2015年5月11日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機建屋カバーの解体工事やがれき撤去に伴い、トラブル等の「通報基準・公表基準」を変更した。がれき撤去作業時の基準やモバイルSr除去装置、地下水バイパスの基準なども追加し、5月12日から新基準の運用を開始する。
2015年5月11日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機建屋カバーの解体工事やがれき撤去に伴い、トラブル等の「通報基準・公表基準」を変更した。がれき撤去作業時の基準やモバイルSr除去装置、地下水バイパスの基準なども追加し、5月12日から新基準の運用を開始する。
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福島第一原発1号機建屋カバーの解体工事やがれき撤去に伴い、東電はトラブル等の「通報基準・公表基準」を変更し、5月12日から運用する内容を公表した。改定版では新たにがれき撤去作業時の基準や、モバイルSr除去装置、地下水バイパスの基準などを追加した。この基準は2013年9月に策定、運用を開始しており、2014年2月に更新、今回は2回目の更新になる。
2013年8月に3号機建屋上部の瓦礫を撤去する時にダストが飛散した問題から、1号機の瓦礫撤去に際しては構内に複数のダストモニタを設置し、監視している。1、3号機のオペフロアや、構内複数箇所に設置、ダスト高警報を発した時には、作業を中止し、飛散防止剤を散布するよう決めている。
しかし、これらは構内作業員の安全確保のためであり、これらの警報程度では発電所敷地外への影響は少ないと東電は考えている。
発電所敷地外へは、敷地境界に設置したモニタリングポストと、それに隣接して新設したダストモニタにより監視するという。これらが警報を発した場合は、報道向け一斉メールで通知されることになっている。
H3エリアB2タンクの基礎部に水漏れの跡が見つかった問題で、B2タンクに通じる配管の弁を閉じ、溜まっている汚染水をB1タンクに移送している。さらに、B2をバイパスして水が流れるように配管を変更した。B2タンクから水を抜き終わったあと、漏洩の原因を調査する予定だ。
H3エリアのタンクに溜まっている汚染水は、今後ALPSで処理する。それに伴い、空になったタンクは極力使用せず、解体、溶接型タンクへのリプレイスを待つことになる。しかし、東電は、緊急時には一時的にH3エリアフランジ型タンクを再び使用する可能性も捨てていない。
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2015年5月11日
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2015年5月8日
2015年5月8日