文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」 2012.9.10

記事公開日:2012.9.10取材地: テキスト動画
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(IWJテキストスタッフ・白藤)

 2012年9月10日(月)、文化放送にて「夕やけ寺ちゃん活動中」の生放送が行われた。

■イントロ
※映像は冒頭のみの映像となっております。ご了承下さい。

  • 出演
    寺島尚正、森崎友紀、岩上安身
  • 日時 2012年9月10日(月)
  • 場所 文化放送(東京都港区)

 「夕刊読み比べ」のコーナーで、IWJの岩上安身は、オスプレイ配備の問題、自民党総裁選の行方、日本維新の会とメディア報道、TPP問題などについてコメントした。当日の『日刊ゲンダイ』の記事を取り上げ、「アメリカは、過去のオスプレイの事故は『人為的なミス』と結論づけたが、今回はエンジンからの出火。昨日、沖縄県民大会があり、IWJも特派員を送り込んだが、基地関連の抗議集会としては11万人と過去最大の集会となった。緊急の際のオスプレイの着陸場所はなく、住宅の上を飛ぶ普天間周辺では不安が広がっている」。

 『夕刊フジ』では、自民党総裁選は石破・石原の一騎打ちになると見通している。「一番人気があるのは石破さん。そして二位が石原さん。大きく水をあけて安倍さんという順序。石破さんと安倍さんは、どちらも保守だが、石破さんのほうが現実的でわかりやすい。石原さんは、政策がまったく見えなくてわからない。本命になるなら、早く政策の中身を教えて欲しい」と岩上。日本維新の会については、「大阪都構想に異論が出ている。思いつきのような話をぽんぽんと出され、それを無批判に垂れ流すメディアがとにかく酷い」。

 「TPPの交渉参加は先に延びたが、油断は出来ない。来月以降に、メキシコとカナダが参加を表明している。NAFTAをTPPの先行モデルとして、すでに締結したメキシコは、農民・農家の72%が破綻し、仕事を失った。離農した農民は、130万人から200万人に増えた。低賃金の工場へ50万人、不法移民化してしまった30万人が、アメリカにも入国し、アメリカでも失業者が増えている。得をするのは大資本家だけ。メキシコの自給率は9割から6割にまで落ち、100%だったトウモロコシは、60%代まで落ち込んだ。日本の米もそうなる。大変なこと」と岩上。

 「『TPPを慎重に考える会』の議員も、なかなか民主党内でまとまらず力になっていない。一方で日本維新の会は、TPPに賛成している。『維新八策』を掲げるも深い議論にならず、さっさと竹中平蔵の閣僚入りを匂わせ、かつて格差を生んだ新自由主義的な動きを早くも見せ始めている。TPPについては、まだまだ知らない人が多過ぎる。秘密交渉ゆえ、条約の中身がわかりにくいが、国家の主権が奪われようとしている問題。次の選挙では、TPPに賛成か、反対かが、大きなポイントになる」と岩上は見ている。

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