【続報】IWJ代表・岩上安身の体調の経過のご報告(3月10日更新) 2015.3.10

記事公開日:2015.3.10 テキスト
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※3月10日発行の日刊ガイドでお知らせした最新のご報告を追加いたしました。

 IWJ代表・岩上安身は、体調不良のため、毎週火曜日にレギュラー出演中のテレビ朝日ニュース番組「モーニングバード!」の2月24日、3月3日放送の回をお休みさせていただきました。現在も静養に努めております。

 関係者の皆様には引き続きご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。また、楽しみにしてくださっていたファンの皆様にも、重ねてお詫び申し上げます。

 2月22日に第一報をお知らせしたとおり、IWJの岩上安身代表が21日(土)の夜10時半頃、取材先の北海道・帯広のホテルで倒れ、市内の病院に緊急入院しました。冠動脈が狭まる「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」でした。関係者ならびに多くの方にご迷惑、ご心配をおかけしております。今後も岩上の体調について、詳細が分かり次第お知らせいたします。

 みなさまからのご心配、温かいお見舞いの声、ありがたく頂戴しております。スタッフ一同、岩上の回復を祈るとともに、IWJの動きが止まることのないよう、これまで以上に気を引き締めて業務・対応にあたっていきたいと思います。

 『日刊IWJガイド』で近況をご報告してまいりましたが、「モーニングバード!」への出演をお休みしたことで、初めてお気付きになられた方も多いかと思います。本記事にて、これまでの経緯をまとめております。

また、こちらの記事も併せてご参照ください。(3月6日更新)

 岩上は現在まだ疲労が抜けず、PCにもiPhoneにも目を通せず、皆様のメッセージを直接読めずにいますが、後日、回復しましたら、本人から詳細な報告と感謝を述べさせていただきたいと思います。たくさんの励ましのお言葉、本当にありがとうございます。ご用の方は、たいへんお手数ですが次のアドレスにてスタッフまでお願い致します。→ office@iwj.co.jp

 IWJスタッフは現在、一丸となって、微力ながらも、なんとか代表の留守を守るよう協力し、仕事に臨んでおります。なかなかスムーズには回らず、どうしても平常時と比較し、見劣りしてしまうと思いますが、精一杯、頑張って乗り切ろうと努力しております。

 今後とも皆様、岩上安身を、IWJをお支えください。どうか、よろしくお願いします。

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※IWJの新着記事のお知らせはIWJ速報アカウントにて行なっております。

 普段、IWJの新着記事のお知らせは、IWJ速報アカウントでツイートした後、岩上安身アカウントでリツイートされ拡散ができていましたが、静養のため、Twitterでの情報発信を控えざるを得ない状態になおり、現在はそれがかないません。IWJの新着記事のお知らせは、IWJ速報アカウントをフォローしていただくことで、お受け取りください。よろしくお願いいたします。

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 IWJの中継や配信の告知、お知らせ等は、TwitterのIWJスタッフアカウント(アカウント名: @iwakami_staff )より発信しております。

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 また、IWJ速報アカウント、スタッフアカウントはじめ、その他、IWJのアカウントの情報のなお一層の拡散へのご協力をよろしくお願いいたします。日頃の多大なご協力に、改めて感謝申し上げます。

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岩上安身サポーターズクラブ」サポーターの方へも、無料で日刊IWJガイドをお届けしております。詳しくはこちらをご覧ください。 → http://iwj.co.jp/join/iysc.html

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 以下、岩上の体調悪化の経緯について、IWJ会員・サポーターメルマガ「日刊IWJガイド」に掲載した挨拶文を再掲いたします。

「続報16」日刊IWJガイド 2015.3.10日号

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 岩上さんが北海道・帯広への出張中に「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作に見舞われてから2週間あまり。本日8時から放送されるテレビ朝日「モーニングバード!」に岩上さんが復帰します!

 岩上さんは昨日、おそるおそるの復帰宣言として、16日ぶりに、Twitter上でみなさまにご挨拶をさせていただきました。医師から処方された薬を常に肌身離さずという、非常にハラハラしながらの復帰となりますが、どうぞ、見守りいただけますよう、よろしくお願いします。

 僕たちスタッフも、常に養生に眼を光らせると同時に、岩上さんの負担にならないよう、負担を極力軽減させるよう、気を引き締めて参ります。

 岩上さんの復帰のご挨拶は、以下の記事にまとめました。

※【岩上安身よりみなさまへ】ひとまずの復帰のご挨拶 ~突然の「攣縮(れんしゅく)」からのサバイバル、そしてニトロ片手のタイトロープウォークへ

 また昨日は、仕事復帰第一弾として、これもおそるおそるですが文責として記事のリライトをしました。大臣辞任によって「政治とカネ」の問題、そしてTPPを食い物にした、悪質な農家への恫喝と裏切り、さらに本音では「今の農家は潰してもいい」と暴露した西川公也・前農水大臣の追及記事です。ぜひ、ご覧ください。

 本日の「モーニングバード!」では、淡路島の洲本市で5人が殺害されるという衝撃的な事件をはじめ、緩急取り混ぜた様々なニュースを扱うとのこと。岩上さんの鋭く、的確なコメントをご覧いただけると思いますので、ぜひ、放送をチェックしてみてください。

 岩上さんが仕事に復帰したとはいえ、まだまだ「そろそろ運転」とならざるを得ません。その間、IWJとゆかりのある識者の方々からの寄稿や、再配信などで、情報は絶えず発信していきます。

 この間、岩上さんが倒れるまでの道程をまとめましたので、ぜひ、ご一読いただければと思います。岩上さんがいかにストレスを負っていたか、そしてそれが「世界の危機」とどのように連動していたか、お分かりいただけるかと思います。

「続報15」日刊IWJガイド 2015.3.9日号

 おはようございます。IWJでテキスト仕事などを担当している佐々木隼也です。

 先月21日に、北海道で岩上さんが倒れてから2週間以上が経ちました。その後も何度か体調が悪化したりなど、波がありましたが、医師の指示通り、なんとか療養に努めてきました。

 このままいけば(医者の許可が降りればですが)、明日のテレビ朝日「モーニングバード!」で、復帰のご挨拶ができるかと思います。ただ、復帰と言っても恐る恐るです。

 しかも、心臓の爆弾とはこれからずっと付き合っていかなければならず、つまり何かの拍子に爆発する危険性を考慮にいれながらの復帰のため、以前のように精力的に取材をしたりインタビューをしたり、ということは、かなりセーブしていかなければなりません。

 それ以上に、ジャーナリストと経営者の二足の草鞋を履いて一人二役こなしてきた負担を軽減しなくてはなりません。

 組織の運営を一人で切り盛りしてきた負担は、未熟者ながら我々スタッフがその負担を担わなくてはなりません。しかし、我々が担えることには限界があり、トップとして判断が求められることがたくさんあります。

 経営の一部、日常的なマネジメントの一部を、岩上さんが倒れた一時期、原佑介記者に権限移譲して託しました。原記者は献身的にスタッフの間に分け入って、様々な指示の履行や調整などを行いましたが、あまりの大変さに「こんなこと毎日、やってたら、マジで死にます!」と悲鳴をあげていました。

 中小企業の社長さんの大変さとは、どこでも、同じようなものなのかもしれませんが、創業者で、社歴が短く、その分、人材が育っておらず(これは、自戒を込めて、自分で自分のことを書いております)、岩上さんの右腕になるような、社会経験の長い、頼りになるマネージャー役とか番頭役がいないという状況では、その負担は、格別重いものだったと思います。

 僕は3.11のタイミングでIWJに深入りしました。何もわからず最初から東電本店に連日、泊まり込み、24時間中継を、意地悪な他メディアのおじさん記者やカメラマンに妨害されながらも死守する、というのが、僕に与えられたミッションでした。

 この4年、頑張ってきたと、我ながら思います。ですが、ただひたすら前線で頑張る、ということを続けるうち、IWJという企業の仕事とは、前線での仕事が全てなのだと錯覚するようになっていました。

 会社を成り立たせるには、膨大な経営、管理、事務の仕事があるのだと、頭でわかっているつもりでも、本当にはわかっていませんでした。「親の苦労子知らず」というのでしょうか、今も十分にわかっているとは言えないかもしれませんが。

 僕ら若手スタッフは、猛スピードで、「取材現場」以外の場面でも、成長しなくてはなりません。そうすることで、岩上さんのエネルギーを、外部へ向けての情報発信と、この小さい会社のリーダーとしての経営判断の二つに特化させてもらわなくてはいけません。

 岩上さんも、僕たちスタッフも、仕事の進め方、発信の仕方、取材の仕方、そしてアウトプットの仕方に、工夫が求められています。発信力をいかに落とさず、むしろより効率的に、忙しくて時間のない方にも分かりやすく伝えるためにはどうすれば良いか。岩上さんとスタッフ間で、話し合い、工夫し、今後、詰めていきたいと思います。近いうちに、その結果をみなさんにお示しできるかと思います。

 これからも、IWJへのご支援をどうぞ、よろしくお願い致します。

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「続報14」日刊IWJガイド 2015.3.8日号

■岩上さんの体調報告とIWJ会員数の現状報告

 先日は東京を離れ、若干の保養も試してきた岩上さん。2月21日の帯広での突然の発作から、2週間が経ちました。体調が完全に元へ戻ったわけではないようですが、仕事に復帰する心算を固めています。

 僕自身、岩上さんの負担を少しでもカバーするため、IWJ内部の事務作業などを手伝っていますが、これが驚くほど大変でして…ジャーナリストとしてだけでなく、経営者としての仕事なども1人で抱えて走り続けてきた岩上さんが倒れるのは、今からして思えば、必然でした。

 スタッフ一同、微力ながら一丸となって岩上さんが不在の間、IWJをどうにか支えようと、精一杯努力しています。是非、IWJをご支援ください。

 昨年4月の消費増税を境に、IWJの会員数が減少し続けています。現在(3月7日時点)のIWJ会員数はサポート会員が1286人、一般会員が3457人、計4743人となっています。

 IWJはこれからも、大手メディアが報じないような情報を報じ続けていきたいと思います。皆様のお力で、どうかIWJを支えて下さい。よろしくお願いします。

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「続報13」日刊IWJガイド 2015.3.7日号

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 連日、この日刊ガイドでお伝えしている通り、岩上さんは北海道・帯広の出張中に、「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作を起こしたため、現在も静養を続けています。

