皆さん、岩上安身です。ご心配をおかけしました。2月21日に、帯広で突然の発作に襲われてから以降、16日間、ほぼ半月の間、仕事をお休みしていましたが、明日のモーニングバード出演から、外の仕事にも復帰いたします。2週に渡って出演をお休みし、番組関係者の方々にはご迷惑をおかけしました。
楽しみにされていた方々にも、がっかりさせてしまいました。この場をお借りして、お詫び申し上げます。このツィッターもフェイスブックも、ドクターストップがかかっていたため、16日間、一言もつぶやかず、タイムラインを見に行くことも控えておりました。
ダイレクトメッセージも見ない、PCも見ないと、その点はドクターの指示に従い、徹底しておりましたので、ご返信もしないままでした。お見舞いのメールも多数いただいているとスタッフから聞いております。まだ、目を通しておりませんが、これから全部読ませていただきます。
帯広で21日に倒れた時の状況や、救急搬送された時の模様などは、現場に居合わせて救急通報してくれたIWJスタッフの原佑介君が、日刊ガイドなどで詳しく伝えてくれています。そちらをひとまずお読みください。
また、帯広で倒れるまでも、無理に無理を重ねてきて体調不良は続いていました。その流れも振り返って、原君がブログにまとめてくれています。どうして突然、心臓発作で倒れたのか、と驚く方はこちらもご覧になっていただければと思います。
原君がまとめてくれたブログはこちらです。
これまで心臓病と診断されたことがなく、心電図の検査で異常も見つからず、何の予備知識もないまま、突然の発作に見舞われました。何の準備もありませんでした。救急搬送されたあげく、あれよあれよと言う間に、カテーテル検査まで、一気に進むこととなりました。
それから以後、安静につとめてきましたが、現在も血圧や心拍数が正常な状態で常に安定しているわけではありません。どういう拍子に、心臓の動脈が痙攣する「攣縮(れんしゅく)」が再び引き起こされるのか、自分でも、医師でも、わかりません。
そういう意味では、寛解とか全快とかからは、まだ遠い状況です。とはいえ、何も発作が起きていない時の僕の様子を見た人は、何事もなったのではないか?と思うのではないかと思います。消化器系の病気などは食事が取れず、げっそりやつれてしまったりしますが、そんなことはない。
日々、変動する体調とつきあい、医師の話も聞く中で理解してきたのは、この心臓の病気は、ゼロか100か、発作で死に直結するか、そこそこ元気そうに過ごせるかで(様々な制約はありますが)で、中間の、いかにも病人らしい衰弱の状態はあまりないらしいということでした。
心臓の動脈の攣縮を招いたのは、仕事のしすぎであり、複合的なストレスのためだ、と診断されました。仕事のことがいっときも頭から離れず、なかなか寝付くこともできない、過剰な交感神経優位の状態が続いてきたからだ、というのは、自他ともに納得のできるところです。
今回の復帰も、これまでと同じようなハードワークの状態に戻ったら、同じ結末が待っているだけです。そうなって、次は生還できるという保証はありません。復帰と言っても、仕事量を4分の1程度に落とし、恐る恐るのスローな再スタートとなります。
僕はサバイバー(生還者)なのだ、と思っています。偶然、発作が起きたタイミングが、スタッフが身近にいて、優れた循環器の医師のいる病院のすぐそばだったことが幸いしました。これが海外だったら、飛行機の中だったら、一人で倒れ、意識喪失してしまったら、、、
考えると、ゾッとする他はありません。気分が悪くなり、ホテルの部屋にどうにか帰り着いた時、息苦しさと痛みだけでなく、一瞬、ブラックアウトしかけた瞬間がありました。攣縮によって血圧が急降下していた時だったのではないかと思います。
目の前が真っ暗になりかけました。どうにかよろけずに、慎重に、静かにベッドに座って、横になりましたが、あの時、倒れて頭でも打ち、意識がなくなったら、どうなっていたかわかりません。振り返ってみると、一つ一つが紙一重の差です。運がよかった、と思わずにはいられません。
命拾いした、ということの意味を、どう自分の中で深く理解していくか、また、今後に生かしていくか、あわてず、ゆっくりとしたペースで仕事を再開する中で、噛み締めながら、考えていきたいと思います。
もちろん、これからも安全圏にいるわけではないので、毎日がサバイバルであるともいえます。無理のきかない心臓を抱えて仕事を再開するとは、綱渡りをするようなもの。タイトロープから落ちる、つまり救急車を呼ぶような症状に見舞われたら、今度は、即、入院と言われています。
狭心症の薬・ニトログリセリンを片手にしながら、タイトロープから落ちないように、ジャーナリストとして、IWJの代表として、綱渡りを続けることができるかどうか。やってみなければわかりませんが、やらないわけにもいきません。
