「安保関連法制に反対するピースパレード in かまくら」が2015年7月11日に開催された。パレードは午前11時に鎌倉市役所をスタートし、鎌倉駅前を通って御成商店街、若宮大路、鎌倉八幡宮、そして小町通を抜け、ロータリーで流れ解散。炎天の空の下、約1時間のパレードに、主催者発表で約500名が参加した。パレードの後は、カトリック雪ノ下教会の前庭で集会が開かれた。
ピースパレードの呼びかけ人は当初14名。「団体、グループ、政党、宗教団体等とは関係なく、個人が個人に呼びかけ、市民の一人として声を上げよう」というコンセプトで企画された。動員数が心配されていたが、前日10日午後9時の段階で呼びかけ人は443人まで膨れ上がっていた。
実行委員長の小田氏はIWJのインタビューに答え、「今の国会情勢が一般市民の目線から見ても、大変厳しいものになっているという危機感が相当強まって来たのではないか。それがこの鎌倉の地でも如実に表れて来たのではないかと思う」と、パレード後の感想を語った。
その上で、「この鎌倉のピースパレードの様に、個々人が声を上げるという動きが日本列島くまなく広がるということが、安倍政権にNOを突きつける、最大有力な方法ではないだろうか」と主張した。
集会では、「安保関連法案に反対するピースパレードin鎌倉からのアピール」が発表された。
「私たちに残された手段はひとつしかありません。それは、世論調査に示されている通り、国民の声を一人一人が具体的に表現することです。黙っていれば安倍首相の祖父、岸信介氏が60年安保の時に発した迷言『私は声なき声を信じる』という台詞を再び聞くことになります」と警鐘を鳴らし、一人一人が声を上げることの大切さを訴えた。