 岩上さんは、ストレスや睡眠不足を解消するため、この数日、都心を離れ、転地療養を行っていました。スタッフとしては、今回の転地療養が功を奏し、岩上さんの体調が快方に向かうことを願うばかりです。

 IWJは、岩上さんという存在がいてこそ初めて成立するメディアです。岩上さんのインタビュー配信や原稿の執筆、ツイートがなければ、IWJの情報発信力は格段に落ちてしまいます。岩上さんが不在にしているこの間、私はこの冷厳な事実を、つくづく痛感しました。

 それでも、少しでも市民の皆さんが求めている情報をお伝えできるよう、微力ながら、スタッフ一同、精一杯頑張っています。IWJが今後も活動を続けていくため、どうか、ご支援をいただけたらと思います。ぜひ、IWJの定額会員にご登録いただき、IWJの活動を支えてください。

 また、IWJではカンパも受け付けています。どうか、どうか、IWJが今後も存続できるよう、お支えいただければと存じます。

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■スタッフ募集のお知らせ

 3月は、春の訪れを感じる季節であるとともに、卒業の季節でもあります。IWJでも、この3月をもって、卒業するスタッフが数名います。

 そこでIWJでは、経理、事務、テキスト編集の3つの分野で、新しくスタッフを募集することになりました。IWJの仕事は、とてもやりがいがあり、報道に関心がある方には、ぜひ応募していただきたいと思います。初心者の方にも、丁寧にレクチャーいたします。IWJに関心をお持ちのみなさん、ぜひ、一緒に働きましょう!

※IWJレギュラースタッフ募集に応募して下さる方はこちらをクリックしてお進みください。

「続報12」日刊IWJガイド 2015.3.6日号

 おはようございます! IWJ原です。(中略)

 岩上さんは現在も静養を続けています。PCもiPhoneものぞかず、東京から離れ、身体を休めています。今も心臓は安定せず、落ち着くにはまだしばらくかかります。皆さまから今もお見舞いの言葉をいただきますが、本人はまだ連絡を返せる状態にありません。申し訳ありませんが、ご連絡はIWJオフィスのほうによろしくお願いします( office@iwj.co.jp )。本人には後ほど、必ずお伝えします。

 医師には、発作の一番の原因はストレス、過労だと言われています。ジャーナリストとしてはもしかしたら少しは休めるかもしれません。しかし、経営の悩みは頭から離すことができません。IWJの会員が減ったのは、経営上、大きな重圧でした。どうか皆様、さらなるご支援をお願いします。IWJスタッフも微力ですが、なんとか粘っていけるよう努力を続けています。

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■IWJは健康問題に力を入れます!

 太った自分と、倒れた岩上さん。少しでも自分の不安を紛らわせるため、僕はすぐに帯広のホテルでPCを開き、楽天市場でジャージとランニングシューズを購入しました。今では時間を見つけては近所を走り、不安を後方に置き去りにしようと、ひたすら前に進んでいます。

 僕の親は両親とも癌になり(今は元気で、月に1回は夫婦で旅行に行っています)、祖父、祖母もみんな癌が原因で亡くなっています。さらに父は糖尿病。僕の記憶では40代前半ではすでに糖尿病だった気がします。僕も今年で30歳。マ、ジ、で気を付けなければいけません。

 「お前は日刊で何をぶっちゃけているんだ」と思われるでしょうが、つまり、IWJもこれからは、健康問題を積極的に扱っていくよう心がける、ということを発表したかったのです。

 昨日、岩上さんが倒れるまでの道筋を細部にわたって検証したレポート『2015年1~2月、岩上安身が北の大地で倒れるまでの道程~IWJスタッフあてメールも検証。「心臓の動脈の痙攣」を引き起こしたストレス、過労の実態と、追い打ちをかけた「世界の危機」の正体』を公開しました。

 「イスラム国」事件、ウクライナ内戦から、第三次世界大戦へと戦線が拡大しかねない欧州の危機、戦争準備へとひた走る安倍政権…2015年の怒涛の日々と、岩上さんが倒れるに至る日々の記録を重ね合わせ、時代と正面からまともに向き合って来た岩上さんが、健康を保てなかったのはいかなる理由によるものかを突き詰めようと探りました。

 「働き過ぎ!」というお叱りが今から聞こえてきそうです…。岩上さん本人へのご叱責もあると思いますが、我々スタッフの責任でもあります。本当に申し訳ありません。記事内では、IWJのスタッフあての岩上さんのメールも重要資料として公開しています。時代の記録としても、是非、ご一読お願いします。

 この記事を皮切りに、今後もさらに糖尿病、癌、高血圧、などなど、さまざまな健康リスクを考えた記事を発表してまいります。「IWJすこやか」の本格始動をお待ちください。

「続報11」日刊IWJガイド 2015.3.5日号

 おはようございます。今日から沖縄に発ちます! ぎぎまきです。

 体調が回復した岩上さんに、「取材に行ってきます」と報告して飛び立てれば良かったのですが、残念ながら、岩上さんは今も東京の事務所から離れた場所で静養中です。

 IWJと言えば、岩上さん。ジャーナリスト、岩上安身が一から作り上げたメディアですから、リーダーが倒れた今、これまでのような発信力が失われ、IWJへの期待値が下がってしまった方もいるのではないかと率直に思います。

 岩上さん自身も、IWJも、これまでも、みなさまから応援や支援をいただきながら、何度も窮地を乗り越えてきました。岩上さん自身も、きっと病気から立ち直ってくれると信じていますし、IWJも、スタッフ一同、今回も踏ん張り、必ず乗り越えます! と胸を張って言えればいいのですが、岩上さん不在の今、正直、不安です。

 岩上さんは今、ジャーナリストとして、表に立って、IWJの看板として情報発信することはできません。それでも、私たちスタッフがそれぞれにがんばり、及ばずながらも情報を発信することはできます。

 しかし、組織を運営することは全く別の話で、岩上さんの代わりはいません。岩上さんが組織の運営に携われなくなったら、IWJはすぐにでも迷走して、潰れてしまいます。

 可能な限り仕事とは距離を置くようにと、医師から念押しされているものの、倒れて以降も、岩上さんはずっと組織のリーダーとしての役割をひそかに果たしてきました。

 私たちが指示を仰ぐと、病床でも素早く判断し、指示を下してきたのです。裏を返せば、それだけ、組織運営の負担を岩上さん一人に負わせてきたということ。

 このピンチを私たちスタッフは、本当にチャンスに変えることができるのか。自分自身について言えば、ここで、その重荷を分け合うことができるのか。具体的に考え出すと、とても心細くなります。これが、今の私の心情です。

 ですが、私は今日から沖縄です。まず、カンパや寄付という形で、沖縄取材の実現に力を貸して下さったみなさま、本当にありがとうございました。沖縄では、現地スタッフに協力を仰ぎながら、4日間という時間をフルに活用し、新基地建設をめぐり日々繰り広げられている動きを取材します。

 道中、出会う方々に突発的に話を聞く機会もあると思います。中継は断続的になると思いますが、開始時には、twitterのスタッフアカウント(@iwakami_staff)で告知します。できる限り素早く記事にもまとめようと思っていますので、ぜひ、ご覧いただければと思います。

※Twitter IWJスタッフアカウントのフォローはこちらからお願いいたします。 → https://twitter.com/iwakami_staff

 また、大変恐縮ではありますが、引き続きのご支援も何卒、宜しくお願いいたします。

※寄付・カンパのお願い → http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

「続報10」日刊IWJガイド 2015.3.4日号

 おはようございます。IWJスタッフの佐々木隼也です。

 岩上さんが狭心症の発作で倒れて以来、たくさんのご声援、ご心配の声が届いております。本当にありがとうございます。

 昨日のガイドでお知らせしたように、岩上さんは現在、医者の強いすすめにより東京から離れた場所で静養中です。

 iPhoneやPCを持つことも禁止されており、緊急時以外の連絡はとれない状態にいます。

 毎週火曜日に岩上さんがコメンテーターを務めるテレビ朝日『モーニングバード!』を休んでいることから、やっと事態を知ったという方もいて、連絡をいただくこともありますが、今はとにかくまだ、返信をすることが叶いません。

 岩上さんの体調に関すること、その他岩上さんに関するすべてのことについては、すべてスタッフが対応させていただきます。どのような用件でも結構ですので、こちらのアドレスまでお願い致します。

【お問い合わせ先:office@iwj.co.jp】

 携帯も出ないように、ネットやPCにも触るなと、医者にキツく言われています。どうかご了承願います。

 我々スタッフも、療養の末に元気になって東京の事務所に戻ってくるのを、待ちたいと思います。

 さて、IWJでは岩上さん不在のなかですが、なんとかスタッフで支え合い、中継取材、取材を継続しています。

 それらをまとめた記事はIWJのHPにアップし、ツイッターの @iwj_sokuhouや、@iwakami_staffなどのアカウント、IWJのFacebookページなどで告知、拡散しています。

 ぜひ、これらをフォローし、また多くの人に拡散をお願いできればと思います。

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「続報9」日刊IWJガイド 2015.3.3日号

 おはようございます。

 さて、今日は3月3日。桃の節句ですね。ついに、ひな人形を箱から出さないまま、この日を迎えてしまったぎぎまきです。

 まず、はじめにご報告があります。

 岩上さんは今日も大事をとって、毎週火曜日にレギュラー出演している、テレビ朝日ニュース番組「モーニングバード!」をお休みします。関係者のみなさまには引き続きご迷惑をおかけして申し訳ありません。楽しみにされていた方々には、重ねてお詫び申し上げます。

 昨日も病院に行き、受診してきた岩上さん。重ねて、「数日間だけでも、仕事のストレスから完全に離れて、頭の中から仕事や会社の情報をすっかり抜いてください」と言われたそうです。

 いざというときに設備の整った救急にかかれる場所で、しかし会社のある東京をいったん離れて療養するように勧められ、明日から数日、東京を離れます。

 東京にいて、会社の目と鼻の先にいれば、岩上さん本人も会社の中のことが気になります。実際、会社の運営は、細々したところまで、岩上さんが指示して回して来たので、誰も急に代わりはできません。スタッフのみんなも頼ります。この状態が続くと、何のための静養期間かわからなくなってしまうので、思い切った情報の遮断が必要だ、というドクターの強い勧めによるものです。

