みんなでワッショイ! 「原発」国民投票秋祭り! 2012.9.29

記事公開日:2012.9.29取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・富山/奥松)

 2012年9月29日(土)、東京都千代田区のYMCAアジア青少年センターで、「みんなでワッショイ! 『原発』国民投票秋祭り!」が行われた。イベントでは、「原発」国民投票について、全国の国会議員と立候補予定者に対して実施したアンケートの結果報告、詩の朗読ライブ、特別対談、賛同人のリレートーク、パロディショー等が行われた。

■ハイライト

  • 出演 谷川俊太郎氏、阿部玲氏、木内みどり氏、湯川れい子氏、千葉麗子氏、マッド・アマノ氏ほか
  • 主催 みんなで決めよう「原発」国民投票

 主催者の「みんなで決めよう『原発』国民投票」とは、主権者が「おまかせ民主主義からの脱却を目指し、原発の将来について、直接、決定権を握るための国民投票を実現する」ことを目的に、2011年6月に発足した市民団体である。大阪市民投票、東京都民投票の条例制定を求める署名活動では、必要署名数を満たしたにもかかわらず、今年の6月に議会で否決されている。

 冒頭の挨拶の後、事務局長の今井一氏は、原発の稼働の是非を問う国民投票の、実施手続きを定める法律案・大綱(第4次市民案)に関する公開質問状への、議員からの回答を報告した。そして、「今後も、じっと待ってるだけではなく、電話をかけたりFAXを送ったり、議員の地元の事務所に訪ねて行くなど、さらに回答を促していく」と述べた。

 続いて、「原発」都民投票の会の山木きょう子氏が、「原発のことは自分たちで決めたいという理念の下、法に則って必要数を満たした法定署名を提出したにも関わらず、私たちの代表である都議会は、それを否決した。理解できない」と話した。続けて「原発を止められない社会を、止めたい。私たちが選んだ都議会議員が、どういう考えを持ち、どういう態度を示したのか。しっかり見たうえで、来年、実施される都議会議員選挙の投票行動に参加できるように、引き続き、活動を継続していく」と語った。

 特別対談では、谷川俊太郎氏、木内みどり氏が、3.11以後の社会について自身の考えを語った。谷川氏は「群れないで、自分自身の頭で考えて行動することが大事」と述べた。リレートークでは、千葉麗子氏が「日本は、民主主義国家と言いながら、全く民意が反映されていない。嘘だらけのこんな時代に、これ以上、恥ずかしい大人の姿を若い世代に見せたくない。だからこそ、国民投票により、民意を政治家に叩き付けて、社会を変えていきたい」と話した。

 マッド・アマノ氏は、東京電力やマスメディア、官僚を中心とする政府の背後には大きな権力があるとし、「国を動かしているのは、日本国政府ではない。背後には、世界を統治する権力がある。そのため、私たちの生活の中で、敵が何者であるのかをはっきりと把握したうえで、行動を起すことが重要」と述べた。

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