福島第一原発、地下水を汲み上げ浄化後に海へ放出するサブドレン運用、地元漁協の意見集約段階~東京電力定例記者会見 2015.7.2

記事公開日:2015.7.2取材地: テキスト動画
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 2015年7月2日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発の地下水を汲み上げ浄化し海へ放出するサブドレンの計画は、地元漁協に説明、意見集約を待っている段階だということが報告された。質問があれば受け、追加の説明会を要求されれば受けるという。

■全編動画

サブドレン運用、漁協に説明中

 発電所建屋の地下に流入する地下水量を抑制する方法の一つ、サブドレンと呼ばれる井戸から地下水を汲み上げ、浄化後、海へ放出する計画について、東京電力は福島県の漁協関係者への説明を続けている。現在、漁協は意見の集約を行っている段階だということが報告された。東京電力は、質問があれば受け、追加の説明会を要求されれば受けるという。

 建屋への地下水流入抑制策は”サブドレン”、”陸側遮水壁”がセットになっており、東京電力は両者を運用してうまく地下水位をコントロールする計画をたてている。それができてから、港湾部分に鋼管矢板を打ち込んだ”海側遮水壁”を閉鎖する予定だ。現在海側遮水壁はまだ閉じていない部分が残っており、汚染水の開渠部分への流出は続いている状態だ。

2号機海水配管トレンチ、立坑充填は終わらず

 2号機海水配管トレンチの立坑部分は、7月2日に充填完了する予定だった。しかし、6月30日に水抜きを完了した後の”残水”を汲み上げるポンプの調子が悪く、汲み上げられなかった。そのため、充填は完了していないという。ポンプを修理後に再開する予定だ。

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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示

報道配布資料

2015年7月2日

2015年7月1日

2015年6月30日

プレスリリース

2015年7月1日

2015年6月30日

福島第一原子力発電所の状況について(日報)(東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響)

道関係各位一斉メール

2015年6月30日

写真・動画集

2015年6月30日

福島第一原子力発電所 データ集

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