 その際、念を押されたのは、「携帯やiPhoneやiPadやパソコンを持っていったらダメですよ」という強い念押し。お見舞いのメールやメッセージは本当にありがたいことですが、仕事の依頼や問い合わせ、ご連絡などは、岩上さん本人ではなく、どうか、IWJのオフィスあてにお願いいたします。

お問い合わせ先:office@iwj.co.jp

 あと数日間だけでも、静かな環境で休ませてください。岩上さん本人からの返信がないことや電話に出ないのは、ドクターストップがかかっているからであることを、ご了解ください。私たちスタッフも、岩上さんへの依存を乗り越えて、自力で頑張りたいと思います。

■お見舞いや応援メッセージ、ありがとうございます

 東京は風がまだ少し肌寒いものの、桃や梅の花が次々と芽吹き始めています。春らしい気配の訪れに、思わず頬が緩みます。

 シェイプアップのためにも自転車で移動することが多い私ですが、先日、愛用している自転車のタイヤがパンクしたため、メンテナンスに出しました。

 自転車屋の店主が、私の自転車を総ざらい点検し、全ての不具合を整備してくれたのですが、戻ってきた時には、これが私の自転車か! と思うほど、愛車はグレードアップ。身体にかかる負荷の違いに驚いています。

 身体も同じように、誰かがぱぱぱっとメンテしてくれればいいのですが。。。。そうはいきません。

 記者としての機動力を上げ、体力をつけ、健康にも良い上、経費削減にもなると、自転車に乗るように勧めてくれたのは岩上さんでした。

 そんな岩上さんは今、安静を強いられている状況ですが、今思えば、健康のための食や運動に一番気を配っていたのは岩上さんだったなぁと思います。それでも、その努力を上回るストレスや疲労が重なり、とうとう、心臓の動脈が痙攣するという命に関わる事態に直面したわけですが。。。

 残されたスタッフ全ての力を集めても、岩上さんの存在に代えることは到底無理ですが、岩上さんが一日も早く回復し、また、発作が再発しないよう、私たちスタッフがそれぞれの持ち場を、今まで以上に気を引き締めて守るほかなく、精進あるのみです。頑張ります。岩上さんへのお見舞いメッセージとあわせて、スタッフの健康を気遣ってくださる方も沢山いらっしゃいます。この場を借りて御礼申し上げます。

「続報8」日刊IWJガイド 2015.3.2日号

 おはようございます!IWJスタッフの佐々木隼也と申します。

 岩上さんが突然の狭心症の発作に倒れ、以来、静養中であるといっても、安倍政権の暴走は止まってはくれません。

 本来であれば、先頭に立って陣頭指揮を執りたいところを、最小限の、しかも経営に関してどうしても社長の判断が必要な部分だけに仕事をとどめる、という、ジャーナリストとしては拷問のような我慢をしなければならない岩上さんの歯痒さはいかばかりか、と思います。

■司会を急遽断念…本日、チェルノブイリと福島の被曝を考えるシンポジウムを中継!

 しかし、だからといって医者から言い渡された「とにかく安静にすべし」という最後通告を破らせるわけにはいきません。

 岩上さんが司会をするはずだった、本日13時からの「チェルノブイリと福島 甲状腺がん多発と避難問題を考える」についても、岩上さんはギリギリまで、体調を立て直して参加する道を模索していましたが、気力だけではどうしても覆せない壁というものがあり(そもそもそういう無理をこれまでずっと続けてきた結果、ついには心臓の動脈が痙攣を起こしてしまったわけですが)、泣く泣く断念させていただくことになりました。

※岩上さんの体調の経過については、本記事でまとめ、随時更新しています。

 急遽代役を、アワープラネットTVの白石草さんが引き受けてくださることになりました。白石さん、本当にありがとうございます。また同講演会の主催及び関係者のみなさま、たいへんご迷惑をおかけしており、申し訳ありません。この場を借りて、お詫び申し上げます。

 この講演会では、29年前のチェルノブイリ事故を、看護師として、また妊娠中の母として生き抜き、現在ではウクライナで被曝に関する研究プロジェクトを実施しているタチアナ・アンドロシェンコ女史を招き、ウクライナでの被曝の現状、そして3.11後の福島の放射能汚染の実態について、講演とシンポジウムを行います。

 自身も強制移住を経験し、フランスの研究機関による甲状腺ガン調査に関わった経験から、これからの福島で何が必要なのかを考えます。

 シンポジウムには、阿部知子議員と山本太郎議員も参加します。もちろんIWJでも中継するので、ぜひご覧ください! 13時よりCh5です。

視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

こちらの記事から、動画をご覧いただけます。(3月4日更新)

「続報7」日刊IWJガイド 2015.3.1日号

 おはようございます。IWJスタッフの芹沢です。

 本日から、3月に入りました。

 岩上さんが、2月21日(土)の夜、取材先の北海道・帯広で「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」という狭心症の発作に突如見舞われ、病院に緊急搬送されてから、約一週間が経ちました。月も変わり、季節も春を迎えましたが、IWJの事務所内は、春をことほぐ余裕もなく、てんやわんやの状態が続いています。

■18時より、会員限定特別プログラム 日本と世界の現在がわかる! 「岩上安身トークカフェvol.62 in 札幌(ワインバーφ) ~ぼくらはどんな曲がり角にさしかかっているのか」 岩上安身が魂込めて、日本に警鐘を鳴らす! 初出し!!

 本日、18時より、会員限定特別プログラムとして、岩上さんが、北海道で倒れる直前の2月19日におこなった、札幌でのトークカフェ 「岩上安身トークカフェvol.62 in 札幌(ワインバーφ) ~ぼくらはどんな曲がり角にさしかかっているのか」を、会員限定のスペシャルプログラムとして、初出し配信いたします。会員の方のみご視聴いただけます。ぜひとも会員登録をして、ご覧ください!!

※IWJ会員登録はこちらから → https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■沖縄へ東京のスタッフを派遣します!!

 リーダーが倒れたことにより、IWJ内部は臨時体制になっていますが、世の中の情勢も、大変なことになっています。岩上さんが、倒れる前からずっと気にかけていた沖縄の辺野古では、緊迫した状況が続いています。

 2月22日(日)の朝、沖縄県名護市のキャンプシュワブのゲート前で、辺野古埋立て強行に反対する市民ら2人を、米軍が拘束、連行したという事件が起きました。岩上さんが、まだ、はるか北の帯広の病院の集中治療室で心電図につながれていた時間帯です。

 IWJでは沖縄現地のスタッフが、全力で辺野古の基地建設強行の模様をお伝えしてきました。しかし、連日連夜の工事強行で、現地スタッフの疲弊も濃くなってきています。

 遅くなりましたが、東京のIWJ事務所から、沖縄へ、中継記者を派遣いたします。これは、岩上さんが倒れる直前の指示でしたが、その後、この緊急事態に見舞われたため、もろもろの調整に時間がかかっていました。今回、第一陣として、東京から派遣する中継記者は、ぎぎまき記者です。

 ぎぎまき記者の沖縄取材は、現時点では、3月5~8日の予定となっております。様々なかたちでレポートができるように、沖縄で活躍している中継市民の方々と相談しながら、準備を進めています。第二陣も用意しています。

 IWJは、現在、地方出張を控えなければならないほどの厳しい財政難に直面しておりますが、沖縄へ向かわないわけにはいきません。

 ここで、皆様にお願いがあります。この沖縄緊急取材のための、取材経費のご寄付・カンパを募集しております。ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

※寄付・カンパのお願い → http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■3月2日の「チェルノブイリを生きたタチアナ母子の福島へのメッセージ」 講演シンポジウムへご参加ください!!

 北海道から、なんとか、帰京した岩上さんは、昨日のガイドでもお伝えしたとおり、主治医から大事をとって、2週間は、仕事から離れ、安静にしているように、との診断と指示を受けました。

 大変申し上げにくいのですが、実は、正直なところ、岩上さんは、2月いっぱい休めば、3月からは、少しずつ、仕事を再開できるだろうと考えていたようなのです。

 昨日、お伝えした通り、25日(水)、決算書を税務署に提出するため、どうしても税理士と打ち合わせをし、決算書に印鑑を押さなくてはならず、事務所に出社しました。決算書への捺印がすんだ後、すぐに帰宅をすればよかったのかもしれませんが、出社した岩上さんは、他のスタッフとも、業務について、打ち合わせを行ないました。実際問題として、IWJは岩上さんが一日でも休むと、組織運営上の案件が山積みになっていきます。打ち合わせは、やむにやまれぬものでした。

 その打ち合わせに、スタッフのひとりとして、私も、参加していました。岩上さんは、打ち合わせの途中に、何も動いていないのに、汗をかきだしはじめ、様子がおかしくなりました。「おかしい、心臓が急にドキドキし始めた、頭が痛い」と言い、岩上さんは、自分の脈を測り、私に、時間をカウントするように指示しました。

 ストップウォッチで時間をはかったのですが、この時点で、岩上さんの心拍数は、100程度になっていました。私の目の前で、ドクターに電話をして、処方されていたニトロベンという狭心症の発作を抑える薬を舌の下に入れるように、指示を受けました。

 それでも鼓動の高まりが収まらず、頭の痛みも消えなかったので、岩上さんは、急いで、事務所を出て、車で、自宅に向かいました。よる7時過ぎのことです。自宅に帰宅して横になれば、症状がおさまるかと思われましたが、そうはならず、スタッフの原さんが運転する車で、救急で都心の病院に向かいました。

 事務所にいた私とスタッフの須原さんは、原さんからの指示を受け、深夜にかかれる病院を探しました。その際に、病院からは、救急車を呼ぶように言われたのですが、岩上さんは、それを頑なに拒みました。東京で再度、救急車を呼ぶことになると大事になる、と。岩上さんは、3月1日(日)~3月3日(火)まで、既に予定が入っていたことが、頭をよぎったようです。

 3月1日日曜日は、中東情勢について、LUNCH TRIPというイベントで話すことになっていました。3月2日月曜日は、「チェルノブイリを生きたタチアナ母子の福島へのメッセージ 」というシンポジウムでコーディーネーターをつとめることになっており、そして、3月3日火曜日は、岩上さんが毎週出演している、モーニングバード!のレギュラー出演日です。