皆様には、ハラハラさせることになりますが、どうぞ、お見守りいただけますよう、よろしくお願いします。なお、すべてのメールやメッセにご返信いたしますが、すぐにすべてにご返信はできないかもしれません。その点は、ご理解いただきますよう、よろしくお願いします。
今後とも、岩上安身と、IWJへのさらなる応援、ご支援をどうぞよろしくお願いします。
早くお休みになって下さい。せめて床に就く時間を決めて下さい。原君の機転と重なった幸運で蘇った御身は大切にしてあげて下さい。モニバには息抜きに参加されたのかと思ってましたが岩上さんにとってとても気になる存在である事を知りました。モニバのために今日も徹夜でしょうか。とっても気になります。早くお休み下さい。 大切な命ですから。
思いの押し付けをお許し下さい。
はじめまして、ヤンヨンヒと申します。
3/14(土)亀戸での「南京!南京!」「ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜」上映の合間のシンポジウムでご一緒させて頂きます。何卒よろしくお願い申し上げます!以前からtweetなどを拝見しながら精力的な取材に感銘を受けておりましたが、倒れられたと知り心配になっていました。回復なさっていると知り、ホっとしています。くれぐれも無理なさらず、暫くは体調管理を優先してゆっくりお仕事なさって下さい。土曜日にお目に掛かれますこと、楽しみにしております。乱文お許し下さいませ。
久しぶりに岩上さんの文章を読むことができ少し安心しました。無理をするな、とは申し上げません。何故なら中小零細企業の経営者である限りたとえ仕事量を10分の1にしたところでストレスが10分の1になる訳ではないからです。身体的に少し楽になるだけかと思います。
最高の良薬は経営の安定化です。テレビ出演を経営支援でなく、息抜きくらいに出来るようになると良いのですが。
一会員としては一般会員からサポート会員へ移行することが岩上さんへの支援かと思います。いつかはクラウンでなく、いつかはIWJに広告を、夢見て。
明朝のテレ朝が楽しみです。
ニトロのお世話になることに成ってしまったんですねェ、、。
昔からこの劇薬は命取りと言われる物質です。
これからの御活躍の為にも、十分ご自愛下さいませ。
いち視聴者として、いち国民として、岩上様のいないIWJを経験し本当に不穏な日々を過ごしていました。
IWJは私にとって世の中を見通す時の歪みのない窓であり、現日本に於いて良質な解説や論評の聞ける唯一の場です。
過去に於いてもこれだけ一人の専門家や活動家の考えや論説を余すこと無く聞ける番組はありませんでした。
そして、そのインタビュー力は岩上様の力によるところが殆どです。
岩上様は今の日本のジャーナリズムにとって本当にかけがえのない存在です。
会員数の伸び悩みに苦しんでおられるとは思いますが、おそらくIWJは早すぎる存在なのでしょう。
実際のこの国の情勢から考えると、全然早すぎるとは思えませんが、多くの日本人の意識はまだまだ過去にいるのでしょう。
しかし、遠からずIWJのそして岩上様の重要性が身にしみて分かる日が間違いなく来ることでしょう。
どうか末永く生き延びて下さい。
岩上さん、もう若い時と違います。突っ走るわけにはいきません。成るようにしかなりません。無理しても何変わりません。とうか、若い時と違い、ろくな結果が出ません。
どうぞ、ゆっくりと自分の体と向き合いながら、楽しみながら仕事をしてください。
我々IWJ視聴者ができる事は、とにかくIWJの発信する情報を現実世界の友人・知人・親兄弟とインターネット上の世間に伝え続け、会員・寄付を募るしかない!!!
後、movie IWJの動画編集の仕方も、人員を割けない状態なのかもしれないけど、動画編集が上手い人をボランティアかなんかで募って、本編動画内で話された全項目がある程度全部把握でき、かつ絶妙な所で編集され途切れているような動画にして、「会員になって続きを観たい!」と思わせるようにした方が良いと思う。
追伸
コレも観て、常に評価するのを忘れず広めよう!
https://www.youtube.com/watch?v=9cVhMjvfhRw
https://www.youtube.com/watch?v=8lFEHxMqY_c
その昔、私も、24時間営業年中無休と粋がって働いていましたが、ある日突然、脳の毛細血管が悲鳴をあげ、脳梗塞で10日間入院しました。切れる1か月前、定期の健康診断(日帰りの人間ドック)を疲労困憊のまま受診しました。結果は異常なし、いつもより種々の数値が良好でした。脳神経内科の医者曰く、人間の体は、よく出来ていて、状態が悪くなると正常に戻そうとの力が働くそうです。「人間ドックの健診結果が良い時ほど、要注意!」とのこと。
岩上さん、何もかも自分一人でやろうとしないで下さい。目を瞑って任せないとスタッフは育ちません。岩上さんと仲間たち、そんな気分で息長く続けて下さい。