2012年11月9日(金)、東京都千代田区の自由報道協会麹町報道会見場で、「自由報道協会主催 首都圏反原発連合記者会見」が行われた。直前に控えた「11.11 反原発1000000人大占拠」の詳細説明と質疑応答があり、日比谷公園の使用許可問題に関しても、担当弁護士から解説があった。
(IWJテキストスタッフ・角田/奥松)
2012年11月9日(金)、東京都千代田区の自由報道協会麹町報道会見場で、「自由報道協会主催 首都圏反原発連合記者会見」が行われた。直前に控えた「11.11 反原発1000000人大占拠」の詳細説明と質疑応答があり、日比谷公園の使用許可問題に関しても、担当弁護士から解説があった。
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会見に応じたのは、首都圏反原発連合のMisao Redwolf氏(No Nukes More Hearts)、小泉兵義氏(原発やめろデモ!!!!!)、原田裕史氏(たんぽぽ舎)、戸田裕大氏(TwitNoNukes)、戸原貴子氏(個人有志)、若林一彦氏(個人有志)の6名。中心となって発言したMisao氏からは、原発に対する抗議行動を国会および各省庁周辺で一斉に行う「11.11 反原発1000000人大占拠」の詳細なスケジュールや、参加者に向けた当日の注意事項、今後の抗議活動予定などが発表された。
「あれだけの事故が忘れ去られているような状況を、改めて確認するためにも、11日の抗議活動には一人でも多くの方に参加していただきたい」(戸原氏)、「私は主に音響などを担当する。スピーチの途中で音が途切れないよう、皆さんの声を官邸に届けたい」(若林氏)など、ほかのメンバーも11日に向けた思いを語った。
会見後半は、首都圏反原発連合の「見守り弁護団」としても活動する小島延夫弁護士なども参加して、日比谷公園の使用許可問題について説明があった。この問題は、Misao氏が9月にデモ行進の出発地点として日比谷公園に一次使用の許可申請を行った際、断られたことから端を発した。その後、Misao氏から相談を受けた小島弁護士らが東京地裁・高裁に申し立てを行ったが、「1万人という人数を収容するスペースがないため、日比谷公園をデモ行進の出発場所としては使用させない」という決定がくだり、11日のスケジュールにも大きな影響が出た。小島弁護士は「日比谷公園は以前から、国会に対して行われる請願デモの出発地として非常に意味がある場所。そうした活動の制限はあってはならない」とし、「3.11以降に起こっている、日本の民主主義の新しいかたちが、壊されないようにしたい」と述べた。