 すでに、お伝えしている通り、検査によって、この日の異変では、心臓の動脈が痙攣を起こす「攣縮」が起きていなかったことが確かめられました。不幸中の幸いでした。

 それでも、立て続けの異変です。用心しなければなりません。でも、この事態をすぐに明らかにしなかったのは、金曜日に主治医にかかり、OKが出れば、翌週から仕事に復帰しようと考えていたからだそうです。

 しかし、やはりと言うべきか、金曜日に診察した主治医の先生は、「安静にした方がいい、仕事はもう一週間休んで」と仰って、とうとう岩上さんも観念し、日曜日から火曜日に至る外部のお仕事のお約束をキャンセルする決断に至りました。

 特に、3月2日の「チェルノブイリを生きたタチアナ母子の福島へのメッセージ」 でのコーディネーターをつとめる件は、ジャーナリストの青木泰さんより、お話をいただき、お引き受けした経緯もあり、岩上さんはなんとしても責任を果たしたかったようです。このイベントは、チェルノブイリの原発事故の被害にあった当事者の生の声を聞く、貴重な機会です。

 しかし、ドクターストップによって、お引き受けすることができなくなってしまいました。そのため、大変申し訳ないのですが、アワープラネットTVの白石草さんに、代役をお頼みすることになりました。

 白石さん、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 また、みなさま、岩上さんは出られなくなってしまいましたが、よろしければ、ぜひとも会場にお運びください。また、IWJでも中継を行ないます。この日刊ガイドで、チャンネルをお知らせしますので、ご確認ください。

※シンポジウムの詳細はこちらよりご確認ください → http://kokucheese.com/event/index/259930/

 今回の件を受け、スタッフの中でももっとも若輩者の私は、自分自身が成長することが、岩上さんの心配・負担を減らすことにつながり、IWJを支えてくださるみなさまのご期待に報いることだと改めて気持ちを引き締め直しました。

 現在、岩上さんが事務所にいない状態が続いております。岩上さんが体調を崩し、こんなに長い期間、事務所に来ない状態は初めてです。非常に、不安な気持です。ただ、このような時だからこそ、スタッフ一人一人は、リーダー不在のIWJを持ちこたえようと、頑張っています。

 岩上さんがいない状態では、やはり、通常より、至らない部分は出てきてしまうと思います。しかし、スタッフみんなで、岩上さんの体調が良くなり、事務所に戻ってこれる日まで、一生懸命取り組みますので、何卒よろしくお願いいたします。

 ガイドをお読みの方で、会員登録がお済みで無い方は、是非とも会員にご登録いただき、IWJをお支えください。

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「続報6」日刊IWJガイド 2015.2.28日号

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 今日で、2月は最終日です。明日からは、いよいよ3月。気候も、少しずつ暖かくなっているのを感じます。

 岩上さんが、2月21日(土)の夜、取材先の北海道・帯広で「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作を起こし、病院に緊急搬送されてから、今日でちょうど一週間となります。IWJにとって、苦難の、そしてあっという間の一週間でした。

 この間、岩上さんは仕事を控えて安静につとめていたのですが、昨日、都内の心臓専門医の診断を受け、あと一週間は、自宅で安静にする必要がある、との診断を受けました。

 大変残念ですが、今週の火曜日、「モーニングバード!」の出演をお休みさせていただきましたが、来週の火曜日も、大事をとって、お休みさせていただくことになりました。関係者の皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。また、楽しみにされていたファンの皆様にも、お詫び申し上げます。快復まで、もう少しお時間をください。

 用心して、仕事の復帰を急がず、もう少し静養する、という理由について、ご説明いたします。

 岩上さんはジャーナリストと経営者の二足のわらじをはいているため、やらなければいけない仕事が、うず高く積もっているというのが現状です。

 25日(水)、事務所の決算書の提出のため、どうしても税理士と打ち合わせをし、決算書に印鑑を押さなくてはならず、事務所に出社したのですが、打ち合わせ後、血圧と心拍数が急に上がるといった異変に見舞われ、すぐ自宅に戻りました。

 実は、皆さんにはこれ以上のご心配はおかけできないということで情報公開を控えてきましたが、処方されていたニトロベンという狭心症の発作を抑える薬を舌の下に入れても鼓動の高まりが収まらず、この日もまた、深夜に救急で都心の病院にかかりました。

 再び集中治療室に入り、レントゲン検査、心電図、超音波検査、血液検査などを行いました。

 結果、特に身体に大きな異常はなく、また、血液検査でも、肝臓の数値とコレステロール値が悪かったが、これが影響したとも考えられない、高血圧ではあるが、これが直接の原因でもない、とのことです。CRP値(炎症反応)も普通で、Dダイマー値(血栓)も正常だということでした。

 大きな器質性の疾患が発見されなかったことは朗報なのですが、過労、ストレスなどによる、自律神経系の問題があることが、よりはっきりと裏付けられたことになります。心拍数は約110ほどもありました。正常な人は70程度。スポーツ心臓である岩上さんは通常60前後、平常時の倍近く心拍数が急上昇し、その状態が数時間続いたことになります。酒を飲んだわけでも、運動もしていない状態での出来事です。この間、鼓動の高まりとともに、こめかみの血管が浮き出るほど、頭痛がガンガンひどくなったそうです。

 やはり原因は過労、ストレス、睡眠不足ではないか、ということです。帯広での診断も、今回の診断も共通しています。蓄積した疲労は、二、三日休んだくらいでは抜けないのでしょう。

 恒常的に交感神経優位になってしまっているので、なかなかリラックスする副交感神経優位に切り替えられないのだとも説明されました。その状態で自律神経がオーバーヒートすると不整脈が出て、突然、心停止に至ることもあるので、絶対になめてはかかれないそうです。

 医師からは2週間は安静にしているように、との指示を受けました。2回目は心臓の動脈が痙攣を起こす「攣縮」ではなかったとはいえ、「攣縮」を引き起こしてから4日目に再び異変が起きているので、注意が必要であると言われました。

 今はPCやスマフォに目を通さず、情報から離れるよう努めてはいますが、それでも経営のストレスからは逃れられません。岩上さんの頭からIWJのことを一瞬でも忘れさせるのは、ほとんど無理だろうと思います。

 岩上さんは今、家で絶対安静にしていてもらう必要がありますが、しかし、仕事の指示をしないわけにもいきません。

 ジャーナリストとしては休めても、経営者としては代わりはいないので、我々スタッフも判断を仰がざるを得ません。本当に忸怩たるものがあります。こんなときくらい、そっとしておきたいと思うのですが、動いている組織の運営には、日々、リーダーの判断が必要です。

 私たちスタッフとしては、なんとか岩上さんに負担をかけないよう、留守をしっかりと守り、日々の仕事を着々とこなしていきたいと思っています。必ず、岩上さんには復帰してもらいますので、ぜひとも、IWJをお支えくださいますよう、お願い申し上げます。

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 私は今回、岩上さんの容態を見て、健康の大切さをつくづく感じました。

 私はコンビニ弁当やジャンクフードが好きで、タバコも吸います。夜寝る前、ついついチョコレートやポテトチップスなどのお菓子を食べてしまったりもします。食生活は、非常に乱れていると言えるでしょう。その結果、この数年で体重が激増するはめに…。

 IWJに入った頃はかなりスマートだったはずなのですが、最近は下腹がぽっこりと出た、小太り体型になってしまいました。

 帯広から戻って事務所に立ち寄った岩上さんからも、開口一番、「君はタバコも吸うし、太ってもいる。気をつけたほうがいい」と注意を受けました。

 私は小さいころはガリガリで、「自分は痩せている」という認識のもと思春期を過ごしたので、「太っている」と告げられたことは、正直ショックでした…。

 しかし、ショックを感じているだけでは意味がありません。

 岩上さんはジャーナリストですから、今回の件についても広く皆様にお伝えし、健康の大切さを訴えたいのだろうと思います。私は、IWJで勤務している以上、岩上さんの「情報発信」を真っ先に受け取ります。今回の件を契機に、食生活に気を使い、適度な運動をするなど、健康に配慮した生活を送りたいと、心に誓いました。

■IWJの新着記事のお知らせはIWJ速報アカウントで行なっております!

 現在、岩上さんは静養が必要であるため、Twitterでの情報発信を控えざるを得ない状態になっています。

 普段、IWJの新着記事のお知らせは、IWJ速報アカウントでツイートした後、岩上さんのアカウントでリツイートされ拡散ができていましたが、現在はそれがかないません。IWJの新着記事のお知らせは、IWJ速報アカウントをフォローしていただくことで、お受け取りください。よろしくお願いいたします。

※Twitter IWJ速報アカウントのフォローはこちらからお願いいたします。 → https://twitter.com/IWJ_sokuhou

 また、IWJ速報アカウントはじめ、その他、IWJのアカウントの情報のなお一層の拡散へのご協力をよろしくお願いいたします。

「続報5」日刊IWJガイド 2015.2.27日号

 おはようございます。IWJ Web班の中山です。

 昨日は、東京は、終日、雨模様でした。そんな中でも、花粉が飛んだようで、今年最初の花粉症によるくしゃみをされた方も少なくないことと思います。

 静養中の岩上さんも、花粉症が発症したそうです。具合が悪い時に、面倒が重なるものです。

 2月21日夜に、岩上さんが取材先の北海道・帯広で「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作を起こして以来、連日、近況をご報告しております。

 本日で6日目になりますが、なかなか、情報というものは行き渡らなくて、まだ、岩上さんの身に何が起きたか、ご存知ない方から「全然、知らなかった!」という声を、昨日の時点でもいただいています。

 やはり、13万人のフォロワーを持つ岩上さん自身が一斉にツイートしないと、こんなに情報の拡散力や告知力が少なくなるものなんですね。

 いないので、気づかれない方もいるのかもしれません。

 他方で、非常に多くの方々からお見舞いのメールやメッセージなどをいただいております。温かいお心遣いにスタッフの一人である私も励まされています。心から感謝申し上げます。

