野田総理「二年前の演説と現在の演説」と2012年民主党大会での経団連会長米倉氏演説部分 その他まとめ  2012.1.13

記事公開日:2012.1.26取材地: テキスト動画
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 (2012/01/25) 野田総理の二年前の演説と現在の演説、先日の総理記者会見等をまとめた。

また、民主党大会で来賓挨拶を行った米倉弘昌経団連会長の演説も合わせて紹介する。

●野田総理の二年前の演説

<文字起こし>
マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてある事は命懸けで実行する。書いて無い事はやらないんです。それがルールです。
書いていない事を平気でやる。これっておかしいと思いませんか。
書いてあった事は四年間何にもやらないで、書いてない事は平気でやる。
それはマニフェストを語る資格がないと、そういう風に是非皆さん、思っていただきたいと思います。
その一丁目一番地、税金の無駄遣いは許さないという事です。天下りを許さない、渡りは許さない。それを、徹底して行きたいと思います。
消費税1%分は、二兆五千億円です。十二兆六千億円という事は、消費税5%という事です。消費税5%分の皆さんの税金に、天下り法人がぶら下がってる。シロアリがたかっているんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?消費税の税収が二十兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。
鳩山さんが四年間消費税を引き上げないと言ったのは、そこなんです。シロアリを退治して、天下り法人を無くして、天下りを無くす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです。徹底して税金の無駄遣いを無くしていく。それが民主党の考え方です。

■麻生内閣不信任決議案に賛成して、当時野田首相がした演説

■2012年1月13日 野田内閣総理大臣記者会見(岩上も質問) ※下は首相官邸HPからの文字起こし
http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201201/13kaiken.html

【野田総理冒頭発言】
 本日、野田内閣の改造を行わさせていただきました。そして午後、新たな閣僚については皇居で認証式を終えてきたところでございます。

 今回の改造、一つ背景としてご理解をいただきたいのは、2月の早い段階で復興庁を発足をさせます。この復興庁発足に伴って、復興をもっぱら担当とする大臣、副大臣、政務官を任命することができますが、そのことをにらみながら、復興に万全を期すとともに、この際、間もなく通常国会が始まりますけれども、予算を通し、そして昨年来からの大きな命題である復旧・復興を加速させ、原発の事故の収束をさせ、新たな戦いに向かって様々な取組を強化をする、あるいは経済の再生を図るといった野田内閣の当初からの命題の他に行政改革、政治改革、そして社会保障と税の一体改革という、やらなければならない、逃げることのできない、先送りをすることのできない課題を着実に推進をするための最善かつ最強の布陣を作るための、今回は改造でございました。今回、5人の方に新たに閣僚に加わっていただきましたけれども、先ほど申し上げたとおり、様々な課題を乗り越えていくための、まさに推進力になっていただく突破力のある、そういうメンバーを中心に選任をさせていただいたつもりでございます。

 これから、まさに国会が始まりますが、これからの国会は民主党政権にとっての正念場というよりも、日本にとっての正念場だというふうに思います。それは、一つには復旧・復興は、被災者の皆さんに寄り添いながら抱えている課題を丁寧に、確実にこなしていくという、ある種、虫の目と言いますか、地に足の着いた対応が必要です。もう一つは、これからの大きな課題、社会保障と税の一体改革含めて、時代を俯瞰する鳥の目が必要だと思います。今までの政治の継続、惰性で解決できる問題ではありません。社会保障については、どなたも将来に不安を抱いている。その不安を取り除くために、社会保障を持続可能なものにする。維持するだけではなくて強化するものも含めて、まさに未来に永続して続ける社会保障の機能を確保するために、それを支えるための安定財源が必要です。安定財源ということは、国民にご負担をお願いをすることであります。耳当たりの良い、耳ざわりの良いことを言って国民の歓心を買うという政治ではなくて、辛いかも知れないけれども、訴える側も辛いんです。それは、選挙が厳しくなるかもしれない。誰もが思う。負担をする側も辛い。だけど、辛いテーマもしっかりお訴えをしてご理解をいただけるという政治を日本で作れるかどうかが、私は正念場だというふうに思います。

 欧州の債務危機は対岸の火事ではありません。そのことも踏まえて、内外の時代状況をしっかりにらみながら、まさに鳥の目から俯瞰をして、今何をしなければいけないのかということにきちっと答えられる政治を実現していきたいと思います。そのための布陣を今回敷かせていただいたということでございます。是非皆さまにおかれましても、ご理解を頂きますようにお願いを申し上げて、冒頭の私からのご挨拶とご説明に代えたいと思います。以上です。

【質疑応答】

(内閣広報官)
 それでは、質疑に移ります。指名された方はまず所属とお名前をおっしゃってから質問をお願いいたします。
 それでは、どうぞ。山根さん、どうぞ。

(…会員ページにつづく)

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