにとどまることなく、第三者をその世界に引きずり込むことになる」

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、2018年5月10日柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)が衆参両院の予算委員会に参考人招致された。同委員会での柳瀬氏の答弁について、記者団から所感を問われた愛媛県の中村時広知事は、このように語った。

 中村知事は、「愛媛県の信頼を損ねるような発言があったのは、非常に残念」と応え、不快感を露わにした。

 続けて中村知事は、「県庁の職員も真面目に仕事をしています。その方の背景には、職場の仲間たちがいる。これは信頼関係で成り立っています。さらに言えば、人間には誇りというのがある。そういうものに対して、なぜ思いをはせていただけないのか」などと訴えた。

▲柳瀬唯夫元首相秘書官(2018年5月10日、衆議院予算委員会)

 愛媛県の文書によれば、柳瀬氏は獣医学部設置に関して2015年4月2日、愛媛県と今治市の職員、加計学園事務局長らと官邸で面会し、「本件は、首相案件」と述べたという。

 この文章に対し、柳瀬氏は「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」などとするコメントを発表していた。

 しかし、5月10日の予算委員会の冒頭、柳瀬氏はこれまでの国会答弁を翻して「加計学園の方、その関係者の方と面会いたしました」と認めた。

 他方、愛媛県や今治市の職員に関しては、「今でも同席者にいたか分かりません」としつつ、「随行者の中にいたのかなと思います」などとこれまでの主張を一部引きずる形で繰り返した。

記事目次

  • 中村愛媛知事、柳瀬氏の名刺を公表「会った、会わないで、なんでこんなに単純な話がずるずると引きずられていかないといけないのか」
  • 柳瀬氏、計3回加計学園関係者と面会するも、安倍総理には「一切お話しすることはございません」~「口に絆創膏でもしてない限り、絶対に言う」元首相秘書官・江田憲司衆議院議員が追及
  • 「お友達優遇」を前提に、安倍政権の「擁護にならない擁護」を展開する田母神俊雄氏
  • ドゥテルテ大統領を「独裁者のレッテルを貼られているが、成功した例とも言える」と、独裁を堂々と肯定し始めたNHKの岩田明子解説委員~念頭にあるのは安倍独裁!?
  • 五・一五事件のあとも政党政治を否定する「立憲的独裁」が唱えられた!~安倍政権下での改憲によって「緊急事態条項」が導入され、独裁が現実化するか!?
  • 「危機の宰相は独裁でいい」と櫻井よしこ氏と日本会議会長の田久保忠衛氏も対談で「独裁擁護」!?

中村愛媛知事、柳瀬氏の名刺を公表「会った、会わないで、なんでこんなに単純な話がずるずると引きずられていかないといけないのか」

 中村知事は翌5月11日の記者会見で、同県職員が保存していた柳瀬氏の名刺と、首相官邸で県職員が柳瀬氏に説明した内容のメモを公表した。

 中村知事によると、この名刺は2015年4月2日に同県職員が首相官邸で柳瀬氏と面会した際に受け取ったもの。県職員が柳瀬氏と名刺を交換したとしている。

 公開された名刺は「内閣総理大臣秘書官 柳瀬唯夫」の印刷の下に、柳瀬氏の出身官庁である経済産業省を示すとみられる「経産」という県職員の手書き文字が記され、面会の年月日とみられる「27.4-2」のスタンプが押されていた。

 メモでは、獣医師養成系大学設置の必要性、県と市のこれまでの取り組み、今後の対応の3項目について説明内容が記載されている。

 中村知事は、「県の職員が(柳瀬氏に)会った、会わないで、なんでこんなに単純な話がずるずると引きずられていかないといけないのか、この問題には終止符を打ちたい」と訴えた。

 また、柳瀬氏が5月10日の予算委員会で、「面会の相手は加計学園で、愛媛県の職員は随行者の中にいたかもしれない」と説明したことについて、次のように反論した。

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページよりご覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録

関連記事

「5.10「加計問題」柳瀬元首相秘書官参考人招致、繰り返される不自然な答弁~安倍総理が「プロセスに一点の曇りもない」と強弁する一方、田母神氏は「お友達優遇」前提に「擁護にならない擁護」を展開!? 背後には「独裁擁護」論か!?」への1件のフィードバック

  1. たけ より:

    こんばんは。
    法とか詳しくないので間違っているかもしれませんが。またご存知のことかもしれませんが
    大学認可の対応するところは文科省とかで何故経産省での柳瀬氏が自分の意志で関わったのだろう?
    と疑問視する方がおられるようです。

    <越権行為の柳瀬>
    したがって、経産省と無関係な加計の大学設置問題に関係したということは、これは明白な越権行為である。
    率先して、やってはいいとはいえない問題に首を突っ込んだ柳瀬なのだ。役人の世界では、このルール違反は厳しい。掟のようなものである。
    もうおわかりだろう、用もない柳瀬が、文科・農水・内閣府の案件に首を突っ込んだということは、まさに首相案件、安倍晋三の指示で柳瀬は動いたことになる。それ以外のことではない。
    http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52212098.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です