 また、各種スケジュールの延期や、レギュラー番組への欠席など、ご迷惑とご心配をおかけしてしまっていること、関係者の方々には、改めましてお詫び申し上げます。

 岩上さんの近況としましては、昨日も、都内の病院を受診しました。仕事をしなければ…! という衝動をぐっとこらえてもらい、静養に努めているためか、微熱が出たり、心拍数が急に上がるなどの体調の変化はありますが、入院しなければならないような容体とはなっていません。

 このまま、経過を見て、医師から「多少なら復帰して良い」というGOサインが出れば、その時にはツイートも再開することになると思いますが、それまでは、本人が「いてもたってもいられない!」とPCやスマートフォンを手に取ってしまうことのないよう、我々スタッフが微力ながらも、IWJの屋台骨をなんとか支えていかなければならないと改めて思います。

 IWJスタッフは、若輩者が多く、私を含めて未熟ではありますが、このピンチを、精進の糧とし、成長につなげていくことが、我々若造のやるべき、もっとも大切なことだと心得ます。

 経営の心労を重ねてとうとう心臓の動脈の痙攣にまで至ってしまった岩上さんを安心させて回復を早めるだけでなく、IWJの活動を力強いものにし、会員の皆様や、取材等でご協力いただいている皆様へ、より多くの成果をお届けし、ご恩返しできるものと思っています。

 温かく見守ってくださっている会員の皆様、ときにご声援や、叱咤激励をくださり、本当にありがとうございます。

 Web班スタッフのひとりとしてお願いがあります。こうした日々のご報告を以下の記事ページにまとめ、更新しています。

【続報】IWJ代表・岩上安身の体調の経過のご報告 →【続報】IWJ代表・岩上安身の体調の経過のご報告(3月10日更新) 2015.3.10

 できれば、周りの方々にお知らせいただければと思います。先述したとおり、事情を知らないまま、「岩上さん、この頃、つぶやいていないなぁ。何しているんだろう」とおっしゃる方がまだまだおられます。

 岩上さん自身が、情報の発信をしたくてもできない状況にあることを、お伝え願えればと思います。

 また、最初から、病名も、症状も全て明らかにしたのは、これは救急車で搬送されている間に、岩上さんが同行していたスタッフに指示していた方針にもとづくものです。

 社会的な責任がある、ということ、そして、自分が病気で倒れたなら、そうした病気について発信し、健康の大切さ、かけがえのなさを伝えようという思いからのことです。

 検査や診察の結果、主たる原因は過労であると最初に診断してくださった帯広の厚生病院のドクターから告げられた時、すぐに、過労やストレス過多は、こんな前触れもなく、一瞬のうちに生死の境にまで連れて行かれることがあるんだと、世の中に知らしめなければと考えたそうです。

 心臓病の既往症がまったくなく、突然の症状に襲われた岩上さんは、まったく知識が足りなかったそうです。

 胸が詰まる息苦しさや胸痛、首や肩がぎゅーっと引き締められるような痛み、意識していないのに歯を食いしばるような力がアゴにぎりぎりとかかる、そんな症状が起きるたび、ドクターに、苦しい息の中、説明し、質問攻めにして、病名や症状名を聞いて、同行した記者にすぐ調べさせ、その場で次々、勉強していったそうです。

 過労はいけない。ストレス過多ははいけない。自分も定休を取らなくては。スタッフには定休をとらしているけど、より確実にきちんと休ませよう。

 さらに世の中の、働きすぎで身体を壊している人、ブラック企業で過剰労働を強いられている人が、あふれかえっております。

 労働法違反が、下手をすれば、突然死一歩手前にもなりかねないのです!

 本当に現在のように、社会にブラック企業が横行してしまう労働環境を、徹底して見直したり、告発したり、苦しい思いをしている人を救う、そんな企画をやらなきゃと岩上さんは思ったそうです。

 よくそんな時に、そんな企画ばかり考えていられますよね…。スタッフであっても、呆れます。。

 とはいえ、岩上さんが身をもって痛切に感じた健康の大切さについて、この病状日記を起点に、お伝えしていこうと思います。これは2015年という異常な年に、権力の横暴に抗った一人のジャーナリストの、文字通り、からだがきしみ音をたてるような、抵抗の記録です。

 たくさんの温かいお見舞いのメッセージをいただいておりますが、医師からは、自身でメッセージに目を通し、お返事することは控えるように言われています。

 ですので、お寄せいただいたメッセージは、適宜、スタッフを通じ、ご返信させていただいていますが、のちほど、必ず岩上さんに報告します。

 また、今後の快復を待って、必ず、岩上さん本人がすべて読ませていただきます。

 つきましては、岩上さん宛のご連絡は、下記のスタッフ宛のメールアドレスへ、さしあたり、お送りいただきたく存じます。

※IWJオフィスのメールアドレスはこちら( office@iwj.co.jp )

 今後とも、応援いただけますよう、重ねてお願いいたします。

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 4日前の話になりますが。

 …私は、岩上さんが23日月曜日の夕方に帰京された際に、荷物のピックアップのために、羽田空港へのお出迎えに行きました。

 岩上さんが倒れる直前に司会を務めた、石川知裕・前衆議院議員の裁判報告会の中継を東京で見ていましたが、元気そうな姿を目にしていただけに、空港に現れたお姿には大変驚きました。

 到着ゲートを出てきた姿は、空路の疲れもあり、顔色も青白く、表情も優れず、腰痛をかばうようにスーツケースを杖代わりに片足を引きずって辛うじて歩いているという状況でした。

 帰りの車中では、帰京し、帰宅までの目処がついた安心もあったと思いますが、とにかく、自分のことはさておき、私達スタッフの健康を気遣い、健康には気をつけるようにと口を酸っぱくされていました。

 特に強調されていたのは、適度な休養の必要性と、喫煙の問題です。そのことでスタッフあてに託された岩上さんのメッセージを以下に紹介させてください。

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以下、岩上さんの、事務所でのスタッフあてのスピーチです。

皆さん、今回はご心配をおかけしました。お世話になりました。

今回のことで病気・発作の苦しさ、その処置の過程の辛さや不安を体験して、健康のありだかみを痛切に感じました。

直接の主たる原因は、過労、ストレス過多とのことです。休養の大切さを痛感すると共に、かつて喫煙していたこと、それによる身体へのダメージの蓄積をも悔やみました。

喫煙によるダメージの蓄積は、消えることはありません。しかし、一日でも早く、喫煙を辞めることによって、そのダメージの蓄積をこれ以上増やさないことだけは、できます。いったん負ったダメージは、消すことはできないそうです。

今回の僕の緊急事態は、過労が主たる原因であり、そこに寒さや副流煙や表を歩く羽目になったことなど、様々な要因が重なったのではありますが、検査や処置の最中に、喫煙の習慣についてはドクターや看護士から何度も質問されました。

日常的に喫煙している人には、同じような事態を招く可能性が、喫煙をしていない人よりずっと高い、ということです。

私の身近なスタッフに、私のような苦しい思いをしてほしくないですし、ご家族など周りの方々にご心配をお掛けしてほしくありません。

悪いことは言わない、みんな、タバコはやめた方がいい。これは僕が身をもって体験した、心からのメッセージです。是非とも聞いて欲しいですし、ひいては喫煙習慣を見直して欲しいと思っています。

できれば、いや、極力、喫煙の習慣をやめてほしいと思います。

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 岩上さんは40代末でタバコとは縁を絶っています。しかし、それまでの喫煙の蓄積は、27年分も溜まっていす。今も身体を蝕む要因となっていると聞くと、ぞっとします。

 今回の岩上さんの体験を経て、今後は、IWJとしても、医療問題や、健康にまつわるトピックにも力を入れていくとのことですので、ぜひ、皆さん、情報をお寄せください。

 「IWJすこやか」チャンネルをはじめとして、健康、医療情報をお伝えしていきたいと思います。健康問題は、決して他人事ではありません。健康でなければ、社会悪とも戦うこともできません。

 会員や、読者の方々も、日々、お忙しくされていると思いますが、こんな記事も参考にしていただけたらと思います。

「続報4」日刊IWJガイド 2015.2.26日号

 おはようございます。IWJの田口です。

 岩上さんが2月21日(土)の夜、取材先の北海道・帯広で「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作を起こし、病院に緊急搬送されてから、4日が経ちました。

 岩上さんは、おととい火曜日には、東京で専門医にかかり、すぐに紹介いただいた心臓の専門の病院にも行って、その後は安静にして、基本的には自宅で休んでいます。「元気になった」とはとても言えません。まずはなによりも静養が第一の状態にあります。

 ご心配くださっている皆様、お見舞いの言葉をお寄せいただいております皆様に、心からの感謝をお伝えしたいと存じます。

 ただ、安静にしていなければならない状態が続きますので、通常のお仕事にはまだまだ戻れません。昨日も少しだけ、本当に少しだけ岩上さんと数名のスタッフが打ち合わせをしましたが、それが岩上さんのお身体に触ったのか、心拍数が上がり、頭痛にも襲われてしまいました。もちろんすぐに自宅に戻っていただき、安静にしてもらうようお願いしました。

 仕事上の関係者の皆様には、原稿をお待ちいただいたり、もともとの予定を繰り延べさせていただいたり、仕事のご返事をお待ちいただいたりするなど、いろいろとご相談をさせていただいております。申し訳ございませんが、岩上さんの体調回復するまで、もう少しお時間をいただきますよう、何卒、ご理解をお願い申し上げます。

 この4日、なんと長い4日間だったでしょうか。本当に、2月21日(土)の夜中…日付がかわって22日0時49分に、原くんから第一報となる連絡があったときは、ぞっとしました。

 原くんのメールには「22:30頃、岩上さんから『すまないが水を買ってきてくれ』と、電話をもらい、水を持って岩上さんの部屋に行くと、顔を真っ赤にし、呼吸が苦しい、胸が痛いと、か細い声で訴えていました」と書かれていました。

 すぐにホテルのフロントに救急車を呼ぶように手配してくれた原くんに、この場でも改めて感謝を伝えたいと思います。

 東京にいて、不安でたまらないでいる私たちスタッフのもとに、夜のあいだに、何度も、新たにわかった情報を知らせるメールが原くんから届きました。

 その連絡を受けて、事務スタッフの芹沢さんと、江本さんが、翌日以降のスケジュール上、影響が出てしまうであろう方々に対し、すぐに緊急の連絡をとってくれました。

 原くんが水を買って届けるまでのあいだ、岩上さんは、ベッドで、もがいて、足をジタバタするほどの息苦しさに襲われていたそうです(;;)。

 そんな状況でも、やはり、テレビのレギュラー出演などもある立場上、公になることでの方々へのご迷惑を考え、救急車を呼ぶことは控えねばならない、と思ってしまうのが、この仕事を選んだ人としての性なのでしょうか…。とにかく、救急車に乗ってもらえて、本当によかったです。

