2012年8月29日(水)、日本外国特派員協会で、菅直人議員 記者会見が行われた。
(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)
2012年8月29日(水)、日本外国特派員協会で、菅直人議員 記者会見が行われた。
■ハイライト
菅議員は『控え室でゲストブックに揮毫するとき「原点に戻る」と書いた。なぜなら脱原発の市民運動家のような若い頃の気持ちに戻っている、と思うからだ』と語った。
震災当時の様子や再生可能エネルギーについて、同時通訳をはさみながら、言葉を続けた。昨年3月11日、事故発災から防災服をきたまま官邸に寝泊まりしていた、と当時の様子を語る。そして今回の経験で180度、自分の原発に対する意識が変わった。脱原発社会をつくることが国民から原発のリスクを遠ざける一番の方法だ、と思うに至ったという。総理時代、増設も含めたエネルギー基本改革を白紙にしたこと、浜岡原発を止めたこと、そして最後の仕事としてフィードインタリフ制度(固定価格買い取り制度)を成立させたことなど、脱原発の立場としての実績を強調した。
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