文化放送「夕やけ寺ちゃん活動中」 2012.6.11

記事公開日:2012.6.11取材地: 動画
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(IWJ・遠田)

 2012年6月11日(月)、文化放送にて行われた、「夕やけ寺ちゃん活動中」生放送の模様。

■ハイライト

  • 出演 寺島尚正氏、森崎友紀氏、孫崎享氏、岩上安身
  • 日時 2012年6月11日(月)
  • 場所 文化放送(東京都港区)

 岩上は原子力発電所の再稼動問題について、「政府が強硬姿勢を示していることから、再稼動は電力の問題ではない。強い国家意思が働いている」と原発を隠れ蓑に技術開発やプルトニウムを蓄積してきた背景を挙げた。その上で「原発の導入時から、核武装の思惑が働いているとの指摘がある。それが本当ならば議論すべき」と述べた。

 また、元外交官で作家の孫崎氏がゲストで出演。東京都が尖閣諸島の購入を検討していることについて、「石原知事は尖閣諸島問題で国の対応を批判しおり、何らかの行動を取るだろう。そのことで日中関係に問題が起きたら、都は外交的な責任を負えず、国防上の対応も取れない」と批判した。

 東京都が尖閣諸島を購入すれば「日中関係は極めて重大な危機に陥る」と丹羽宇一郎中国大使が英紙のインタビューで発言したことについて、「中国の出方を分析し、危険性を指摘することは大使としての責務」と解説した。

 尖閣諸島をめぐる歴史については、「1985年以前は日本領ではなく、清や明の時代は彼らの支配地域だった。一方的に日本が正しいとは言えない」としつつも、日本が実効支配している現状では「武力紛争にならないように、永続的に実効支配を続ける知恵を出す必要がある」との考えを示した。

 コマーシャル中には、日本の安全保障問題が話題に上った。孫先氏は尖閣諸島で緊張状態を作るべきではないと強調し、岩上も日本や中国、アメリカの力関係から、日本にとって戦争をしない選択肢が良いと応えた。

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