 ふり返ると、北海道に行く1〜2週間前くらいから、岩上さんは、「たくさん眠ったはずなのに、まったく疲れがとれていない気がする。おかしいな」「風邪の症状があるわけではないんだけど、なんだかひどいだるさが取れなくて、おかしいな」と、私たちにもこぼしていました。

 また、札幌から帯広に移動していく予定については、「帯広はマイナス20度にもなるらしい」と話し、出張の数日前から寒さを心配していました。

 気温が低くなると血管が収縮して血圧が高くなるものだということを、以前、聞いたことがありました。どうしてそのことを、出張前に思い出してお伝えしたり、事前にかかりつけの医師に相談してもらったりということを考えつかなかったのか、悔やまれます。

 IWJスタッフは必ず、最低でも週1〜2日は休みをとるよう、岩上さんから強く言われています。しかし、これまで岩上さんは、起きている時間のほとんどすべてを仕事に費やしていました。心配ごとがつのって眠れなくても、翌日の仕事は動かせないため、まとまった睡眠が取れなくてもやむなし、という状況でした。

 経営者である岩上さんは、スタッフ全員に休みをとらせる一方で、自分の休みだけは例外として、きちんと休もうとしませんでした。スタッフがちゃんと監視し、セーブできず、本当に申し訳ないと思っています。

 たまに睡眠不足…というのならともかく、1日も休まず働き続けて、睡眠も満足に取れないという状況は、本当にひどかったと思いますし、今後はもう、ぜったいに避けねばなりません。

 岩上さん自身も、「定期的に休みをとらなくてはいけないと考えている」とおっしゃっているので、スケジュール管理をお手伝いする事務スタッフとしても、しっかりお休みを確保してもらえるよう、支えていかなくてはと思っております。

 そして、岩上さんがお休みをしっかり取れるようにするためにも、わたしたちスタッフが1日も早く、精進しなければならないと決意し、今、IWJで働くスタッフ全員が、身を引き締めて仕事に向かっています。

 会員数が伸びず、5000人も切り、正念場のIWJですが、岩上さんの回復を最優先にしながら、ここまで多くの皆様にお支えいただいてきたIWJが崩れてしまわないよう、待ったなしで、皆で支えていかなければなりません。

 微力ながら皆でがんばって参ります。

 どうか、これからも、岩上さんとIWJを応援していただきますよう、何卒お願い申し上げます。

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 岩上さん宛に、たくさんのお見舞いのメッセージが届いています。誠にありがとうございます。

 ただ、恐れ入りますが、今すぐに岩上さん自身が、すべてのメッセージに目を通すことは、むずかしい状況です。

 お寄せいただいたメッセージは、時間がかかっても、必ず、岩上さん本人が読ませていただきますので、今は、岩上さん宛のご連絡につきましては、スタッフのほうへお寄せいただけますでしょうか。

 ご連絡は下記のメールアドレスのほうへお願いいたします。

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「続報3:IWJ代表・岩上安身の体調の経過報告と帰京のご報告」日刊IWJガイド 2015.2.25日号

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山です。

 昨日、岩上さんは、大事を取り、毎週火曜日にレギュラー出演しているテレビ朝日「モーニングバード!」をお休みさせていただきました。岩上さんの出演を楽しみにされていた皆様、誠に申し訳ありませんでした。

 既にこの「日刊IWJガイド」やIWJのホームページでも繰り返しご報告させていただいていますが、岩上さんは2月21日(土)の夜、取材先の北海道・帯広で「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作を起こし、病院に緊急搬送されました。過去に一度もこうした心臓の発作に見舞われたことがなく、心電図などの検査でも「異常なし」という結果ばかりだったそうです。前触れもなく、不意打ちのような発作に、突如、見舞われたことになります。

 「冠攣縮性狭心症」とは、心臓につながる3本の「冠動脈」という太い動脈が、一時的に痙攣を起こすことで生じる症状のことを指すそうです。

 カテーテルを心臓まで入れて造影剤を流し、動脈硬化などで血管が塞がっていたり、細くなっていたりしたら、カテーテルを入れた状態から、そのまま金属製のステントを入れて広げる処置をとらなくてはなりません。その場合、リスクが格段にあがるので、カテーテルを入れる前に、インフォームドコンセントが行われ、「ご家族の方にご連絡してください」と覚悟を求められたそうです。

 岩上さんは、心電図などにつながれたまま、ベッドでその場でお嬢さんに電話し、万が一の時に悔いを残さないように、言葉をかわしたそうです。

 幸い、カテーテルを入れての造影剤での検査で、動脈が詰まったり、細くなったりしていないことが分かりました。ただ、血流が悪くなっていて、動脈が痙攣を起こしていたことがはっきり確認されたそうです。

 もし、ステントを入れて血管を拡張する必要性が出ていたら、最低2週間の入院になったそうですが、幸い、一晩だけICUにとまって、退院となりました。

 発熱していた岩上さんは、日曜日は帯広で一泊し、翌月曜日の夜に東京に戻りました。火曜日「モーニングバード!」をお休みしつつ、高血圧のためにかかりつけで受診している内科のホームドクター、北海道へ向かう直前に、腰や首、肩の痛みを抑えるため神経ブロックの注射をしたペインクリニック、そして紹介によって初めて受診する心臓の専門医と、3軒の病院をはしごしました。

 痙攣が起きるのは突発的なことで、まったく予期していなかったこと、とのこと。なぜ、そんな痙攣が起きたかは、複合的な要因が考えられ、診断した全ての医師が共通して、過労、ストレス過多、慢性の睡眠不足をあげ、最後のトリガーとして、本日、診察した都内の心臓専門医は、狭い飲食店で、他人が吸っているタバコの副流煙を吸い込んだことを、あげたそうです。

 その店で胸が苦しくなっているので、その店を出たあと、寒い戸外をホテルまで歩いて帰ったらこともよくはないが、痙攣自体はすでに店内で起きており、最後のトリガーとしては他に考えられないそうです。

 副流煙でも、タバコの煙はきゅーっと血管を収縮させるそうです。もともと疲労が異常に溜まっていたところに、他人の吐き出すタバコの煙を吸い込み、最後の限界を超えて血管を痙攣させてしまったのだろう、とのことでした。

 そして、「タバコとは、なんと恐ろしいものか」ということを、今日、病院をハシゴして事務所に立ち寄った岩上さんがみんなに話してくれました。みんな、シンとして話を聞いていました。

 無事、投薬で痙攣が収まり、帰京できたとはいえ、非常に危なかったことは間違いありません。自然に痙攣が収まることもありますが、そのまま不整脈が起きて、心筋梗塞となり、心停止となるケースも少なくないそうです。一瞬の判断や、いつ、どこで、その発作が起きたかが運命の分かれ道となります。縁起でもないことを言うようですが、命を落としていてもおかしくなかったのだそうです。今回は、本当に本当に、不幸中の幸いでした。

 岩上さんは、痙攣を起こしたばかりなので、2週間は静養、最初の1週間は完全に仕事を休み、来週からは半分くらいのペースで、そろりそろりと再開してください、とドクターから指示を受けたとのことで、安定期にはいるまで、安静第一になります。

 とはいえ、自宅にも帰りつけ、都内で専門医にもかかりなおし、痙攣を予防する薬や、万が一発作が起こった時の薬も処方されたので、まずは、ひと安心ではあると思います。

 TwitterやFacebook、メール、電話などで、岩上さんへの多くのお見舞いの言葉を頂戴しています。しかし、本人がそれらに対応することはまだ難しい状況です。IWJスタッフ宛にご連絡をいただければ、その旨、本人に伝えさせていただきます。何卒、ご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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 上記のように、今回の岩上さんの体調悪化は、タバコの副流煙が最後の引き金となりました。私自身、喫煙者なのですが、タバコが人間の体調にこれほどまでに悪影響を及ぼすとは、考えもしませんでした。これを機に禁煙し、健康な体で仕事が続けられるよう、体調管理に万全を期したいと思います。

 なお、誤解を招いてはいけませんので、ここで強調しておきますが、一週間に一度も休まず働き続けてきたのは、IWJでは岩上さんだけです。私も含めてIWJのスタッフは、毎週、必ず定休を取り、過労にならないように心がけています。私自身は、週に2回、必ず定休をいただいております。

 IWJは、労働法規をきちんと遵守している企業であるということは、この機会に改めてお伝えしておきたいと思います。

 経営者である岩上さんだけが、自分の過労にストップをかける人がおらず、延々と働き続けてしまい、オーバーワークに陥ってしまっていました。

 今日、事務所に短時間立ち寄った岩上さんは、その場にいたスタッフ全員を集めて報告をした時に、「自分がこうなってみて、改めて自分自身の健康管理をしなくてはと痛感すると同時に、スタッフの健康管理にも、もっと気をつけなくてはと痛感しました。皆さん、ちゃんと休みを取るように。そしてタバコはやめた方がいい」と、お話しされていました。

 こうしたお話を聞き、私たちスタッフ一人ひとりが、健康に気をつけねばならないと、改めて自覚し直しているところです。

 その一方、岩上さんの留守を、しっかりと守らなければならないと、気を引き締めてもいます。この間、世間は慌ただしく動いています。ちょっとした動きでも俊敏に食らいつき、皆様が必要とする情報を少しでも早く、より正確に、お伝えしていきたいと思います。

 改めて、IWJの活動に、ご支援いただけますよう、お願い申し上げます。ピンチの時だからこそ、IWJの会員にご登録いただき、IWJを応援してください。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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「続報2:IWJ代表・岩上安身の体調の経過報告と帰京のご報告」日刊IWJガイド 2015.2.24日号

 本日、IWJ代表・岩上安身は、体調不良のため、毎週火曜日にレギュラー出演中のテレビ朝日ニュース番組「モーニングバード!」をお休みさせていただいています。誠に申し訳ございません。

