2012年9月1日(土)、藤沢市民会館小ホールで、姜尚中さん大いに語る!『アジアの中で生きる日本』が行われた。
(IWJテキストスタッフ・荒瀬)
2012年9月1日(土)、藤沢市民会館小ホールで、姜尚中さん大いに語る!『アジアの中で生きる日本』が行われた。
記事目次
■ハイライト
姜氏は冒頭、李明博大統領が竹島に上陸したことに対して、「一国のリーダーとして愚かとしか言い様がない」と厳しく批判。従来は領土問題が大きな問題になれば、“事実上の実行支配をしている側”は相手を挑発せずボルテージを下げるというのが常識的な対応だったが、「今回は真逆になってしまったことが残念」と述べた。
また、「ナショナリズムを煽るのではなく冷静に対話をする重要性がある一方で、当たり障りの無い関係を続けることにピリオドを打ち新しい時代を作り出すための契機にしなければ」と、日韓関係の今後についても言及。
日韓の非核共有の重要性を述べた上で、「北朝鮮と周辺諸国の非核化を成し遂げることでロシア、中国、アメリカを含んだ多国間の平和の枠組みを作って行けるようにしなければ」と持論を展開した。第三部の対談では積極的な議論が交わされ、約2時間15分の会となった。
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