2015年5月7日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月1日のパトロールでH3エリアのタンクに水たまりが見つかり、タンクのにじみ箇所にコーキング処理を実施。監視用にWebカメラを設置しており、それ以上の漏洩は起こっていないという。
2015年5月7日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。5月1日のパトロールでH3エリアのタンクに水たまりが見つかり、タンクのにじみ箇所にコーキング処理を実施。監視用にWebカメラを設置しており、それ以上の漏洩は起こっていないという。
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5月1日朝のタンクパトロールにて、H3エリアのB2タンクの基礎部分に水たまりが見つかった。水はタンク堰の中に留まっている。東電は、タンク内からの漏洩と判断した。漏洩量は約0.04リットル。それ以上の漏洩、水たまりの拡大は起こっていない。この漏洩に対して東電は、タンクのにじみ箇所にコーキング処理を実施。さらに、監視用にWebカメラを設置し、タンクパトロールと合わせて漏洩監視を行う予定だという。
漏洩により生じた水たまりの線量を測定した結果、β線(70um線量棟梁率)で70mSv/h、γ線(1cm線量棟梁率)で0.06mSv/hだった。
当該箇所は2013年8月22日にγ+β線(70μm線量当量率)で100mSv/hの高線量が見つかった付近。フランジ型タンクであることから、継ぎ目やパッキンの緩み、劣化と考えるの自然だ。しかし東電は、「漏れあとがあったレベル。追加で漏れていないので老朽化ではない」との考えだ。
フランジ型タンクは、2013年頃に多数のタンク継ぎ目部分から漏洩を起こした問題から、解体して溶接型タンクに置き換えている。まだRO濃縮塩水という高濃度の汚染水が溜まっているままのフランジ型タンクが多数ある。全てのフランジ型タンクが溶接型に置き換わるのがいつになるのか、見通しは示されていない。
フランジ型タンクの寿命はメーカー推奨で5年。使用し始めてからすでに2年が経っており、残り3年の寿命だ。これに対して東電は、1日4回のパトロールや点検で劣化部分にコーキング等を行い、健全な状態を保って使用していくとしている。
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