 21日(土)の夜、取材先の北海道・帯広で「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」の発作を起こし、病院に緊急搬送されて以来、皆様には多大なご心配、ご迷惑をおかけしています。重ねてお詫び申し上げます。

 『日刊IWJガイド』で岩上さんの近況をご報告してまいりましたが、本日、「モーニングバード!」への出演をお休みしたことで、初めてお気付きになられた方も多いかと思います。これまでの経緯は、昨日までの『日刊IWJガイド』にまとめてありますので、下記のリンクをご参照ください。

 その後の経過をお知らせします。

 昨日、どうにか岩上さんは飛行機に乗り、無事、帰京しました。本当にお騒がせしました。本日から都内のかかりつけの病院で改めて受診し、新たに循環器系の病院を探そうと考えています。

 搬送先の医師からは1週間の安静を言い渡され、「モーニングバード!」もお休みさせていただきました。もともとかなりの疲れが溜まっており、現在も依然として疲労は色濃く、今もPCや携帯電話に目を通せる状態にはありません。

 とてもありがたいことに、TwitterやFacebook、電話やメールなどで、多くのお見舞いのメッセージが届いておりますが、本人によるメッセージへの応答、返信はまだ難しいため、IWJスタッフ宛にご連絡やメッセージをいただければありがたく思います。皆様からいただいたメッセージは、のちほど、本人に必ずお伝えします。

※IWJオフィスのメールアドレスはこちら( office@iwj.co.jp )

 今回の一連の北海道取材で岩上さんがインタビューした「北海道がんセンター」の名誉院長・西尾正道先生は、しきりに岩上さんの体調を気遣ってくださりました。私宛にいただいたお電話で、「一度起きたことはまた起きる可能性がある」と念押しされ、「どこで発作が起きるかで運命が変わってくる」とおっしゃっていました。

 「たまたま海外で発作が起きてしまったがために手遅れになった人もいれば、正月でどの病院も休診している中、休まず診療していた虎ノ門病院の前でたまたま倒れたおかげで助かった人もいる」

 今回の岩上さんの発作の一番の原因は、過労と睡眠不足にあるというのが西尾先生の見解です。搬送先の医師も同様の見方を示されました。できるだけ二度と大きな発作が起きないよう、リスクは極力取り除かなければなりません。決して仕事で無理し過ぎることなく、ペースを調整し、常に健康を保てるよう心がける必要があります。

 そのためには、我々スタッフが岩上さんを支えていかなければなりませんし、また、岩上さんにかかる負担を少しでも減らすため、スタッフ一人ひとりがクオリティの高い仕事をするよう努力しなければなりません。スタッフだけではまだまだ微力で、未熟ではありますが、少しでも岩上さん不在の穴を埋められるよう、精一杯頑張りたいと思います。

 改めて、皆様にご心配、ご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げるとともに、今後とも岩上安身とIWJを支えてくださるよう、伏してお願い申し上げます。何卒、よろしくお願いします。

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「続報:IWJ代表・岩上安身緊急入院のご報告とその後の経過報告」日刊IWJガイド 2015.2.23日号

 おはようございます。IWJの原です。

 昨日お知らせしたとおり、IWJの岩上安身代表が21日(土)の夜10時半頃、取材先の北海道・帯広のホテルで倒れ、市内の病院に緊急入院しました。冠動脈が狭まる「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」でした。

 多くの方にご心配、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。同時に、お見舞いのご連絡も多くいただき、誠にありがとうございました。

 続報をご報告致します。

 一晩、集中治療室で過ごした岩上さんは、早朝から検査を重ね、どうにか昨日のうちに早期退院することができました。集中治療室では一睡もできなかったようで、ホテルに戻って睡眠導入剤を服用し、ようやく眠れたという次第です。

 昨日、少しだけ本人とお話しする機会もありましたので、改めて皆様にご報告いたします。

 帯広市内での仕事を終え、夜22時半頃ホテルに帰投した際、激しい呼吸困難に襲われ、声にも力が入らない。胸、首が強く痛み、水を飲んでも直らず、横になっても痛みは続く、といった状態だったようです。北海道取材に同行していた私は、岩上さんから連絡を受け、すぐに駆けつけました。あまりに顔色が悪かったため、すぐに救急車を呼び、搬送してもらいました。

 当初、岩上さんは「タクシーで近くの病院に運んでくれればいい」と言っていましたが、どうやら、もし救急車で運ばれれば、それは公にせざるを得なくなり、予定していたインタビューや、毎週火曜日のテレ朝「モーニングバード!」のレギュラー出演にも穴を空けてしまうかもしれず、多大な迷惑をかけてしまうことを咄嗟に危惧したようです。

 搬送先の病院では、すぐに「典型的な心臓系の発作」であると判断されたようです。舌の下に「ニトロ製剤」という症状を軽減させる薬を投薬したが治まらず、「カテーテル」という特殊な細いプラッチックの管を体内に挿入し、心臓内の圧や血液の酸素濃度を測定・分析したり、造影剤を注入してX線撮影し、心臓の血流状態などを調べた結果、「冠攣縮性狭心症」だということがわかったということです。

 心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している「冠動脈」が痙攣し、狭まったことで起きる発作ということで、「ニトロ製剤」の注入と、その後の点滴による投薬を合わせて初めて症状が落ち着いた、ということでした。投薬なしには治まらない、比較的重い狭心症の発作だったということです。

 原因は、まず第一に過労。そしてストレス、寒さ、もともとの体調不良、高血圧…さまざまな要因が重なった結果の発作だということです。常々、皆様に「休め」とお叱りをいただいており、細かな健康診断も繰り返し受けてきましたが、まさか狭心症の発作が起きるとは、本人もスタッフも考えていませんでした。今思えば、あまい考えだったと思います。

 一時は、そのまま冠動脈が詰まってしまう「心筋梗塞」になる可能性も疑われました。その場合は、「突然死」という最悪の結末を迎えたかもしれませんでした。少しでも立って動いたら心臓へ負荷がかかり、心筋梗塞に繋がるかもしれない、ということで、トイレにも行けなかったそうです。

 医師からは、「カテーテル検査は0.02%の確率で死亡事故も起きている」と告げられ、岩上さんは、事前に「最悪のケースもありうる」という同意書にサインを求められ、万が一のことを考え、検査直前には、娘さんに電話し、少しの間お話したそうです。

 検査を終えた岩上さんは、全身に「管」が付けられており、とても痛々しい姿で運ばれてきました。疲労困憊の様子でしたが、集中治療室に入ったのちに小1時間ほど面会の機会をいただき、その場で簡単な打ち合わせをし、結局、私が集中治療室を退出したのが、午前5時頃。その後、昨日の『日刊IWJガイド』を書き、皆様に発行しました。

 その後、岩上さんは結局、身体の管が痛すぎて、一睡もできなかったといいます。また、熱にうなされ、大量の汗をかきながら朝を迎え、そのまま検査を重ねたようです。

 病院からは、「検査の結果、今日中の退院が可能だ」という連絡を受け、すぐに岩上さんを病院に迎えに行きました。24時間以上一睡もしていない岩上さんは、憔悴しきっていました。

 タクシーでホテルの部屋に戻ると、睡眠導入剤を服用し、眠りにつきました。眠る前に、皆様からたくさんのお見舞いのメッセージや体調をご心配いただく問い合わせが寄せられていることなどを伝えると、「とてもありがたい。しかし、今はメッセージを読めずに、本当に申し訳ない」などとこぼしていました。

 現在はまだ疲労が抜けず、PCにもiPhoneにも目を通せず、皆様のメッセージを直接読めずにいますが、後日、岩上さんが回復したら、本人から詳細な報告と感謝を述べさせていただきたいと思います。たくさんの励ましのお言葉、本当にありがとうございます。スタッフからも厚く御礼申し上げます。そして多大なご心配とご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありませんでした。重ねてお詫びいたします。

 昨日、一度目を覚ました岩上さんとお話しました。今、世間ではどのようなことが話題になっているのかを気にしていたので、沖縄・辺野古で、新基地建設に反対する市民3名が米軍によって拘束されたことなどを伝えました。

 日本最北端の北海道にいますが、最南端の沖縄のことはどうしても気がかりです。岩上さんからは、拘束された山城博治さんのインタビューを再配信すること、現場の模様の速報記事を発信することなどの指示を受けました。これらは東京・本部の佐々木隼也記者、ぎぎまき記者、須原拓磨などが形にしてくれました。明日以降も辺野古取材を続け、続報を出していきたいと思っています。

 また、岩上さんが倒れる前にチェックしていた原稿も、近いうちに複数アップする予定です。産経新聞の南京虐殺報道に対し、哲学者・能川元一さんが反論記事をご寄稿くださっています。フィードバックを待ち、準備が整い次第、ホームページにて発表させていただきます。

 さらに、岩上さんが発掘したライター・キリエさんによる地球温暖化問題の定説に異論を唱える寄稿文もございます。倒れる前にこなしていた編集者としての仕事の成果もお見せできると思いますので、是非、ご覧ください。

 また、ウクライナ関連の原稿など、完成直前の原稿も多数、存在します。それらはなんとか本人が近いうちに仕上げると申しております。もちろん、決して無理はしないよう、スタッフがしっかり監視します。

 IWJスタッフは現在、一丸となって、微力ながらも、なんとか代表の留守を守るよう協力し、仕事に臨んでおります。なかなかスムーズには回らず、どうしても平常時と比較し、見劣りしてしまうと思いますが、精一杯、頑張って乗り切ろうと努力しております。

 今後とも皆様、岩上安身を、IWJをお支えください。どうか、よろしくお願いします。

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「IWJ代表・岩上安身の体調悪化と入院のご報告」日刊IWJガイド 2015.2.22日号

 おはようございます。IWJ原です。今日は皆さんに重大なご報告があります。

 今、私は岩上さんと共に北海道・帯広にきているのですが、昨夜10時半頃、仕事を終えてホテルに戻った岩上さんが、突然、息苦しさを訴え、その様子が尋常ではなかったため、すぐに救急車を呼び、病院に搬送してもらいました。結果は、「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」との診断でした。現在、岩上さんは、意識はありますが、集中治療室のベッドで横になっています。

 思えば、岩上さんが体調を崩すことはこれまでにもありましたが、あんなに辛そうな岩上さんを見たのは初めてでした。顔が真っ赤になり、「息が苦しい」「胸が痛む」と、か細い声を絞り出すようにして話していました。岩上さんにはおおげさだ、と言われましたが、すぐに救急車を呼びました。

