3号機PCV(格納容器)内の調査が始まり、カメラによる内部の映像撮影、滞留水の採水に成功した。撮影できた範囲内では内部の損傷は無かったが、極狭い範囲しか調査できていないため全容は不明だ。滞留水の分析結果は、詳細に分析するため一か月程度要するという。
3号機PCV(格納容器)内の調査が始まり、カメラによる内部の映像撮影、滞留水の採水に成功した。撮影できた範囲内では内部の損傷は無かったが、極狭い範囲しか調査できていないため全容は不明だ。滞留水の分析結果は、詳細に分析するため一か月程度要するという。
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福島第一原子力発電所 3号機PCV(原子炉格納容器)内部調査が行われた。10月20日(水)から本日22日(木)にかけて行われ、カメラによる静止画、動画の撮影、PCV内滞留水の採水に成功した。内部のX-6ペネや、CRDレールといった構造物に堆積物があるが、損傷はみられなかったという。
今回の結果をもとに、東京電力は12月に内部監視用の計測機器を設置する予定。更にその先に、燃料デブリの取り出しに向けた、本格的なPCV内部調査が行われる予定。しかし、調査する方法、内部に進入する経路など、すべてのことはこれから検討するとし、今回の調査結果はそのための第一歩だと東京電力は説明している。。
東京電力からの速報によると、内部は、調査できた範囲だけでも最大約1Sv/hの空間線量を測定している。3号機PCV内滞留水が水位OP11000~12000のあたりまであることも初めて確認できた。
しかし、今回の調査では内部に挿入したカメラ、それに付随するライトの届く極一部しか調査できていない。そのため、PCV内部には1Sv/h以上の箇所があるかもしれないし、他に損傷個所があるかもしれない。すべては今後の調査を待つしかない。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年10月22日
2015年10月21日
2015年10月20日
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