【岩上安身のツイ録】「神の国」という名の“官僚天国”に続く道 基本的人権を制約し、天賦人権説を嘲弄する「自民党改憲草案」に自民党OBから批判続々! 2015.5.8

記事公開日:2015.5.8 テキスト
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※ 5月7日~8日の岩上安身の連投ツイートをリライトし、再掲します。

 「自民党は完全に変わってしまったのだ」と、安倍総理に限らず、昨今の幹部の発言を聞いていてつくづく思う。

 国家主義者ばかりではなく、零細な国民に寄り添う草の根の保守も間違いなくいたはずだが、わずかな例外をのぞき、ものの見事に消えてしまった。気を吐いているのはOBばかりである。

 今日(5月7日)、大物OBである村上正邦氏から、お手紙を頂戴した。同様のお手紙を多くの方に送っておられることだろう。国を危うくする安倍政権へのほとばしるような憤りが記されている。今、2月4日に行われた古賀誠元幹事長の講演の記事に赤入れをしていたが、古賀氏も危機感を隠さない。

 村上氏には以前、インタビューをお受けいただいたが、再びお願いしたいと思う。残念なのが古賀氏で、ネットメディアというと胡散臭く思われるのか、今までインタビューを申し込んでも色よい返事をもらったことがない。先日は、河野洋平氏にも時間がないからと丁重にお断りされた。

 野中広務さんにも、お断りされた。インタビューを実現するまでにも、実はなかなか人には言えない苦労がある。皆さん、新興のネットメディアをご理解くださっているわけではない。誤解もある。しかし、ボヤいても仕方ないので、毎日、コツコツとやるべきことを続けるのみ。

 きっと人がどこかで見ていてくれるだろう。世の中の隅々にまで届くには、本当に時間と手間がかかるものです。古賀誠さんの講演は、ぜひ、皆さんに見ていただきたい。

 憲法の改正を論じるのは構わない。しかし、憲法9条を変えてはダメだ、平和主義と基本的人権、国民主権だけは絶対に変えてはダメだと訴える古賀誠氏。これが、長年、遺族会の会長をつとめてこられた方の言である。「日本は神の国」と言った森喜朗元首相と同じ政党の人と思えない。

 「神の国」とは、アマテラス直系の子孫、天皇の統べる国であり、天皇が主権者で国民には主権はなく、永遠に従属させられる臣民でしかない、そういう国であるということ。もちろん、天皇親政ではなく、天皇の大権は、軍部や官僚らが天皇の名の下に掌握し、国民のコントロールを受けない。

 それは「神の国」という名前の官僚らの天国にすぎない。国はすべて人が作る。人為である。人の前に国はない。人あっての国である。安倍自民党の改憲案は、基本的人権を制約し、天賦人権説を嘲弄し、その当たり前の基本から転覆してゆく。

 古賀誠氏の講演は、会員限定に発行している『IWJウィークリー』の88号に、より詳しいテキストが掲載されています。ぜひ、会員登録し、『IWJウィークリー』をお読みください。

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「【岩上安身のツイ録】「神の国」という名の“官僚天国”に続く道 基本的人権を制約し、天賦人権説を嘲弄する「自民党改憲草案」に自民党OBから批判続々!」への1件のフィードバック

  1. @55kurosukeさん(ツイッターのご意見) より:

    【岩上安身のツイ録】「神の国」という名の“官僚天国”に続く道 基本的人権を制約し、天賦人権説を嘲弄する「自民党改憲草案」に自民党OBから批判続々! http://iwj.co.jp/wj/open/archives/244899 … @iwakamiyasumi
    現役議員では村上誠一郎氏だけ?保身だけの議員はいらない。
    https://twitter.com/55kurosuke/status/602743766017912832

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