 病院に到着後、心電図をとって心臓に異常があることが判明しました。「カテーテル」という管を身体に通し、「造影剤」を注入し、冠動脈(心臓に酸素を豊富に含んだ血液を供給する血管)が痙攣していることがわかり、「冠攣縮性狭心症」という病気であるとの診断に至ったそうです。

 カテーテルを通すまでは「心筋梗塞」につながる可能性も考えられており、緊張した状況が続きました。最初の投薬でも治まらず、カテーテルでの検査後、点滴も打ち、ようやく多少落ち着いた、という状況でした。狭心症でも、症状が比較的軽い場合は自然と発作が治まるようですが、今回、岩上さんを担当した医師の方は、「救急車を使って正解だった。薬を使わなければしょうがない症状だった」とおっしゃっていました。よほど重い症状だったということがわかります。

 私も岩上さんとともに、集中治療室で医師の説明を受けてきましたが、その医師が言うには、まず何よりの原因は「過労」であるとのことです。強い口調でそう言われました。さらにストレス、急激な寒さ、睡眠不足…などと言った理由を挙げていました。冒頭にも書きましたが、現在、岩上さんは集中治療室に入っています。顔には疲労がにじみ、微熱もありますが、意識はあります。医師は「早期退院できるだろう」と言ってくださいました。

 しかし、本日予定していた「岩上安身による杉田聡さんインタビュー」は、申し訳ありませんが中止とさせてください。何卒、よろしくお願いします。カテーテルを終え、集中治療室に移った岩上さんから、皆様に言伝を預かりました。「皆さん、ご心配をおかけしてすみません。本当に申し訳ありません。私しか書けない原稿や取材は少しの間お休みさせていただきますが、スタッフには、何があっても協力しあって平常通りに業務を続け、いつも以上に緊張感を持って仕事をするよう伝えました。本当にご心配をおかけし、申し訳ありません」

 北海道入りする前も、体調は決して良くはなく、この間、騙しだまし仕事を続けてきました。岩上さんの体調に関しては、かねてよりご心配をおかけすることも多く、その結果、今回のことに繋がってしまったことで、皆様にさらなるご心配をおかけすると同時に、「なぜ無茶をし続けるんだ」「スタッフはなぜ岩上さんを支えないんだ」と、お叱りを受けなければならないだろうと存じています。

 岩上さんには日頃のストレスや経営の悩み、憂国の情など、「自分が頑張らなければ」という思いがとても強くあったのだと思います。その結果、1日も休もうとせず、身体の負担は増すばかりでした。そういった岩上さんの疲労や心労、ストレスを軽減すべく、我々IWJスタッフは、一層精進しなければなりません。微力ではありますが、若手の我々も、なんとか岩上さんの留守の間、IWJを守るため、精一杯頑張ります。

 思えば私は、同乗とはいえ、救急車に乗るのは人生で初のことでした。迅速に動く救急隊員を横目に、同乗しておきながら何もできないでいる自分が歯痒かったです。水も飲ませてはならない、と言われ、ただただ苦しそうな岩上さんの姿を見ていることしかできませんでした。二度とこんなことにはなってほしくない。岩上さんの負担を引き受け、こうやって救急車に乗るようなことがないよう、我々が成長しなければならない、と誓いを新たにしました。皆様、ご心配、ご迷惑ばかりおかけして申し訳ありません。どうか、何卒、岩上さんとIWJを、改めて支えてください。心よりお願いします。

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 今夜は、岩上さんが倒れる直前までこなしていた「石川知裕前衆議院議員 裁判報告会 ―コーディネーター IWJ代表・岩上安身」の模様を再配信いたします。とても迫力ある内容でしたので、是非、御覧ください。本日は、「わとはぷ」や「昨日アップした記事」など、その他のお知らせはお休みさせていただきます。

<番組詳細>
【陸山会事件再配信シリーズ・Ch1】19:00~「石川知裕前衆議院議員 裁判報告会 ―コーディネーター IWJ代表・岩上安身」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1

    ※2015年2月21日(土)15時から行われた、「石川知裕前衆議院議員 裁判報告会」を再配信。安田好弘弁護士、河井匡秀弁護士がゲストとして登壇。IWJ代表の岩上安身がコーディネーターを務めました。主催は「石川ともひろの裁判を支援する会」。

 また、岩上さんはiPhoneやPCにアクセスできる状態にないため、メールやメッセージの返信ができません。申し訳ありませんが、ご用がございましたら、スタッフまでお願いします。office@iwj.co.jp

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

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「【続報】IWJ代表・岩上安身の体調の経過のご報告(3月10日更新)」への18件のフィードバック

  1. 友田 より:

    ただただお大事に。スタッフの皆様もどうかお気をつけて。いつも有難うございます。

  2. kawada より:

    お加減案じております。
    大切な方です。
    どうぞお大事に。

  3. テレキャス より:

    岩上さんのビデオ・インタビュー・シリーズでいつも勉強させてもらっていますが、全国を跨いで、時には海外にまで、休むことなくあれだけの本数をこなすにはスーパーマンでもないかぎり…と密かに心配していました。
    マスコミ情報が頼りにならない今日、事の真相に迫ろうと、まさに骨身を削っての仕事ぶり。権力に魂を売り渡すことなく、読者の会費だけでの運営で(資金繰りには厳しかったと思いますが)、そのためにスポンサーにこびることもなく、常に事実だけを羅針盤に真実に向かって歩んでおられた。
    これぞ本物のジャーナリスト!
    一度、心と体をじっくり休めていただいて、また僕たちに勇気を届けていただきたいと切に願います。

  4. tsurudep より:

    岩上さん、生還してください!今の日本にはあなたが必要です!祈ってます。

  5. 及川あつ子 より:

    テレビや新聞などの既存メディアが萎縮してしまっている昨今、iwjなどの報道は事の真相を知る上で大切な存在です
    。私たちも友人同士、この国の先行きについて、怒りや
    心が痛む日が続いています。
    岩上さんの健康が回復し、すこしでも気持ちが安らぐ状況へと動くように、我々一人ひとりが行動を起こしていかなければならないと考えています。
    岩上さんは、身体の悲鳴に耳を傾け、焦らず休養を取っていただきたいと思っています。
    どうか、お大事に。

  6. 青木あゆみ より:

    会員登録した矢先で、驚きました。
    今は、焦らず養生して下さい。
    そして、完全復活を待っています。

  7. 佐藤 より:

    ご回復を心よりお祈り申し上げます。

  8. jannmu より:

    お大事になさってください。

  9. Huerlimann より:

    IWJの皆さんへ、
    岩上さんの貴重なインタビュー・ストックは未だ十分ありますから、当分は絶対安静にしてください。
    普段から過労気味の方々ですから、今後北海道行きの出張は冬場は避けるべきと思います。
    本州の方には想像出来ない寒さです。
    一病息災と言います。
    健康管理をおろそかにすると長く良い仕事はできません。
    くれぐれもお大事に。
    原さんの報告で、状況がとてもよくわかりました。
    お疲れ様です。

  10. Taka より:

    岩上さん、ゆっくり休んでください。どんな超人でも休みなく働けば倒れます。休んで病気を治し、また私たちに質の高いインタビューを提供してください。休養と回復を心より願っております。

  11. はるきよしあき より:

    岩上さんのあまりのスーパーマン的な活躍に、ちょっと心配ではありました。ちょうど一年前に私も同じ冠攣縮性狭心症と診断されたものです。カテーテル検査でわかったのですが、それから4日ほどの入院。岩上さんのほうが重症だと思うけれど、一日だけで退院というのは、それでけ体力があるということでしょうね。私より20以上も若いですしね。私の病は今は薬でコントロールされているのか、このとろ半年以上症状(発作)は出ていません。どうぞくれぐれも無理をしすぎないでお大事にしてください。

  12. nami より:

    いつも貴重な情報ありがとうございます。
    お大事に養生してください。
    でも、傍らに人がいたという事は不幸中の幸いだったと思います。
    スタッフの皆様も体調に気を付けて下さい。
    私はどこまでもIWJを応援します。

  13. 津田秀一 より:

    原さんへ

    救急車を呼んで正解でした。岩上さんには、しばらく仕事のことは忘れて健康第一で過ごされように、お伝えください。

    僕も以前、夜中にトイレに行こうとして倒れ、立ち上がろうとしたらまた倒れて、自分で脈をとったところ脈が確認できずに、救急車で病院に行ったことがあります。病院に着いたら症状はなくなっており、原因不明でしたが、岩上さんと同じ病気だったのかもしれません。

    1日も早い回復をお祈りします。

  14. ももんがあまん より:

    ゆっくり養生して、再起されることを期待します。

    スタッフの皆さん、岩上氏の負担を減らすために、奮起してくださいね。

  15. miyamoto より:

    われわれにとって、貴重な御身ですから、くれぐれもご無理だけはなされないでください。

  16. 門脇 より:

    岩上さんは、これからも日本のメディアで活躍していただかなくてはならない大切な人と思ってます。病気がよくなったら、これからも報道の仕事をみんなに届けられるよう、時にはブレーキも踏みながら、法定速度も気にかけながら、IWJを続けてください。 -タクシー運転手より

  17. @senna1994may1 より:

    岩上さんのことだから、無理をしないでと言ってもそれこそ無理でしょう。
    だけど、これからは無茶と無謀はやめてくださいね。
    健康管理と体調管理も大事な仕事のうちです。
    岩上さんは、まだまだ社会に必要とされている方。
    どうか、お大事になさってください。
    そして、これを機会に部下の皆様が一層成長されていくことを期待しています。
    下が育つと上は負担が軽くなります。
    頑張って。

  18. 伊藤澄子 より:

     震災以来、岩上さんのおかげで真実に目をひらくことが出来ました。こんなに尊敬できるお人はあまり見かけません。
    何かを省略するとか、文章を短くするなどで、皆さんの身体の負担軽減をしても会員は不満とは思わないと考えています。
    唯一の真実を知るための手段である岩上さんが健康でいてほしいと心から思うからです。節約をしてでもカンパにも協力します。なんとしても健康を取り戻して元気な岩上さんに戻ってください。お待ちしています。

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