中塚一宏 金融担当大臣 定例会見 2012.10.16

記事公開日:2012.10.16取材地: テキスト動画
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 2012年10月16日(火)、金融庁(中央合同庁舎第7号館)で、「中塚一宏金融担当大臣 定例会見」が行われた。会見では、日本郵政グループ傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険が申請している新規事業の問題などについて、質疑が行われた。

■全編動画

  • 日時 2012年10月16日(火)
  • 場所 金融庁(中央合同庁舎第7号館)(東京都千代田区)

 挨拶の中で、中塚大臣は17日から20日にかけて、ラオスとシンガポールを訪問する予定だと述べた。ラオスでは、「第1回女性に関するASEAN+3閣僚非公式協議」への参加と共に、日本再生戦略の一環として、金融当局者と意見交換を行う。また、シンガポールでは、欧州の経済状況がアジアに与える影響や同国の金融分野への取り組みなどについて意見交換をする。中塚大臣は、日本とシンガポールの関係について、「良いライバル関係になればいい」と語った。

 次に、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険が住宅ローンなどの新規事業を認可申請していることに対し、金融業界から強い反発がある問題で、中塚大臣が見解を述べた。この問題に関しては、政府の郵政民営化委員会の西室泰三委員長が、具体的なビジネスモデルや株式処分のスケジュールを示すように日本郵政に求めていた。中塚大臣も「ゆうちょ銀行やかんぽ生命保険が、どういった会社にしていきたいのかを示してもらいたい」と述べ、西室委員長と同じ意見を繰り返した。

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