1号機オペフロア調査、がれきの状況が明らかに~東京電力定例会見 2016.1.25

記事公開日:2016.1.25取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

 1号機のオペフロアのカメラ調査が行われ、がれきの状況が明らかになった。燃料交換機やクレーン、天井などがそのまま落下し、燃料プールなどの上n覆いかぶさっている状況が改めて分かった。取出し方法、手順を今後検討することになる。


記事目次

  • 燃料交換機、クレーンの落下状況が明らかになった1号機オペフロア

燃料交換機、クレーンの落下状況が明らかになった1号機オペフロア

 福島第一原子力発電所1号機の燃料取出しに向けて、ダストの飛散を防止するために設置した建屋カバーの解体工事が進んでいる。それに合わせて、1号機オペフロアの調査が行い、東京電力はオペフロアに落下したがれきの状況等の調査を行った結果を発表した。

 その結果、1号機は燃料交換機やクレーン、屋根等のそのまま落下し、オペフロアにある使用済燃料プールや機器貯蔵プール等の上に覆いかぶさっている様子が、改めて判明した。燃料交換機自体は落下し使用済燃料プールの上にまたがっている。交換機そのものの形状は維持されているが、その上に落下したクレーンがもたれかかって交換機の一部が変形している。また脚部が変形していることも分かった。

 その上に落下した屋根が乗っかっているような状況である。取出しには個々に解体しながら、崩さないように取り出すなど、慎重な作業が必須となる。

 今後の作業にあたって、燃料プールの中にがれきなどが崩れ落ちるのを防止するためプールの水面を養生し、
がれき取出方法論を検討していくことになる。

 東京電力は「現時点でプール自体の機能に問題があるとは判断していない」という見解だ。

 尚、現場は線量が高く、人の立ち入りはできない。そのため、クレーンから遠隔操作カメラを吊り下げで撮影し、映像からのみ調査、状況を調べた。今後のプール養生等の作業もクレーンによる遠隔無人作業が続くことになる。

■■■■■■

以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

廃炉・汚染水対策現地調整会議

2016年1月25日(第29回)

報道配布資料

2016年1月25日

2016年1月24日

2016年1月23日

2016年1月22日

プレスリリース

2016年01月25日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

2016年1月25日

写真・動画集

福島第一原子力発電所 データ集

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です