2012年10月1日(月)、東京都千代田区の国民の生活が第一党本部で、国民の生活が第一 小沢一郎代表 定例会見が行われた。
(IWJテキストスタッフ・田畠)
2012年10月1日(月)、東京都千代田区の国民の生活が第一党本部で、国民の生活が第一 小沢一郎代表 定例会見が行われた。
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2012年10月1日、「国民の生活が第一」定例記者会見が、同党本部で開かれた。まず、小沢代表が、記者の質問に対し、回答した。内容は、第三次野田改造内閣、陸山会事件控訴審即日結審とその報じられ方、普天間基地へのオスプレイ配備、臨時国会での同党の対応それぞれについてだった。代表の会見後、東幹事長は冒頭の発表で、同党基本政策の今後の取りまとめ方と、東京都荒川区長選において、西川太一郎氏を同党で推薦する旨を話した。質疑応答では、第三次野田改造内閣、オスプレイ配備、政府の原子力政策について回答した。
「国民の生活が第一」の小沢代表は、野田改造内閣についての所感を聞かれ、「もう結果は分かったの?」と記者に逆質問し、関心の無いかのような反応を示した。続けて、「野田さんのやったこと、それに人事のことだから、特にいう事もないが、どなたでもいいのでしっかりやって欲しい」と述べた。
また、小沢氏は、IWJの平山記者が、陸山会事件の控訴審が即日結審した際の報道のされ方について質問したのに答え、「メディアの事については、これまでも色々言葉の端で言っておりますけれども、メディアの本来の使命・責任を感じとってもらい、国民の皆さんに正確な情報を伝えて欲しい。もっと自身の立ち位置を明確にして報じても良いんじゃないか」との趣旨で回答した。
反対の声があがる沖縄の基地へのオスプレイ配備について、小沢氏は、「オスプレイの安全性に関する事実、納得できるような説明が必要ではないか。何日か遅れたって、安全保障や、アメリカの戦略に影響するわけではないだろう。若干遺憾」とした。また、「単に、軍だけの事ではなく」と続け、「日本政府がアメリカときちんと話し合いのできる関係でなくてはならない」との見解を述べた。また、次の国会対応については、野田内閣の「対応を見て判断する」とのこと。さらに、「特例公債が通らなくても、カネのやりくりには困らない」との認識を示し、かつ「復興公債の誤魔化し」について批判した。
東「生活」幹事長によれば、基本政策作成に当たり、同党が募り9月16日~30日の間に届けられたパブリックコメントは、1385件に上ったことを明かした。同党は、集められたパブリックコメントを参考にしつつ、11日に行われる全議員政策検討会などを通じて、今月末には、基本政策を固めたい方針だ。
第三次野田改造内閣についてコメントを求められ、東氏は、個人的印象と前置きしつつ、「思い出づくり内閣」と評した。同氏は、この寸評を支持する事実として、8人も新たな入閣者がいることと、代表選で民主党の路線が明確にされなかったという見解を示した。
東氏は、もし民主党から離党する人が増えるという小沢代表の予想が当たった場合の対応を問われ、「消費増税に反対して、残っている議員がいる。もし離党者が出てきた場合、門戸は開かれていると申し上げていきたい」と、受け入れ態勢にあることを言明した。
東氏は、IWJ記者平山が普天間へのオスプレイ配備に関する所感を尋ねたのに答え、「米軍が駐留する意義、オスプレイ配備の位置づけについて、国民への説明が足りず、国民不在になっている」と述べた。
原発ゼロの政府方針が、閣議決定ではなく参考文書となったことについて、東氏は、「(政策文書の内容が)日本語になっていない。本当にゼロを目指しているのか?」と疑念を露わにし、バッグエンド問題に触れたうえで、「生活としては、原発事故をうけて、原発行政を根本から見直さなくてはならないと考えている。民主党の考えとは天と地の開きがある」との語気を強めた。