2015年4月16日17時40分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機格納容器内のロボットによる調査の残り、時計まわり半周分を終え、速報として映像とデータを公開した。今回は10日の調査時の走行不可となるようなトラブルはなかった。測定した範囲で最大線量率は8.3Sv/h。ロボットは17日以降、後退させて回収する予定だという。
2015年4月16日17時40分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。福島第一原発1号機格納容器内のロボットによる調査の残り、時計まわり半周分を終え、速報として映像とデータを公開した。今回は10日の調査時の走行不可となるようなトラブルはなかった。測定した範囲で最大線量率は8.3Sv/h。ロボットは17日以降、後退させて回収する予定だという。
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東京電力は、福島第一原子力発電所1号機格納容器(PCV)内部の、ロボットによる調査を行った。今回はペデスタル外側、1階のグレーチング上の調査を行った。前回4月10日には、反時計回りに調査を行い、予定行程の約3分の2のところでロボットが走行不能になり、調査を中断。ロボットはケーブルを切り離し内部に放置している。
4月15日から16日にかけて、2台目のロボットを使用し、時計回りに残り半周分の調査を実施した。今回はトラブルなく全行程の調査を完了した。ロボットは現在終点地点に留まっている。17日以降に後退させ、回収する予定だ。
時計回り半周部分には大きな落下物はなかった。また、線量率も最大8.3Sv/hと、反時計回りの半周の最大値9.7Sv/hより幾分低い。今回の調査結果を踏まえ、今年度末に階下部分の調査を行う予定だ。階下部分には燃料デブリがあるとみられている。
ALPSで用いた使用済の吸着剤を収容するポリエチレン製の容器(HIC)の上面を目視点検したところ、2基のHICに水漏れがあることが、4月2日の会見で発表された。その後、原因究明を行うと共に、他のHICについても目視点検を行っている。
HICを保管する第二施設に保管されている680基のHICについて、4月15日までに全103基を点検、11基に水漏れが見つかった。いずれも漏れは少量だが、継続して原因究明、対策の検討等を行う予定だという。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年4月16日
2015年4月15日
2015年4月14日
2015年4月16日
2015年4月15日
2015年4月16日
2015年4月15日
2015年4月16日
「原子炉格納容器内部調査技術の開発」ペデスタル外側_1階グレーチング上調査(B 1調査)の現地実証試験の実施について(2015年4月15日速報)
2015年4月14日
2015年4月13日
「原子炉格納容器内部調査技術の開発」ペデスタル外側_1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験の実施について
2015年4月10日
「原子炉格納容器内部調査技術の開発」1号機ペデスタル外側1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験報告について(4月10日調査開始速報)