2015年6月4日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ノッチタンクからの汚染水移送中に耐圧ホースから漏水した問題について、東電は、「改善していきたい」と主張するも、これまでと同様の汚染水を移送する作業は、手順通りなら事前に規制庁への報告はないと述べた。今後、再発防止のための対策が打たれるのか、不透明な状況だ。
2015年6月4日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ノッチタンクからの汚染水移送中に耐圧ホースから漏水した問題について、東電は、「改善していきたい」と主張するも、これまでと同様の汚染水を移送する作業は、手順通りなら事前に規制庁への報告はないと述べた。今後、再発防止のための対策が打たれるのか、不透明な状況だ。
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1000トンノッチタンクから汚染水を移送中、耐圧ホースが損傷していたことに気付かず漏洩、港湾内に流出した問題について、規制庁、規制委員会は、東電が事故の発生後に原子力規制庁に面談、報告したことから、汚染水の取り扱いが整理できていない、経営の問題だと強い不快感を示している。
東電は、「私たちの手順でやっていて事後に現地の保安検査官にお知らせしてた。昨日の(原子力規制)委員長の言葉を受けて改善していきたいと」返答。社内でも継続してしっかりと議論して決定されるだろうという。
今回は、流出した事故が起こったから明るみになり問題になっている。しかし、同様の汚染水を移送する作業について、東電は「手順通りならば(規制庁への報告は)なし」と説明している。
また、地下貯水槽には、まだ1000トン程度の水が残っているという。サブドレンの運用前に試験汲み上げし、採水分析した残りの水や、ドレン穴に溜まった水を溜めて2年が経過、今回初めて抜いたところ、100万Bq/Lのオーダーだったことが発覚している。
凍土壁の試験凍結について、Ci-1と呼ぶ地下水位観測穴の水位が、1日に15cm以上低下する現象が続いたため、部分的に冷凍を一時的に休止したことが報告された。
一時停止したのは地下水位観測穴Ci-1の至近にあたる、北西側の凍土壁工区BLK4。4月から水位は低下傾向だったという。5月30日には15.2cm低下、6月4日には21cmも下がっている。原因はまだ分からないが、低下が急激なため、一時立ち止まり、調査をすると東電は答えている。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年6月4日
2015年6月3日
2015年6月2日
2015年6月4日
2015年6月3日
2015年6月3日