みどりの風 記者会見 2012.11.15

記事公開日:2012.11.15取材地: テキスト動画
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(大西雅明)

 2012年11月15日(木)15時から、東京都千代田区の参議院議員会館で、「みどりの風 記者会見」が行われた。昨日の野田佳彦首相の解散表明を受けて、今朝、山崎誠衆議院議員が民主党に離党届を提出し、会派「みどりの風」に合流した。その結果、みどりの風は所属国会議員5人という結党要件を満たしたため、本日総務省に結党届けを提出した。会見の冒頭、山崎議員が挨拶を行い、続いて、舟山康江議員が党の綱領を説明した。次の衆議院議員総選挙に向けては、亀井亜紀子議員が「出来るだけ早く政権公約をつくる」と述べ、具体的な中身については、「TPP反対を明確にする」と述べた。

■全編動画

  • 日時 2012年11月15日(木)15時
  • 場所 参議院議員会館(東京都千代田区)

 「みどりの風」は、2012年7月24日に、民主党を離党した谷岡郁子議員、行田邦子議員、舟山議員と、国民新党を離党した亀井議員の4人によって参議院会派として結成された。そして11月15日、民主党を離れた山崎議員が合流し、新党結成に至った。

 冒頭の挨拶で、山崎議員は自身の原発に対する思い、復興予算や消費税などの民主党の政策について、また環境・エネルギー政策にかける決意を語り、「この国が幸せな国になるように、全力で取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

 続いて、舟山議員が党の綱領を発表し、「日本型の共生社会」「自然資源の保全と活用」「ひとり一人が自らを生かせる日本」「ものを言える日本の外交」の、4つを柱とした政策を実現していくと述べた。

 党の広報・渉外担当である谷岡議員は「党としての最初の大きな仕事は選挙になる」と述べ、脱原発やTPP反対、また税金制度改革や被災地・被災者の復興などを掲げて選挙を戦っていく意向を示した。さらに、亀井議員が「TPP反対ということを明確にする。野田総理が、そういう行動(TPP参加を表明する行動)をとった場合、全面的に反対ということを掲げてこの選挙を戦いたい」と重ねて強調した。

 なお、山崎議員を除く4人の議員は、参議院から衆議院に転じる予定はない、ということだ。

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