2015年4月9日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。東電は、陸側遮水壁の試験凍結の計画を原子力規制委員会に申請。冷凍機を運転して22か所で温度変化や地下水の影響などを調査する計画だ。本格的な氷の壁の生成はまだ行わない予定だという。
2015年4月9日17時30分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。東電は、陸側遮水壁の試験凍結の計画を原子力規制委員会に申請。冷凍機を運転して22か所で温度変化や地下水の影響などを調査する計画だ。本格的な氷の壁の生成はまだ行わない予定だという。
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東京電力は、陸側遮水壁(凍土壁)の試験凍結を行う実施計画を、原子力規制委員会に申請した。すでに建設した冷凍機を運転し、陸側遮水壁の22地点で冷凍触媒の移動、温度変化、地下水への影響などを調べることを目的としている。本格的な凍結へはまだ進まない方針だ。
2013年度に敷地内で実証試験(フィージビリティ・スタディ)を実施し、土中に氷の壁を作ることは検証している。しかし、その後の遮水壁の検討、規制委・検討会での議論を通じ、凍結しにくいと考えられる箇所は、凍結管を二重化するなど改良が加えられた。そのため、あらかじめ試験的に冷凍機を運転し、温度変化などを調べるという考えだ。
今回は試験凍結の申請であり、数週間にわたり試験を行う予定。終了後は冷凍機の運転を止める。しかし、試験中に規制委との議論が進み、そのまま本格的な凍結に進む可能性もないとは言えない。
福島第一原発1号機の原子炉格納容器(PCV)の一部の温度計計測値が、3月5日の窒素封入装置切り替え後、上昇トレンドにある。これまでにも窒素封入量の変更により、緩やかに温度トレンドが変化している。今回、窒素の封入装置を変更したことで、PCV内部の冷却具合が変わり、温度が上昇していると東電は判断している。それだけPCV内部の発熱量が大きいということだ。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年4月9日
2015年4月8日
2015年4月7日
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2015年4月7日
2015年4月9日