2015年4月6日17時50分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPSの使用済廃フィルタを収容するHIC容器の上面に見つかった溜まり水を分析した結果、全βが1ccあたり3000Bqだったことが発覚。
また、さらに2基のHIC上にも溜り水があり、合計4基に溜まり水があることが報告された。東電は結露水などではないと判断し、引き続き原因究明、調査を続けるとしている。
2015年4月6日17時50分から、東京電力で定例記者会見が開かれた。ALPSの使用済廃フィルタを収容するHIC容器の上面に見つかった溜まり水を分析した結果、全βが1ccあたり3000Bqだったことが発覚。
また、さらに2基のHIC上にも溜り水があり、合計4基に溜まり水があることが報告された。東電は結露水などではないと判断し、引き続き原因究明、調査を続けるとしている。
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ALPSで使用し、核種を吸着した使用済廃フィルタを収容するHIC容器の上面に、溜り水見つかったことが4月2日の会見で発表された。この日の会見では、その続報について発表があった。
HICを保管する第二施設に保管されている680基のHICから、高線量の内容物を収容している61基について、あらためて点検した結果、新たに2基、合計4基のHIC上面に溜まり水があることが発覚した。溜り水の放射線量はスミヤ測定で2000~20000cpm。バックグランドは高くても600cpm程度。東電は結露水などではないと判断し、引き続き原因究明、調査を続けるとしている。
当該の4基のHICは昨年2014年11月頭に保管施設に格納された。その後、1か月おきに2回、12月と1月に目視点検を行ったが、問題はなかったという。その3か月後である今回の点検で溜り水が見つかった。
溜り水は、一番多いHIC上面で約10リットル。HICを格納しているコンクリート製の容器”ボックスカルバート”は水密化しており、外部への漏洩はないという。
3号機SFP(使用済燃料プール)上のがれき撤去中に、誤ってFHM(燃料交換機)の一部を水中へ落下させたことに関して、SFPのゲートに干渉している可能性から調査が行われた。
水中カメラによる映像調査の結果、FHMはSFPのゲートに接触しておらず、ゲートの水密性は保たれ、SFP水位に変化がないことを確認した。しかし、他の金属片がゲートに接触していることが発覚。東電は、金属片も含めてFHMの撤去計画について今後検討する予定だ。
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以下、東京電力ホームページより、リンクを表示
2015年4月6日
2015年4月5日
2015年4月4日
2015年4月3日
2015年4月3日
2015年4月5日
2015年4月4日
2015年4月3日
2015年4月3日