日本維新の会 橋下徹代表代行による街頭演説会 2012.11.19

記事公開日:2012.11.19取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(IWJテキストスタッフ・久保元)

 2012年11月19日(月)、大阪市中央区のなんば高島屋前で、「日本維新の会 橋下徹代表代行による街頭演説会」が行われた。日本維新の会は、前東京都知事の石原慎太郎氏が代表を務める「太陽の党」と合流し、全国を視野に入れた国政政党「日本維新の会」として、まもなく告示される衆議院選挙で国政に打って出る。今回の演説会は、同党の代表代行を務める橋下徹大阪市長らが、市民らに党への支持を訴えるとともに、大阪選挙区から出馬予定の候補者を支援する目的で開催された。

■全編動画

  • 日時 2012年11月19日(月)
  • 場所 なんば高島屋前(大阪府大阪市)

 橋下氏は、交通渋滞により約40分遅れで会場に到着した。橋下氏は冒頭、「消費税を5%引き上げるだけでは社会保障制度はもたない」と述べ、国民に広く金銭的負担を求める可能性について言及した。また、英語教育をはじめとする、学校教育制度の抜本的改革の必要性を述べたほか、高度経済成長期の国民生活を引き合いに出し、国民全体での努力と切磋琢磨、競争原理導入の必要性を説いた。さらに、「1300万人都市・東京都を率いた石原さんと、880万人都市・大阪府を率いた橋下。東京と大阪のトップが手を組み、霞ヶ関を動かそうとしているのは史上初のこと」とアピールした。

 演説会の終盤、橋下氏は、会場周辺に集まった10数名の震災瓦礫受け入れ反対派の市民に対し、「瓦礫は、大変申し訳ないが受け入れる。苦しんでいる岩手県民を見捨てるわけにはいかない。いつから自己勝手な国民が増えたのか」と批判した。さらに、「今こうしている間も、我々は年間1.4mSVの放射線を浴びている。受け入れようとしている瓦礫の放射線の量は0.01mSV。こんなの安全に決まっている」と断言。会場から起こった支持者らの拍手を聞いた橋下氏は、満足げに「瓦礫の反対を叫ばれている皆さん、大変申し訳ないが、これが善良なる大阪市民の声だ。どうか、自分達のご意見を主張されるのは結構だが、もう一度、日の丸を、君が代を思い浮かべて、日本全体のことを考えてほしい」とたたみ掛けた。

 演説会の最後に、橋下市長は「12月16日、必ず我々が変えてみせる」と、国政選挙に打って出る決意を表明した。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です