港湾内、海底の放射能濃度を一年ぶりに分析~東京電力定例記者会見 2015.10.13

記事公開日:2015.10.13取材地: テキスト動画
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 港湾内の海底部分の海水をサンプリング、分析することが分かった。通常の海水サンプリング分析は表層部分のみを分析して、海への影響は少ないと発表している。海の中層や海底部分のサンプリング分析は、一年近く行っていない。

■全編動画

港湾内、表層、中層、海底の海水を分析、立体的に放射能分布を調べる計画を発表

 一年近く行われていない港湾内海水の海底部分のサンプリング、分析を、明日10月14日から行うことが分かった。海側遮水壁が閉じられ、サブドレンなどの運用が始まった直後だが、東京電力は現状を把握するために行うとしており、関連は特に無いとしている。

 これまでも海水サンプリングを行っている港湾内の北側、東側、南側、港湾口、物揚場の5か所に加え、港湾内の南防波堤前、東波除堤前の2か所を追加した合計7か所でサンプリングする。それぞれの箇所で、海の表層から50㎝下、海底から50㎝上、両者の中間付近の3か所サンプリングする。したがって、合計21か所の海水をサンプリング、分析し、放射能の立体的な状況を把握する計画だ。分析はセシウムとトリチウムについて行うが、濾過等の処理を行い精密に分析するため、結果が出るまでに通常より時間を要すると言う。

 今回のサンプリング分析は一回のみの予定。結果を見て必要があれば、時間を置いて追加調査を行うとしている。

 通常の港湾内の海水サンプリング、放射能分析は、海の表層部分の海水をサンプリングして行っている。その結果を基に、海への放射能拡散の影響は少ない、港湾外への影響は無いと東京電力は判断してきた。

 もし表層より深い部分で漏れだしたり、流れて拡散していても、その状況を把握していなかったことになる。更に、一度のサンプリング分析で状況が把握しきれるわけもない。定期的に分析し、放射能濃度変化の長期的なトレンドを見る必要があるはずだ。

 また、港湾内に設けているシルトフェンスにしても海底部分まで閉じているわけでもなく、放射能がこれまでに漏れだしていたとしても拡散しきっている状態だ。

 そういったことから、今回の調査では”特に影響は見られない”という結果になるだろうと予想できる。万が一大きな放射能濃度が検出されたなら、それはそれでおおごとだ。

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年10月13日

2015年10月12日

2015年10月11日

2015年10月10日

2015年10月9日

プレスリリース

2015年10月13日

2015年10月9日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

写真・動画集

2015年10月13日

福島第一原子力発電所 データ集

<!- 10/09 – 10/13 –>

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