汚染水処理装置”淡水化装置”のパイプ継目から汚染水漏えい~東京電力定例記者会見 2015.11.16

記事公開日:2015.11.16取材地: テキスト動画
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 汚染水を淡水化する水処理設備のパイプ継手から汚染水が約300リットル漏えいしたことがわかった。堰内にとどまり外部への影響はなく、既に回収済みだという。原因調査のため、RO-2はしばらく停止する。

■全編動画

淡水化装置のパイプ継手から漏えい~劣化が原因か

 RO-2と呼ぶ淡水化装置の、パイプ継手から汚染水が漏えいしたことが分かった。11月14日の現場パトロール時には異常なかったが、翌11月15日の朝の現場パトロール時に漏えいしていることを発見。装置を停止し漏えいは止まっており、漏れた汚染水は全て堰内に留まり、外部への影響はなかった。全て回収済だという。

 漏えい個所は、ブースターポンプからRO幕装置へ処理する汚染水を送り込むためのパイプ。ステンレス製パイプをゴムリングで接続しており、その箇所から漏れた。

 ブースターポンプから高圧で送水するため、圧力や振動がかかり易い。そのため、同様の箇所でステンレス製パイプの割れや、溶接部にヒビ割れが入った事故も発生した。そのため、接続部の全数点検や、パイプを肉厚の増したものになど行っている。

 今回漏えいした箇所は、およそ半年前に交換している。半年程度の使用した部品、箇所から漏えいしたことになる。ゴムやパイプの劣化の可能性もあるが、東京電力は表面状態や継手隙間の状態、分解してゴムリングの状態などを調べる予定だ。

 原因調査のためRO-2装置はしばらく停止する。その間、現在スタンバイ中であるRO-3装置を稼働させることになる。

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  以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年11月16日

2015年11月15日

2015年11月14日

2015年11月13日

プレスリリース

2015年11月13日

2015年11月12日

2015年11月11日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

2015年11月15日

写真・動画集

福島第一原子力発電所 データ集

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