2012年9月14日(金)、文科省前で、「子どもたちを核戦争から守れ! 9.14ふくしま集団疎開裁判文科省前抗議行動」が行われた。
主催は「ふくしま集団疎開裁判の会」で17時より開始した。生の声を多くの人に聞いてもらえるように、毎回福島を始めとする遠方から、ゲストを招いてスピーチを行っている。今回は2006年、稼動中の志賀原発2号機の差止めを命じた判決を書いた元裁判長、井戸謙一氏がスピーチを行った。
井戸氏は今年の福島県民の健康調査の結果(18歳以下の子どもたち[4万2千人]のうちA2判定[5ミリ以下の結節や20ミリ以下ののう胞を認めるもの]の割合)が43・1%と、昨年の35.3%から増えた問題に言及し、子どもたちの避難の必要性と、それを伝えないマスコミの姿勢を厳しく批判した。