2012年10月9日(火)、東京都千代田区の中央合同庁舎第7号館で、中塚一宏 金融担当大臣 定例会見が行われた。この日は、AIJ投資顧問による年金詐欺事件に関することに質問が集中した。会見時間はわずか10分だった。
(IWJテキストスタッフ大西・佐々木)
2012年10月9日(火)、東京都千代田区の中央合同庁舎第7号館で、中塚一宏 金融担当大臣 定例会見が行われた。この日は、AIJ投資顧問による年金詐欺事件に関することに質問が集中した。会見時間はわずか10分だった。
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10月6日、AIJ投資顧問による年金詐欺事件で被害を受けた長野県建設業厚生年金基金が、信託銀行1社と投資顧問2社に委託した別の運用でも、約25億円の損失が出ているという事実が明らかになった。これを受けて、大臣としての所感と金融庁の対応について訊ねられた中塚大臣は、「個別の事案なので答えることはできません。また、仮に法令違反が認められれば、厳正に対処します」と何度も繰り返し、具体的な回答はしなかった。
この問題に関連して、9月4日に金融庁が公表した再発防止策について中塚大臣は「第三者の信託銀行によるチェックが有効に機能する仕組みや、罰則強化など、ポイントはいくつかある。準備ができたものから順次実施していきたい」と述べた。