2011年10月25日(月)、川俣町体育館合宿所とれんぴあ で行われた、飯舘村住民懇親会の模様。
飯舘村住民懇親会 川俣町体育館合宿所とれんぴあ 2011.10.25
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- 出席者
議会関係 4名、役場関係 9名、国・県関係 2名
住民出席 68人
- 日時 2011年10月25日(月)
- 場所 川俣町体育館合宿所 とれんぴあ(福島県川俣町)
(飯舘村HPより)
Q: 除染を計画的に進めるのはありがたいが、今まで試験的に除染をした場所、どのように推移しているのか。また、山の針葉樹を除染しない限りは、家屋を除染してもすぐに戻ってしまうということを聞いたので山の除染はどうするのか。
A: 山を除染しないと2次汚染が心配されが、山から始めるとなると20年も先になってしまう。従って、家を除染するにあたっても、その周りもかなり広く除染をする考え。また2次汚染対策として1回除染してそれで終わりにはならないと思う。
さらに、年内に草野地区でモデル除染を予定している。そこでは400メートル四方を6億円か<けて除染をする。それにより今後いろいろなことがわかってくるので、それをもとに年内に、年内が無理なら来年と除染を進める予定。
Q: 仮設住宅、借上げ住宅の支援の差を感じる。
A: 今までは区長さんにお願いし、全戸に配布ということが可能であった。しかし今は全体の7割の戸数が借上げ住宅にばらばらに入っている。そこを1軒1軒届けることは不可能。これからは取りに来ていただける時を設定し、お知らせしたい。
Q: 確かに山からやれば時間はかかるであろうが、できるだけ早く帰れるように努力をお願いす
る。支援物資は連絡をいただければ欲しい人は取りに来る。
A: わかりました。
Q: 除染作業は相当大変。ましてや山はもっと大変。山は土をとったらだめになる。田畑も土をとった後は客土するのか。農地は今まで基盤整備や土づくりに長い年月をかけてきた。その手間
と苦労を今後どうしていくのか。目に見える形で示していただきたい。
A: 除染は我々も初めてで、とまどっている。これから手順を踏まえ決めていく。すぐに決められない。除染を目に見える形でという話があった。国のモデルで進める予定。その中で作業の実証をする。
Q: 若い人たちは2、3年経つともう新しい生活基盤を作り、村には帰ってこない。小さな子供たちがいる家庭はなおさら。
A: 離村の道を選ぶ場合も、人の復興に重きを置くということであれば、それを支援することも考えている。復興プランにも一番に「いのちを守る」とうたっている。その中に村を出て行っても生き生きと暮らす。残っても生き生きと暮らす。どちらもありだと思う。村長はただ村を残すために皆さんを犠牲にするのかという声も聴くが、そうではなく、村民一人ひとりの復興を重視した考えだ。その考えを第一に復興プランを作っていく。そのために放射能の勉強をすることも大事だととらえ、今後リスクコミュニケーションとして放射能について勉強する機会を提供する予定。
Q: 子供たちに聞くと、学校では10年以上帰れないと言っているそうだ。そんなにかかる状況で帰村するという考えは甘いと思う。
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