自民党・末松信介議員が「政治資金の私物化」! 選挙資金には謎の巨額の「寄附」も――相次ぐ自民党議員の「カネ問題」に神戸学院大学・上脇博之教授、「自民党議員の『傲り』だ」! 2016.2.6

記事公開日:2016.2.6 テキスト
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(取材・記事 城石エマ)

 「明石ヨットクラブ――20,000『会費』」「高砂葡萄酒倶楽部――15,000『会費』」「三田学園同窓会――26,500『会費』」

 何の話かと思えば、自民党議員らが「会費」の名目で使った政治資金の内訳だ。

 神戸学院大学・上脇博之教授が共同代表を務める「政治資金オンブズマン」は、2016年2月2日、兵庫選挙区の自民党・末松信介(すえまつしんすけ)参議院議員を、政治資金規正法および公職選挙法違反で刑事告発した。

 自民党議員の「汚いカネ」不祥事は、なぜ相次ぐのか? 上脇教授に電話でインタビューを試みた。

安保賛成自民党議員の末松信介参議院議員を刑事告発! 島尻安伊子沖縄担当相、松村祥史参議院議員に続き、自民党議員の刑事告発は3人目!

▲第3号として刑事告発された、自民党・末松信介(すえまつしんすけ)参議院議員(末松議員のホームページhttp://suematsu.org/より)

▲第3号として刑事告発された、自民党・末松信介(すえまつしんすけ)参議院議員(末松議員のホームページより)

 上脇教授が呼びかけ人を務める「落選運動を支援する会」は、落選対象議員として、これまで3人の議員を「指名」。これまで必ず「政治資金オンブズマン」が刑事告発も同時に行っている。

 「政治資金オンブズマン」は、刑事告発第1号として、2015年11月24日に自民党・島尻安伊子沖縄担当相を、第2号として、2016年1月21に熊本選挙区の自民党・松村祥史(まつむらよしふみ)参議院議員を、そしてそれに続く第3号として、2016年2月2日、兵庫選挙区の自民党・末松信介(すえまつしんすけ)参議院議員を、政治資金規正法および公職選挙法違反で刑事告発した。

▲第1号として刑事告発された、自民党・島尻安伊子議員(島尻議員のホームページhttp://shimajiriaiko.ti-da.net/より)

▲第1号として刑事告発された、自民党・島尻安伊子議員(島尻議員のホームページより)

 第1号として刑事告発された、自民党・島尻安伊子議員の刑事告発については、以下の記事をご参照ください! 公共性に鑑みて、記事を全文公開してきましたが、そろそろ格納されます。格納後、1カ月以内は、一般会員は格納部分を含めて全文読むことができます。その期間が過ぎた後は、サポート会員にご登録をいただいた方のみ、全文をご覧いただけます。

 第2号として刑事告発された、自民党・松村祥史議員については、以下の記事を参照ください! 続報もアップ予定です。こちらも、一般会員に登録された方のみ1ヶ月間全文を、サポート会員に登録された方は永続的に、全文をご覧いただけます。ぜひ、会員登録をお願いします!

▲第2号として刑事告発された、自民党・松村祥史議員(松村議員のホームページより

▲第2号として刑事告発された、自民党・松村祥史議員(松村議員のホームページより

食い違う「選挙管理委員会の報告書」と「政党支部の収支報告書」 どこから出てきた? 謎の1157万3000円

 第3号として告発された自民党の末松議員は、政治資金の不適切な使用にとどまらず、2010年の選挙の際に、「謎の巨額の寄附金」を受けていたことも、告発により明らかになったという。末松議員は、1157万3000円もの巨額の選挙資金を、「寄附」されたと報告したが、実はこれは、どこから寄附されたものなのか分からない「出所不明金」だ。

 告発によると、末松議員が2010年7月の選挙の際に使用した選挙資金のうち、1157万3000円について、選挙管理委員会の報告書には「政党支部からの寄附」として記載した。ところが、一方の政党支部の収支報告書には「寄附をした」旨は記載されていない。「寄附」をした事実について記載をしていない政党支部は、「政治資金規正法違反」を犯したことになる。

 しかし一方で、告発状によれば、当時の政党支部には、そもそも「1157万3000円」もの巨額の寄附をする資金はなかった。2016年2月4日の日刊ゲンダイによると、2010年の政党支部の「総収入」から、寄附したはずの1157万3000円以外の「支出総額」を差し引くと、すでに850万円程度しか残らない。どう考えても、1157万3000円を寄附することは、不可能である。そうなれば、選挙管理委員会の報告書は「虚偽」だということだ。

「今後さらに同様のケースが他の議員からも出てくる可能性も」! 神戸大学大学院・上脇博之教授が推測!

▲神戸大学大学院・上脇博之教授

 自民党議員の選挙費用の「出所不明金」について、IWJのインタビューに答えた上脇教授は、次のように述べた。

 「選挙費用の齟齬がたまたま2人の議員から出てきてしまった。なんらか共通性があるのでしょう。今後さらに同様のケースが他の議員からも出てくる可能性も、ないとは言えません」

 IWJ代表でジャーナリストの岩上安身は、2014年、上脇教授にインタビューをしています。こちらの記事は、現在サポート会員のみ、お読みいただけます。ぜひ、サポート会員にご登録いただき、お読み下さい!

「国民の税金の『私物化』」を許すな! 政治資金を「私物化」する自民党議員の「傲り」に上脇教授が怒り!

 また、自民党議員らが、政治資金をバレーボールチームやヨットクラブなどへ「会費」として払っている件について、上脇教授は以下のように怒りをあらわにした。

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