2015年5月21日18時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。中長期ロードマップの改定案を公表し、リスク低減を重視したマイルストーンの明確化をポイントとするが、燃料デブリ取り出し開始目標時期は変更していない。
2015年5月21日18時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。中長期ロードマップの改定案を公表し、リスク低減を重視したマイルストーンの明確化をポイントとするが、燃料デブリ取り出し開始目標時期は変更していない。
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陸側遮水壁、いわゆる「凍土壁」の試験凍結が続いている。毎週木曜日の会見で状況が発表される。この日、試験開始後3週間が経った状況を発表した。
凍結開始前、地中温度はおおむね15℃だった。冷却開始後、一番温度の下がっているNo.10と呼ぶ試験箇所では、約‐15℃に達した。No.9、No.18では‐5℃前後まで下がっている。一方でNo.6、No.17ではまだ+10℃以上と、場所によって大きく隔たりがある。
東京電力はこの凍結試験を、「充分なデータが取れるまで行う」としており、温度が何℃まで冷却できれば良いなどの目標はない。
中長期ロードマップの改定案が発表された。5月21日16時からエネ庁主催「廃炉・汚染水対策チーム会合」があり公表されたもの。東京電力からは増田尚弘・廃炉推進カンパニープレジデントが出席した。
今回の改定案では、リスク低減の重視、マイルストーンの明確化、地元との信頼関係の強化、作業員の被曝線量低減、国内外の英知の終結という5つをポイントに改定するという。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年5月21日
2015年5月20日
2015年5月19日
2015年5月21日
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