汚染水を淡水化する水処理設備のパイプ継手から汚染水が約300リットル漏えいしたことがわかった。堰内にとどまり外部への影響はなく、既に回収済みだという。原因調査のため、RO-2はしばらく停止する。
汚染水を淡水化する水処理設備のパイプ継手から汚染水が約300リットル漏えいしたことがわかった。堰内にとどまり外部への影響はなく、既に回収済みだという。原因調査のため、RO-2はしばらく停止する。
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RO-2と呼ぶ淡水化装置の、パイプ継手から汚染水が漏えいしたことが分かった。11月14日の現場パトロール時には異常なかったが、翌11月15日の朝の現場パトロール時に漏えいしていることを発見。装置を停止し漏えいは止まっており、漏れた汚染水は全て堰内に留まり、外部への影響はなかった。全て回収済だという。
漏えい個所は、ブースターポンプからRO幕装置へ処理する汚染水を送り込むためのパイプ。ステンレス製パイプをゴムリングで接続しており、その箇所から漏れた。
ブースターポンプから高圧で送水するため、圧力や振動がかかり易い。そのため、同様の箇所でステンレス製パイプの割れや、溶接部にヒビ割れが入った事故も発生した。そのため、接続部の全数点検や、パイプを肉厚の増したものになど行っている。
今回漏えいした箇所は、およそ半年前に交換している。半年程度の使用した部品、箇所から漏えいしたことになる。ゴムやパイプの劣化の可能性もあるが、東京電力は表面状態や継手隙間の状態、分解してゴムリングの状態などを調べる予定だ。
原因調査のためRO-2装置はしばらく停止する。その間、現在スタンバイ中であるRO-3装置を稼働させることになる。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年11月16日
2015年11月15日
2015年11月14日
2015年11月13日
2015年11月13日
2015年11月12日
2015年11月11日
2015年11月15日