先週の土曜日、7/15に獣医師会顧問の北村直人氏が、私のインタビューに応じた際、公開を予告していた議事録を入手した。北村氏にも本日、IWJは改めて取材。山本幸三地方創生大臣が今治と加計学園と愛媛県の負担を具体的に話している。
この議事録は2016年11月17日木曜日。公募して加計学園に決まったとされるのは、今年の1月。つまり2ヶ月前には今治に加計学園の獣医学部を新設すると政府は決めていて、大臣自ら獣医師会に根回しに動いていた、ということ。公募はまるっきりの茶番だった。
鍵を握る山本幸三地方創生大臣は、24、25日に開かれる閉会中審査に出席するか否か。しなければ逃げたと非難されるのは確実で、出席すれば集中砲火を浴びるのはこれも確実。北村直人氏は呼ばれれば国会に行くと断言。証人喚問も辞さず、と。国会は北村氏を呼べ。
入手した資料および北村氏による解説は、今夜のうちに記事化。会員には資料全文をPDFで見られるようにします。また、15日に北村氏が私のインタビューで議事録の存在について予告していたくだりの動画をクリップし、YouTubeにアップしました。
また次の動画では、文書の存在に加え、奇しくもインタビュー前日の7月14日、京都産業大学が「一大学の学部設立の断念」についてわざわざメディアを集め、会見まで開いてアナウンスしたことについて触れている。
北村氏はこれを「官邸から言われてやったこと」と一刀両断。「加計学園が越後屋で安倍政権は悪代官」と例えて、あたかも時代劇のような古めかしい利権構造があると喝破し、最後には「国会の証人喚問に呼ばれれば堂々と応じます」と、力強く答えたシーンまでを抜き出している。
現在2万回を超えて視聴されているこの動画は、すべての方へ公開しているものである。ぜひ一度ご覧いただき、また拡散していただきたい。
岩上安見様、並びに Independent Web Journal の皆様へ
私は市井の一獣医師です。
この度の加計問題では、他のメディアで決して知ることの出来ない、数々の貴重なインタビューや中継を配信して下さり、誠にありがとうございました。
殊に、4月4日、7月15日の北村氏のインタビューでは、私ども獣医師でも知りえない多くの重大な真実が明らかにされ、目を覚まされる思いで全編視聴させていただきました。
岩上様、ならびにスタッフの皆様のご努力に心より敬意を表し、わずかではありますがカンパをさせていただきました。
今後とも、皆様の真実を追求するご活動を期待しております。
2017年7月23日 さかきペットケア 獣医師 串田 明