2015年7月13日17時45分頃から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機格納容器内を調査するための進入口「X-6ペネ」の手前に設置していた”遮蔽ブロックの”一部が撤去できず、工程を延期することが発表された。
2015年7月13日17時45分頃から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発2号機格納容器内を調査するための進入口「X-6ペネ」の手前に設置していた”遮蔽ブロックの”一部が撤去できず、工程を延期することが発表された。
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8月上旬に、2号機格納容器内をロボットを用いて調査することを計画していたが、工程を延期することが発表された。ロボットを格納容器内へ進入させる入口として、格納容器に設けられている、X-6ペネと呼ばれる貫通穴を用いる。X-6ペネの手前には、コンクリート製の遮蔽ブロックを設置し、線量を抑制していた。
内部調査に当たり、遮蔽ブロックを撤去していたが、最下段のブロックが除去できないという。遮蔽ブロックは鉄枠で囲まれたコンクリート製。2011年の事故後に、鉄板の上に設置された。その後4年以上が経過し、鉄枠が錆等で固着してしまった。取り外しを試みたが、取り外すことができなかったという。
残っている遮蔽ブロックがあると、内部調査のためX-6ペネのフランジ(蓋)を開けた時に、密閉するための囲いを設置できないため、調査を進めることができない。東京電力は固着した遮蔽ブロックの取り外し方法を検討、今月7月中に今後の新たな工程をまとめ、発表するとしている。
2号機格納容器内調査の工程は全体が遅れるが、その先に控えているデブリ取り出しへの影響はないと東電は見ている。
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2015年7月13日
2015年7月12日
2015年7月11日
2015年7月10日
2015年7月10日
2015年7月13日
2015年7月13日
2015年7月10日