2012年6月15日(金)、衆議院第二議員会館で、「「さようなら原発」一千万人署名市民の会 記者会見」が行われた。
さようなら原発一千万人署名に取り組む大江氏ら4人は15日11時30分ころ、首相官邸を訪れ、野田首相あてに約750万人分(15日現在)の署名を提出した。
(IWJ・遠田)
2012年6月15日(金)、衆議院第二議員会館で、「「さようなら原発」一千万人署名市民の会 記者会見」が行われた。
さようなら原発一千万人署名に取り組む大江氏ら4人は15日11時30分ころ、首相官邸を訪れ、野田首相あてに約750万人分(15日現在)の署名を提出した。
■ハイライト
官邸には、呼びかけ人の大江氏や内橋氏、鎌田氏、澤地氏が訪問。鎌田氏は署名提出の際に面会した藤村官房長官について、「友好的だった。政治家はきちんと意見を聞いてくれる」としつつも、「再稼働の動きをどう止めたらよいかわからない」と活動の難しさに言及、「この運動は年配の人が多く、疲れて諦めてしまえば風船の空気がしぼんでしまうようだ。集会などを継続し、若者が参加してくれる状況にしたい」と語った。
氏らは、大飯原発の再稼働問題についても発言。大江氏は「福島原発事故で国民の意識が原発のない社会へと方向転換したが、再稼働はそれをなかったことにしてしまう。私は全力で反対する」と考えを示し、内橋氏は「今後のなし崩し的な再稼働の一歩になる」と危惧、鎌田氏は「政府と立地自治体でキャッチボールをやって、責任が曖昧になる」と強調した。
また大江氏は「福島原発事故は日本人に強い影響を与えたが、そのことが政治家への1票に反映されない恐れがある」と選挙の大切さを訴えた。